|
┏-Magazine from Spatialist
Club━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
2006.12.16
◇ スペーシャリスト メールマガジン 特別号 ◇ vol.1 β版
発行元：スペーシャリストMM事務局
http://www.capnet.jp/spatial/
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
INDEX ： ＊ニュース ＊報告記事 ＊イベント情報 ＊コラム ＊本/Webの紹介
============================================================================
このたび「スペーシャリスト メールマガジン」を発刊することになりました。
スペーシャリストMM（メールマガジン）事務局に株式会社 五星の神原さんと私田中
が任命され、神原さんにシステム廻りを私が内容について分担してβ版を作成してみ
ました。正式には来年1月からスタートする予定ですが、今回はβ版としてスタイル
や内容をメンバーの皆さんに問う形で発刊いたします。スタイルはシンプルをモットー
にし、内容は上記のINDEXのようなものを盛込むことにしました。メンバーの何人から
ご意見も頂いていますが、先ずは拙速でスタートし徐々に改善していきたいと考えてい
ます。基本的にはメンバー参加型をメインにしたいと思っておりますので、皆さん積極
的にニュース、コラム、イベント情報の提供のみならず、執筆をお願いしたいと思いま
す。どうぞご意見をお寄せ下さい。
■ ニュース
＊ 「地理空間情報活用推進基本法案（NSDI:National Spatial Data Infrastructure)
が議員立法により今国会で審議中である。主内容は基盤地図情報の整備・流通と準天
頂衛星の実用化の研究で、法案が成立すれば3ヶ月以内にこの法律の基本計画を策定、
実施に移行する。基盤地図情報の整備・流通の主管は国土交通省国土地理院となる。
＊ また国土地理院では、上記基本法の成立に伴い「基盤情報整備に係る技術基準
作成」、「測量法の改正」等の作業を行っている。測量法の主要な改正条項は「基
盤地図情報の整備・流通」を進めるために29条の複製承認、30条の使用承認、43
条・44条の作業成果の利用・流通を促進するための法的手続きあり方など現在のも
のより緩和される方向である。
＊ 社団法人 日本測量協会は2004年にそれまでの「測量継続制度」を改め「測量継続
教育（CPD)制度」を開始し、関係団体の主催する講習会等を受講した技術者・研究
者の自己研鑽履歴を登録・証明する「測量技術者継続教育証明制度（SUCCESS)」を
運用してきた。相互協力している団体は2004年8月に発足した「測量系CPD協議会」
メンバーのうち日本測地学会、日本写真測量学会、日本国際地図学会など3団体と日
本建設情報総合センター、日本地図調整業協会、日本測量調査技術協会など3団体、
測量協会を加えた計７団体であったが、このほど全国測量設計業協会（全測連）が
加わり歩調を合わせる運びとなった。
＊ 現在、CPD登録技術者は4,700名強、「測量技術者継続教育証明制度（SUCCESS)」
利用機関は83機関で、毎月のアクセス数は約300件、今までに延べ8,600件のアクセ
スがあった。全測連の参加により全測連・県測協を通じてさらに各自治体にこの制
度の活用を呼びかけ、利用機関を増やす方針である。同時にSUCCESSは技術者の情
報（自己研鑽履歴）と企業情報をあわせもったシステムであり技術者を抱える企業
にも登録を呼びかけている。
■ スペーシャリストクラブ 報告記事
＊ 11月28日測量会館で平成18年度の「スペーシャリストの会」総会が開催された。
＊ 総会では、平成18年に日本測量協会が行った「空間情報総括監理技術者」とし
て認定された24名が新たに正会員として認められ、当会のメンバーは計47人とな
った。なお今年度は役員改正はないので、引き続き現行役員が就任した。ただし、
平成18年度会員となったメンバの中から選出される年次代表幹事は、�螢僖好海�
林 義政氏が選任された。
＊ 平成18年度の事業計画として
(1) 教育普及および出版企画等を策定するための委員会が設置された。メンバー
構成は役員＋委員で、詳細は次のとおりである。
瀬戸島政博、高 泰明、住田英二、神原孝行、望月貫一郎、林 義政、
津留宏介、 池田晃三、土方 聡
(2) 会員相互の情報交換、対外的広報を目的としてメールマガジンの発行を決め
た。担当メンバーは、�蠍淦韻凌生狭Ч圈�日大の田中邦一の2名で、月1回発行を
めざす。
■ イベント情報
＊ 日本測量協会は、平成19年 6月20日〜22日パシフィコ横浜で開催予定の「測量・
設計システム展」の展示会への出展希望者を募集している。
＊ 同協会は、少壮気鋭の技術者・研究者に毎年、技術奨励賞贈っているが、今回も
平成19年測量技術奨励賞受賞候補者を募集（締切 平成19年 2月15日必着）ならび
に応用測量論文集 掲載論文も募集している。（締切 平成19年 2月15日必着）
＊ 日本大学大学文理学部シルクロード展（シルクロードの風・水・人〜日本に至る
遥かな道〜 ）が東京都世田谷区の日本大学文理学部・百周年記念館で平成18年12月
5日〜25日まで開催されている。（問合せ；日本大学文理学部 庶務課03-3329-1151 ）
＊ 日本測量協会主催の賀詞交換会が、2007年1月10日（水）午後5時30分より、
文京区後楽1丁目の東京ドームホテル地下１階オーロラの間においてが開催される。
■ コラム
「空間情報サービスネットワークへの期待」
この度「スペーシャリストの会」のメールマガジンを発行するに際し、共同編集者
の田中様から栄誉ある第１号のコラムの執筆を拝命しました。ご当地自慢（さぬきう
どん）でも、とも思いましたが、当会の中では、数少ない地方企業出身者ですので、
その視点から、今後の空間情報に関する期待などをまとめてみました。
私が空間情報分野に足を踏み入れたのは15年ほど前のことです。その当時「近い将来、
この空間情報をベースにした、新しい地方行政マネジメントの始まる日が来る」と強く
感じたことを覚えています。ところが、現在に至っても当時感じたようなことは十分に
実現できていないように思います。空間情報は、地域貢献・社会貢献のために不可欠な
データベースです。一方で、このデータベースの構築・維持及び応用利活用の分野で顧
客を利益に導くには、複数の地方企業の連携や大手企業と地方企業のコンソーシアム、
顧客との共同研究などのサービスネットワークの形成が肝要ではないでしょうか。
このことを医療に例えると、地域企業は、町医者であり大手企業は大学病院のような
ものだと思っています。私たち町医者（地域企業）は、患者（顧客を患者に例えるのは
少々失礼かもしれませんが）の生い立ちや、身体のことを知り尽くし、日常の相談や健
康指導に努め、高度な医療技術や高額な医療設備が必要な場合には、大学病院等（全国
区の大手企業）と連携して、十分な対応を行うといった体制が必要と考えます。
地方行政の予算措置は、年々厳しくなっています。この時代こそ、本当に地域住民の
幸せに結びつくような、実質的な付加価値を生み出す空間情報サービスの提供が急務で
す。空間情報分野が、価格競争のみのレッドオーシャンに突入するのではなく、その付
加価値と地域貢献を通じて脚光を浴び、希望に満ちた若いエンジニアがこの分野にあこ
がれるような、そんなブルーオーシャンが、この「スペーシャリストの会」の活動から
展開できれば幸いと考えます。（株式会社 五星 神原孝行）
■ 本／Webの紹介
＊ 「和算を楽しむ」佐藤健一著（ちくまプリマー新書）････和算の歴史が平易に
書かれている。班田収受を実行するために養老令で算博士2人と30名の算学生に算
術を教え、卒業すると班田司に任命した。そのうち20名の算師の名前が載ってい
る。このほか、塵劫記のことや関流の数学者の話など面白い。(田中邦一）
============================================================================
＜アンケート＞
☆ タイトル（題名表記部分）
１ 良い ２ 改良した方が ３ その他意見
（２，３に○をつけた方は、ご意見を書いてください。
☆ INDEXの表記について（なお、INDEXは記事がない時はその項目を削除します）
１ 良い ２ 改良した方が ３ その他意見
（２，３に○をつけた方は、ご意見を書いてください。
☆ 次のような意見があります。あなたの考えはいかがですか？
� ，泙困浪餔�紹介記事（転職者には心境を語ってもらう等）
１ 賛成 ２ 反対 ３ その他意見
また、あなたの番になったら書いてくれますか？
１ 書きます ２ 書けません ３ その他
�◆／珪ι覆箍甬酣�度の特出的な業務紹介
１ 賛成 ２ 反対 ３ その他意見
また、あなたの番になったら書いてくれますか？
１ 書きます ２ 書けません ３ その他
�� 特定課題について何人かの人を指名して論説してもらう
１ 賛成 ２ 反対 ３ その他意見
また、あなたの番になったら書いてくれますか？
１ 書きます ２ 書けません ３ その他
☆ その他、このβ版を見て思ったことなどより良いMMにするために貴方のご意見を
書いて返信してください。
───────────────────────────
All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist
Club
掲載記事の無断転載、転用、編集はご遠慮ください。
───────────────────────────
|