| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.122 | 発行日時：2017年2月21日0時26分36秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2017年2月21日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.122 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（瀬戸島政博） ＊企画委員会・各支部活動報告（石森伸、住田英二、小川孝之、西村芳夫、來山尚義） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（田澤和彦） ＊新会員のコーナー（黒澤章太郎）、（横田宏行） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（林義政） ＊測量協会からのお知らせ（小林俊雄） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ “第４次産業革命”への牽引となる地理空間情報とその利活用 内閣官房は、今月1日に「地理空間情報活用推進基本計画案」（第３期基本計画案）につ いてのパブリックコメントを開始した。意見募集は今月21日までとされている。 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、世界最高水準の地理空間情報高度活 用社会（Ｇ空間社会）の実現をめざすことが大前提で、地理空間情報を“第４次産業革命 ”のフロントランナーと位置づけ、防災、物流、生活環境、地域創生、さらには海外展開 など幅広い社会での実装を強調している。 この計画案では、わが国のめざすべき姿として、�／邑�減少・高齢社会における安全・安 心で質の高い暮らしへの貢献、�∈匈欧剖�く持続可能な国土の形成への寄与、�Ｃ楼荵唆� の活性化、新産業・新サービスの創出、�っ詫�空間情報を活用した技術や仕組みの海外展 開、国際貢献、などの４本柱を掲げ、高精度で利用価値の高い地理空間情報をリアルタイ ムに、しかも高度に活用するための基盤と環境を整備する方針のようだ。 さらに、この計画案では世界最高水準のＧ空間情報社会の実現のために、重点的に取り組 むべき施策（「シンボルプロジェクト」）を選定している。このシンボルプロジェクトに は、「i−Constructionの推進による３次元データの利活用の促進」や「地理空間情報とI TCを活用した林業の成長産業化の促進」などの13の重点施策が選定さている。 第３期基本計画案でも、現在の潮流であるi−Constructionにおいても、その基盤となり 、市民生活や経済活動の最上流に位置する地理空間情報を収集し、解析し、纏め上げてい くのは測量・地理空間情報界である。そして同時に市場ニーズに適した三次元データ化の ためのトータル技術、ユーザーに提供する三次元データのコーディネート、マネジメント 、コンサルティングなど、多様な役割と地理空間情報の有益な利活用に対応できるが空間 情報総括監理技術者ではないか。今、その舞台は整えられ、いよいよ主役の登場が待たれ ている時ではないか。 （瀬戸島政博：日本測量協会） ＜編集よりお知らせ＞ 3月号の担当は、住田英二さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部の活動報告 ��2017年1月27日（金）イブニング・セミナー Web受講済み 10名程度 『国家と測量』第2回戦前の測量と陸地測量部 �� 年度末繁忙期のため、協議日程は未定：参集延期状況 ※関西支部の方々との意見交換を継続中 ��3月3日■第 48 回「地理空間情報イブニング・セミナー」ＵＡＶと 3D 技術（東京開催） 〜i-Construction のための UAV 技術〜 を東北支部にてweb聴講準備 （石森 伸 東北支部長：国際航業） ◇東京支部活動報告 SP会主催による第五回技術士第二次試験受験対策勉強会の開催の案内 拝啓 ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。 技術士資格の取得はコンサル系技術者のみならず、測量系技術者にとっても重要でありま すが、なかなか合格者を増やすことができないことが業界としても共通の課題となってい ます。スペーシャリストの会東京支部では、業界としても技術士資格取得を支援する必要 があると考え、昨年に引き続き今年も標記勉強会を開催します。 皆様方の御所属の企業の方々にご参加いただけます。ご希望の方がいらっしいましたら東 京支部住田までご一報お願いいたします。 住田のアドレス sumita@jsurvey.jp 記 １．日時：平成29年4月6日(木) 14時50分〜17時30分 ２．会場：株式会社パスコ本社会議室 〒153-0043 東京都目黒区東山1-1-2 東山ビル ３．受講対象者：スペーシャリストの会会員所属団体に所属の技術士第ニ次試験受験者（ 各社2-3人程度） ４．講師： スペーシャリストの会東京支部会員団体から最近の同試験合格者約8人 ５．講習内容： �ー�験部門の選択に関すること �⊆�験申込の書き方（特に720字で記載する業務経歴の書き方） �Ｉ�記試験対策 �ぜ�講生との意見交換 ５．参加経費：無料 ６．講習次第： ・セミナー概要 14時50分〜15時00分 日本測量協会 住田英二 ・対策講義� �15時00分〜15時15分（講演者調整中） ・対策講義�◆�15時15分〜15時30分（講演者調整中） ・対策講義�� 15時30分〜15時45分（講演者調整中） ・対策講義�ぁ�15時45分〜16時00分（講演者調整中） ・対策講義�ァ�16時00分〜16時15分（講演者調整中） ・対策講義�Α�16時15分〜16時30分（講演者調整中） ・対策講義�А�16時30分〜16時45分（講演者調整中） ・対策講義�─�16時45分〜17時00分（講演者調整中） ・フリーディスカッション 17時00分〜17時30分 ※ 進行役 住田支部長 （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （小川孝之 中部支部長：大興計測技術） ◇関西支部の活動報告 ��1月24日（火）「スペ−シャリストの会特別講演会（ＤＶＤ）視聴会」を開催、 総会不参加の会員を中心に会員外も含め20名程度が参加。 ��同日 日本測量協会関西支部賀詞交換会に５名程度参加。 支部役員の方々及び会員企業との情報交換及び懇親を行った。 （西村芳夫 関西支部長：アスコ大東） ◇中国・四国支部の活動報告 （１）平成28年度スペーシャリストの会中四国支部（第1回）総会 日 時 平成28年12月27日（火）13:00〜14:00 会 場 復建調査設計株式会社 会議室 出席者 11名（内、委任状提出2名） 議 案 1号議案 平成27年度 活動報告 2号議案 平成27年度 収支決算報告 3号議案 平成28年度 活動計画案 4号議案 平成28年度 予算案 その他報告事項 １）会員の入会・退会について ２）スペーシャリストの会特別講演会（DVD講習） 日 時 平成28年12月27日（火）14:00〜16:00 会 場 復建調査設計株式会社 会議室 参加者 15名 内 容 ��all@skyが意味するところ!! 中日本航空 代表取締役社長 柴田 拓 氏 ��技術者から地域中小企業の経営者へ タックエンジニアリング 代表取締役社長 安野 雅満 氏 測量CPD 2ポイント （來山尚義 中国・四国支部長：復建調査設計） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ 東日本総合計画の荒井さんからバトンを受け取りましたパスコの田澤です。 ここ最近のリレーエッセイは「運動」とか「健康」にまつわる話題が続いています。 私もちょうどこの原稿を書く直前にインフルエンザにかかってしまい復帰後、しばし浦島 太郎状態だった所、そういえば原稿があったと思い出し少しあわてた状態で執筆していま す。 近年歳のせいか風邪をひくと長引く傾向が続いてしまって、市販の風邪薬を飲んでも、 鼻水や咳がなかなか治らない状態が続いていた。ちょうどそんな時に品川区の現地調査の 仕事で、1週間程、現地に入ることになりました。暦も「大寒」で、鳥取県では大雪のた め峠で車中泊等のニュースが流れていた頃でした。現地調査では寒いのでトイレを利用す る回数も増えます。トイレはコンビニを使わしていただくケースが多いのが現状です。実 はこんな所にインフルエンザウィルスが潜んでいたのかなーと今では思い当たる節があり ます。予防にはマスクと手を洗うことといいますが、トイレに石鹸が無い場合もあるので 自分で除菌ができる用意があれば良かったかも知れません。現地調査は最終日だったので 翌日、病院の検査を受け、結果はA型でした。「明日から5日間は休まないとダメですよ」 と言われてしまった次第です。 これから先、年度末の繁忙期がやってきます。インフルエンザの予想では、今回の連載 がある2月の中旬から下旬がピークのようです。どうか上手に回避していただいて、元気 に繁忙期をしのいでいただけたら幸いです。 それでは次回は、ロードバイクをスマートに乗りこなすパスコの堀川和利さんにバトン をお渡しします。よろしくお願いします。 （田澤和彦：パスコ） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2017年 2月号 黒澤（かんこう）、横田（朝日航洋） 3月号 南口（朝日航洋）、最相（パスコ） 4月号 太井（パスコ）、滝沢（ナカノアイシステム） 5月号 吉田（アスコ大東）、遠藤（かんこう） 6月号 中津（パスコ）、清宮（パスコ） 7月号 早川（パスコ）、中島（パスコ） 8月号 内川（パスコ）、�睫據淵▲献�航測） 9月号 今西（アスコ大東）、松下（パスコ） 10月号 原島（東京地図研究社）、伊藤（国際航業） 11月号 伊藤（国際航業） 12月号 川村（アスコ大東） 2018年 1月号 中澤（西日本旅客鉄道） ◇コラム「ダイヤ改正」 ２０１６年に資格取得と入会しました、株式会社かんこうの黒澤章太郎と申します。歳 だけとっています新人ですが、どうぞよろしくお願いします。 毎年この季節、通勤に利用していますＪＲ大阪環状線内で「ダイヤ改正」の文字が、時 刻表広告、案内ポスターに目立ちます。 昨年は北海道新幹線の開業、一昨年は北陸新幹線の金沢延伸が話題になりました。今年は 華やかな話題は少ないようです。 過去の改正で印象的だったのが、昭和６３年１１月、国鉄最後のダイヤ改正でした。経営 基盤が脆弱な三島会社への資産注入、優等列車だけではなく各地ローカル輸送の体質改善 など、濃い内容の改正だったと記憶しています。とりわけ地元福知山線の全線電化、全国 からの寄せ集め車両でしたが電車特急の新設、新製普通電車車両の登場など、魅力的な改 正でワクワクしたものでした。ことを改めて正しくなれば良いのですが、改めることによ り悪くなることもある今の社会、難しく考えないことが良いのか？と、またまた、考えて しまいます。 （黒澤章太郎：かんこう） ◇「キーボードの中に」 空間情報を扱う上ではコンピュータの利用が欠かせない。入社当時はタワー型パソコン (PC)にブラウン管モニターを使用していたため、展示会に出展する時などは大型モニター の搬入や搬出作業に体力が必要であったことを覚えている。近年ではノートPCや手のひら に収まるスマートフォンも性能が向上したため、これだけでも用途によっては十分利用可 能である。 最近注目している製品を2つ紹介したい。1つは名刺サイズのスティック型PCで、液晶モ ニターやテレビに接続し、キーボードとマウスを接続すればWindowsの動くPCとして使用 できる。Webサイトやメールの閲覧、動画視聴等の用途には十分な性能である。もう1つは キーボードの中にPCの機能を詰め込んだキーボード型PCである。タッチパッドも付いてい るためテレビに接続するだけで大画面のPCとして利用できる。昔のMSXを彷彿させる姿形 だが、キーボードは大きなものでありその中に詰め込むことで省スペースな製品となって いる。ますます小型で便利になるコンピュータに振り回されず、使いこなしていきたい。 （横田宏行：朝日航洋） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 ◇「街道をゆく」シリーズ 全43冊 著者：司馬遼太郎：朝日出版 各数百円 本書は、今更、会員の皆様にご紹介するまでもありませんが、先日、帰郷した際、改めて 読んで、その地を訪れた時、このシリーズの素晴らしさを再認識しました。タイトルのと おり、本書は、街道を中心とした紀行、地域の歴史・地理・人物などを思いめぐらせ、読 者に著者ならではの歴史や文化に対する考えが、ときにはエッセイ風にまとめられていま す。本書は、50年近く前の1971年、週刊朝日の連載からスタートしていますが、我が国の 社会経済情勢はこの間に大きな転換期を迎えました。そもそも本書は、筆者が歴史を振り 返り思いを巡らすことが多く、当時でさえも、古は・・・と書かれていますが、現在は、 道路や集落などが大きく様変わりしていることも多く、取材当時の賑わいが全く感じられ なくなっていたり、荒れ果てていたところが見違えるほど整備されていたり、考え深いも のがあります。以下に全43冊のタイトルを紹介しますが、旅立つ前や現地で、一読される のはいかがでしょう。 1.甲州街道、長州路ほか 2.韓のくに紀行 3.陸奥のみち、肥薩のみちほか 4.郡上・白 川街道、堺・紀州街道ほか 5.モンゴル紀行 6.沖縄・先島への道 7.大和・壺坂みちほ か 8.熊野・古座街道、種子島みちほか 9.信州佐久平みちほか 10.羽州街道・佐渡の みち11.肥前の諸街道 12.十津川街道 13.壱岐・対馬の道 14.南伊予・西土佐の道 15 .北海道の諸道 16.叡山の諸道 17.島原半島、天草の諸道 18.越前の諸道 19.中国・ 江南のみち 20.中国・蜀と雲南のみち 21.神戸・横浜散歩、芸備の道 22.南蛮のみちI 23.南蛮のみちII 24.近江散歩、奈良散歩 25.中国・?のみち 26.嵯峨散歩、仙台・ 石巻 27.因幡・伯耆のみち、檮原街道 28.耽羅紀行 29.秋田県散歩、飛騨紀行 30.愛 蘭土紀行I 31.愛蘭土紀行II 32.阿波紀行、紀ノ川流域 33.白河・会津のみち、赤坂散 歩 34.大徳寺散歩、中津・宇佐の道 35.オランダ紀行 36.本所深川散歩、神田界隈 3 7.本郷界隈 38.オホーツク街道 39.ニューヨーク散歩 40.台湾紀行 41.北のまほろば 42.三浦半島記 43.濃尾参州記 また、最近話題の「ブラタモリ」は、6巻まで発売されています。 （林義政：パスコ） ＜編集よりお知らせ＞ 3月号の担当は、住田英二さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇第48回イブニングセミナー 「UAVと3D技術」−i-ConstructionのためのUAV技術− 日程: 平成29年3月3日（金） 場所: 東京 Web 大阪 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/k-academy290303.pdf http://www.jsurvey.jp/k-kansai290303.pdf ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じたＳ Ｐの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇重要なお知らせ 【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要にな ります。 《更新条件》 ☆平成23年度までの認定登録者は、第1回目更新は25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成24年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成19年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に適 用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、信頼 性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新たな展 開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展開性）と いう視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿ください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） ☆公共測量成果検定における指摘事項事例集 ☆「測量系技術者のための技術文章分析のコツ」平成27年6月6日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2.htm (小林俊雄：日本測量協会） ■編集後記 前回のメルマガで「明けましておめでとうございます」と言ったばかりと思っていまし たが、もう2月中旬です、本当に時間が経つのは早いですね。 皆様も3月の年度末工期に向けて、日々腐心されているところではないでしょうか。ま た、総合評価落札方式の業務に取り組んでいる方もたくさんいらっしゃると思いますが、 自戒を込めて、ただ単に工期内に仕事を終わらせばよいというのでは無くて、ぜひとも業 務で表彰を取るぐらいの気概で、ここを乗り切りたいと思います。 （編集委員長：中舎） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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