| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.103 | 発行日時：20015年7月27日19時15分13秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 20015年7月27日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.103 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（鈴木浩二） ＊企画委員会・各支部活動報告（大伴真吾）（宮坂聡） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（落合修） ＊新会員のコーナー（川上崇、戸村健太郎、谷口理恵） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（鈴木浩二） ＊測量協会からのお知らせ（小林俊雄） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 5月末から7月にかけて学会や発表会が多く開催されました。学会や発表会は、同業の方 々と意見交換できる技術研鑽の場であり極力参加したいのですが、忙しさにかまけて中部 地方にこもっております。 7月は試験シーズン。昨年は8月3日に実施された技術士試験が、今年は7月19・20日と空 間情報総括監理試験の直前となりました。技術士試験は筆記メイン、空間情報総括監理は パソコンを使用と違いはありますが、どちらも専門技術力に加え文書構成能力を問われる 試験です。受験生の方は、キーワード・短文・文書作成・推敲と忙しない日々を送られて いることかと存じます。 日常生活では、「梅雨末期の集中豪雨」という言葉に代表されるように豪雨災害が気に なる頃です。鹿児島県鹿屋市では、6月の降水量が平年の2倍を超える約1,200mmを記録し ました。各観測所から毎年のように「観測史上最多」という言葉が聞こえてきます。いつ まで記録が伸びるのでしょうか？関東でもゲリラ豪雨による通勤ラッシュへの影響や地下 空間への浸水被害等、心配な日が続きます。 ゲリラ豪雨が流行語となった2008年には129回の発生回数であったのが、2013年には 3,000回近く発生しました。観測機器の配置等の影響もあるかと思いますが、これほど増 加してくると「常襲豪雨と呼ぶべきではないか」と思います。そういえば、最近はゲリラ 豪雨という言葉を耳にする機会が少なくなったような気がします。調べてみると、ゲリラ 豪雨は気象的な用語ではないことから、気象庁が使わないように勧めているとのことでし た。最近は「局地的大雨」という言葉が使われているようです。大雨と豪雨では、受け取 り側の印象が少し違うような気がしますが、豪雨を使用する場合は「集中豪雨」という言 葉があるため、基準（時間雨量）に基づいて使い分けているようです。 異常気象の増加は、それ自体が増加していることにもよりますが、通信・観測技術が発 展したことにより、今まで捉えられなかった現象が確認可能になったことにも一因がある と言われます。とはいえ、気候モデルからの今後数十年・数百年の予測では、現在よりも 異常気象が増加すると考えられています。地球規模の気候変動への取り組みでは様々な施 策が検討され、一個人としても考えさせられる部分が多々あることを痛感します。 避けられない気候変動に対応して、今後社会基盤をどのように維持・管理、整備してい くか。何となく試験ネタっぽくなってしまいましたが、地理空間情報＋専門技術をコンサ ルティングする立場から我々の果たすべき役割は、ますます増大することかと思います。 （鈴木浩二：中日本航空） ＜編集よりお知らせ＞ 8月号の担当は、早川和夫さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略） ◇「スペーシャリストの会」企画委員会(平成27年7月) 議事録 日 時：平成27年7月9日（木）13：30〜15：30 場 所：日本測量協会5F 第2研修室 出席者：林、岡本、大伴、池田、津留、秋山、望月、島田、小林（事務局） 欠席者：瀬戸島、住田、鈴木、早川、神原、藤井、中舎、福田、田中、大山 議事項目 1.前回の議事録の確認 3-2の「予稿集2000円、SP/GM会員は1000円で全員配布」を「予稿集はSP/GM会員に対し ては無料で配布」に修正する。 2.報告事項 (1)各支部活動報告 �‥豕�支部 ・7月30日にアジア航測にて開催する。 ��他支部 ・報告事項なし (2)MM誌の記事等について ・福田編集長より「MM誌の記事等は新会員コーナーで入院等により当該月に執筆できな い会員もいたが、担当月を入れ替えて予定通りの原稿数で発行している」との事前報告 あり。 (3)「空間情報技術事例報告集」への投稿要請 ・ 引き続き投稿をお願いする。 (4)空間情報総括監理技術者試験 ・101名の応募があったが、昨年度比では10名減である。 ・総会及び懇親会の経費について、事務局から報告があった。 (5)「空間情報技術事例報告集」への投稿要請 (6)その他 �．ぅ離戞璽轡腑鸞膕颪砲弔い� ・全体で505名参加応募があった。 ・SP会は239名中64名参加（参加率26.8%）、GM会は135名中28名参加（参加率20.7%）。 �⊇�性委員会の発足について ・今のところ、SP会との連携はない。 3.討議事項・要請事項 (1)月刊「測量」スペーシャリストの会コーナーの執筆(毎号)の確認と企画 第16弾「失敗から学ぶ」の執筆担当は、次の通りである。 ・第1回 朝日航洋 担当：杉森氏、責任者：秋山氏 ・第2回 国際航業 担当：大石哲氏、責任者：大山氏 ・第3回 アジア航測 担当：真壁氏、責任者：池田氏 ・第4回 パスコ 担当：林氏、責任者：岡本氏 ・第5回 朝日航洋 担当：鈴木清氏、責任者：秋山氏 ・第6回 住田副会長に確認する。 第17弾のテーマについて議論を行った結果、次の4つのテーマが挙げられた。 ・コンプライアンス：技術者倫理など。 ・海外：書ける人がいるか？ 「世界を駆ける測量人」と内容がかぶる。 ・民間ビジネスから学ぶ：守秘義務の関係で書きにくいかも、公的業務との違いでもよ い。 ・空間情報表現：どのように情報を伝えるか。 以上の議論を参考に、次回の委員会で決定する。 (2)2015年度新規出版物の企画（測量系技術者のための技術士合格への道 改訂版） 出版企画の趣旨は次の通り。 ・ねらいは前回と同じであるが、対象は建設部門に絞る。 ・SP会全員参加ではなく、新制度で合格した人を執筆者に入れる。 ・10月末くらいを目途に執筆、最終校正は年内、2月末に刊行を目指す。 ・体裁は持ち歩ける程度のものを目指す。 ・構成は第2部。第6章、7章が前回と違う。他の資格取得の項は、削除する。 ・制度が変わっているので、基本的には前回のものからは書き直しになる。 ・7.2選択科目対策については、執筆者案を作成したが本人の同意はこれからである。 議論の結果、 ・目次については、目次案の通りで了承する。 ・7.2選択科目対策の執筆者案は、次の通りに変更する。 アジア航測 戸村氏を河川砂防へ。 朝日航洋 福田氏は河川砂防からは外す。 国際航業 富田氏は外す。 ・河川砂防及び建設環境については、各社SP会に関わりなく新制度で合格した方を推薦い ただく。 ・地方計画・都市計画及び道路については、メンバーを追加、新制度合格者ともに推薦い ただく。 ・章の責任者ついて、岡本氏から担当案を示す。 ・各社の責任者は、次のとおりとする。 国際：島田氏、アジア：池田氏、パスコ：岡本氏、朝日：福田氏（窓口は秋山氏）。 ・各社の責任者は、執筆候補者に同意を得るようにすること。 4.その他 (1)SP会総会について ・10月23日（金）13:30〜20:00（懇親会含む）測量年金会館で行う。 ・10周年記念大会になると思われるが、企画については未検討。企画を各自検討し、メー ルにて林副会長に送る。その後林副会長から瀬戸島会長、住田副会長に相談する。 (2)イノベーション大会について ・反省会を行う必要がある。 (3)カレンダー作成について ・SP会の年間スケジュールを作成すべきである。 (4)次回SP会企画委員会 ・9月25日に開催する。 （大伴真吾：朝日航洋） ◇「スペーシャリストの会」中部支部第33回会議 議事録 日 時：平成27年6月19日(金) 15：30〜17：30 場 所：オフィスパークCHUTO ホール 会議室803（名古屋市中区栄4-16-29 中統ビル） 出席者：外山、渡邊、小川、内海、鈴木、坂口、鵜飼、宮坂、廣瀬、白川、黒岩、 崎山、佐々木、田代（事務局）、石野（事務局） 欠席者：早川、筒井、柴田、大塚、前田、近藤、松岡、片桐、松永、湯川、安藤、 小野、橋爪、岡本、横井 議事項目 1.検討項目 (1) 平成27年度の講習会について �ー＿鵑痢�G空間ほっとセミナーin中部」の実施について ・年2回を考え前回4月に実施したので、次回は下期とする（10月を想定）。35回の定例 会と兼ねる。CPD対象とする。 ・講師はSP会1名、外部1名とし、外部は大学などから選定する。 ・外部講師についての謝礼はSP会から出す。 ・会場（40人程度）は、中部支部で準備可能、名古屋市公会堂なら安い。 ・正式な日程は会場の都合も考慮し、10月後半で日程を調整する。 ��愛知県の建設事務所への講習会について ・昨年は実績なし。 ・今年は県の建設事務所にパスコが案内を行っているが、まだ反応がない。県は航測より 実測に興味がある。 ・説明用の資料を作って再度案内する。（担当：佐々木氏、鵜飼氏） (2)8月の現地研修について �ヽ萋鞍颪�らの支出の是非について ・予算上の制約（年間5万円限度）と、この他に2回の講師代及び会場費が必要となること から、手土産代については予算的に可能なら支払うこととしたいが、セミナーの会場費 で年間数万円必要なことから実現は厳しい。 (3)その他 �…衫祺餤蝶�催日時（案）（第3金曜日を基本） ・ 第34回8/21or28、第35回10/16、第36回12/18、第37回2/19、（第5回総会4/21or28） ��定例会議開催会場（案） ・会場は原則中統ビルで開催することとする。ただし、10月は「G空間ほっとセミナーin 中部」の開催と兼ねることとし、会場は名古屋市公会堂を軸に調整し、日程は会場の都 合を優先する。 2.報告事項 (1)中部支部 事務局長の変更と紹介 ・前事務局長の田代氏、新事務局長の石野氏より退任と新任の挨拶があった。 (2)新規加入者の紹介 ・日本海航測株式会社 技術部 空間計測グループ 横井 勇 氏（Isamu YOKOI） ・〒921-8042 石川県金沢市泉本町2 丁目125 番地 ・TEL:076-243-0811（代表） FAX:076-243-0822 ・Email: i-yokoi@nihonkai.co.jp ＊本日は欠席 (3)会則変更の報告 （変更前） （会員） ・第4条 本会の会員は、愛知県・静岡県・岐阜県・三重県に事務所、勤務先または住居を 有する正会員をもって構成する。正会員は、会の決定事項に議決権を有する。 ・2 本会は、必要に応じて顧問を置くことができる。 （変更後） （会員） ・第4条 本会の会員は、愛知県・静岡県・岐阜県・三重県に事務所、勤務先または住居を 有する正会員及び本会に入会を希望する正会員をもって構成する。正会員は、会の決定 事項に議決権を有する。 ・2 本会は、必要に応じて顧問を置くことができる。 (4)8月現地研修の予定について �� 開催内容 （8月17日） ・東富士演習場内の抜川調節池（アースフィルダム）の建設現場見学と現場事務所での意 見交換会（参加予定者：8名） （8月18日） ・富士火力演習第1回予行の見学（参加予定者：13名） 3.今後の予定 (1) 定例会議時の発表者と書記について 以下の通り、小川支部長より提案があり、了承された。 �‖�34回定例会議 ・日時：平成27年8月21日or8月28日 ・場所：未定 ・発表者：湯川氏 ・書記：廣瀬氏 ��第35回定例会議（G空間ほっとセミナーin 中部と同日） ・日時：平成27年10月 ・場所：名古屋市公会堂（予定） ・発表者：鵜飼氏 ・書記：安藤氏 �Ｂ�36回定例会議 ・日時：平成27年12月18日 ・場所：未定 ・発表者：宮坂氏 ・書記：小野氏 �ぢ�37回定例会議 ・日時：平成28年2月19日 ・場所：未定 ・発表者：廣瀬氏 ・書記：橋爪氏 �ヂ�38回定例会議（第5回総会、G空間になる予定） ・日時：平成28年4月21日or4月28日 ・場所：未定 ・発表者：小野氏 ・書記：白川氏 4.勉強会の開催 下記の2名の発表があった。 (1)発表者：坂口氏 ・題目：「河川・砂防関連で関わったシステムのご紹介」 (2)発表者：鵜飼氏 ・題目：「写真測量学会のUAV 安全運用の手引き」 （宮坂聡：中日本航空） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ 株式会社パスコの垣内さんからバトンを受けました、国際航業の落合です。前号のエッ セイは「タブレット端末による技術革新」についてのお話でした。ICTは目に見えて急速 に進化しており、最近ではモノのインターネット（Internet of Things : IoT）という言 葉が私たちの仕事の中でも度々使われるようになっています。ソフトバンクのロボット 「pepper」君も販売され、売れ行きも好調のようです。一方で、Appleウォッチは苦戦し ているようですが。これからIoTの世界がさらに広がり、あらゆる“モノ”たちが通信媒 体となり、あらゆるところに情報の種が撒かれることになります。 私たち地理空間情報を扱う者にとっては、それらの“モノ”たちがどこでどのようなビ ッグデータを蓄積しているのかをキャッチし、それらを活用したビッグビジネスに繋げて いくことができるチャンス到来ということになるのではないでしょうか。いかに多くのア イデアを考えることができるか、夢が広がりますね。 次回は、最近まで私の2つ隣に座っていた弊社の高木久氏にバトンタッチします。よろ しくお願い致します。 （落合修：国際航業） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2015年 7月号 川上（日建技術コンサルタント）、戸村（アジア航測）、 谷口（国際航業） 8月号 杉森（朝日航洋）、横井（日本海航測） 9月号 兼子（パスコ）、金久保（サン・ジオテック） 10月号 下鳴（アスコ）、安海（朝日航洋） 11月号 坂元（パスコ）、西村（パスコ） 12月号 鈴田（朝日航洋）、中西（写測エンジニアリング） 2016年 1月号 青木（パスコ）、富田（国際航業）、板野（パスコ） ◇コラム「人工知能ブーム」 今ＩＴ業界は、第３次人工知能ブームです。将棋ではコンピュータが人間に勝ち、写真 画像からは猫の識別が可能になり、グーグルの自動運転技術は今年公道テストを開始し、 金融市場ではコンピュータによる取引が人間による取引を上回り、法律分野では訴訟時の ドキュメントレビュー（証拠閲覧）支援に人工知能を用いています。 ですが、本当の人工知能が完成するのは、まだまだ先のことだそうです。それは、人間 の認識、行動、思考の原理がまだ解明されていないからです。 このような本を最近読んで、今後GISがどうなっていくのか考えていました。人工知能 を持ったGISが登場するのでしょうか？そのためには、もっと、利用する人間側の空間情 報を認識する原理を解明する必要があると考えます。人間は「木」を見て、これが「木」 だと、「道路」を見て、これが「道路」だと、どうやって認識しているのでしょうか。 さらに、今後の情報化社会では、管理していく情報量は膨大なものとなります。これら を情報システムでどう表現していくかなど、まだまだ勉強して行かねばなりません。利用 者に本当に喜んでもらえるGISを目指して、これからも精進していきたいと思います。 （川上崇：日建技術コンサルタント） ◇コラム「地図との出会い・・・」 2014年度に入会しましたアジア航測の戸村です。会社では主に川に関する調査・設計業 務に従事しています。今回、空間情報総括監理技術者となりましたが、この会を通じてよ り知識を高めていきたいと考えておりますので、ご指導の程よろしくお願いいたします。 さて、私の地図との出会いは、大学時代に山歩きを始めたことでしょうか。それまで地 図を買うこともなければ、ルートを確認しながら目的地まで辿り着くなんてこともありま せんでした。研究室では、プラニメータを片手に25000の地形図を読図するなど、すっか り浸透しました。こうした経緯から、今の会社にお世話になっている次第です。 今ではインターネット地図やカーナビ、ハンディGNSSなど、どんどん地図の電子化が進 んでいます。またGNSSが内蔵されているカメラも普及してきたことから、写真整理なども 便利になりました。 しかし、プライベートの思い出を残すには、紙の地図が一番ではないでしょうか？ 私は今でもプライベートでドライブや山歩きをするときには、紙の地図を愛用し、ルート や登頂日などを手書きして本棚にしまっています。皆さんもたまには紙の地図を片手に、 地図に旅の記録を残してはいかがでしょうか。 （戸村健太郎：アジア航測） ◇コラム「不自由になって分かること」 2014年度に入会しました国際航業の谷口です。よろしくお願いいたします。本来は3月 に執筆予定でしたが、骨折で1ヶ月入院する羽目になり、ご担当の方にはご迷惑おかけし ましてすみませんでした。 1ヶ月間松葉杖の生活を送りましたが、位置情報のサービスや屋内測位の必要性を身を もって感じた1ヶ月でした。首都圏の鉄道駅のほとんどにエレベータが設置されており、 駅そのものは安心して利用できるのですが、大規模な駅での別の鉄道会社の乗り継ぎや地 下街から地上の利用となると、事前に情報収集も難しく、駅の職員は改札の外の情報はよ く分からない、結局松葉杖で彷徨うということが何回もあり、情報が不十分で弱者にやさ しくないと感じました。 オリンピック・パラリンピックの開催により、バリアフリーの位置情報提供も一般化す ることと思います。これは、高齢社会を迎える日本には、いい契機でもあります。自分が 将来高齢者になる頃は、さらに安心な社会になっていることでしょうが、元気に出かけら れるよう健康第一も心がけたいと思います。 （谷口理恵：国際航業） ■空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 等 ◇日本のジオサイト 脇田浩二・井上 誠共編 オーム社 定価：(本体2,800円+税) 著者の一人、井上誠氏がDEMデータを解析し作成した傾斜量図を使用し、特徴的な地形 ・地質との関係が説明されている。本人と話をする機会があり、傾斜量図が表現するもの について議論させていただいたことがある。とはいえ、井上氏は学生時代から社会人の多 くの時間を地質に関する業務に携わり日本全国の地質を熟知しているため、素人の私とで は議論にもならなかったのですが・・。地形を表現するためのメッシュデータの可視化に 関しては各社が取り組まれていますが、地質的な視点から地勢や微地形に特化した表現と 地質図の対比、加えて地形の生業を説明された文書や写真は各地方の特徴を覚えるのに参 考となる1冊です。 （鈴木浩二：中日本航空） ＜編集よりお知らせ＞ 8月号の担当は、大山容一さんです。 ■測量協会からのお知らせ ◇公益社団法人日本測量協会から重要なお知らせ 【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要にな ります。 《更新条件》 ☆平成22〜23年度までの認定登録者は、25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 ※平成22年度認定登録者は、平成27年10月登録更新(第1回更新)・25ポイント/5年 ※平成17年度認定登録者は、平成27年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に適 用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、信頼 性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新たな展 開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展開性）と いう視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿ください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） ☆公共測量成果検定における指摘事項事例集 ☆「測量系技術者のための技術文章分析のコツ」平成27年6月6日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2.htm （小林俊雄：日本測量協会） ■編集後記 「測量・地理空間情報イノベーション大会」と「測技協技術発表・特別講演会」に参 加しましたが、今年はUAVが大きく取り上げられていました。現在、フィールドでの実証 飛行があちこちで行われつつあり、また法の整備が進めば活用はむしろ進むと言われてお り、今後1〜2年間でUAVの技術開発とその活用は大きく進展すると思われ、当分は目が離 せない状態になりそうです。 （編集委員長：福田） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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