| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.124 | 発行日時：2017年4月20日4時23分18秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2017年4月20日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.124 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（林義政） ＊企画委員会・各支部活動報告（石森伸、住田英二、小川孝之、西村芳夫、來山尚義） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（日當卓也） ＊新会員のコーナー（滝沢巌） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（瀬戸島政博） ＊測量協会からのお知らせ（小林俊雄） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 入社式も過ぎ、新入社員が街のあちらこちらで目につく時節となりました。皆様の中に は、新人研修の講師などの対応をされておられる方も多いことかと思います。今年の新人 は如何でしょうか。また、人事異動の季節でもあり、新天地でのスタートを切られた方も おられるのではないでしょうか。 さて、今月は、２つのニュースを紹介します。まずは、先月のニュースラウンジにも掲 載されていました、新たな「地理空間情報活用推進基本計画」が平成29年3月24日に閣議 決定されました。平成19年に制定された地理空間情報活用推進基本法に基づき、翌年、計 画が策定され、今回が第３期となります。 計画の詳細は、原文をお読みいただければと思いますが、概要を少し紹介しておきます 。第３期の「地理空間情報活用推進基本計画」では、“今後５年間、地理空間情報活用技 術を第４次産業革命のフロントランナーとし、一人ひとりが「成長」と「幸せ」を実感で きる、新しい社会の実現を目指す。防災、交通・物量、生活環境、地方創生、海外展開と いった幅広い分野での地理空間情報の高度な活用に重点的に取り組み、世界最高水準の「 地理空間情報高度活用社会」（Ｇ空間社会）を実現するもの”とされています。初回計画 では、すでに民間が実施しているものを体系的に取りまとめた感も当時はありましたが、 ＩＴ社会が急速に進化する中、今日では、その位置づけは大きな国家戦略のひとつとまで なっています。思い起こせば“iPhone３Ｇ”が国内で発売されたのが第１次計画の策定さ れた平成20年7月です。ガラケー時代から、今やスマートフォンの普及率は72％を超えて おり（総務省「通信利用動向調査」）、だれもが身近に空間情報技術を利用する時代とな りました。もはや空間情報技術は、無くてはならない社会インフラに成長しました。 次は、技術士第二次試験に関連する事項です。多くのＳＰ会会員並びに各企業の皆様に 執筆頂きました“「測量技術者のための 技術士（建設部門）合格への道」一目でわかる クイックレスポンス方式による効果的な学習法 スペーシャリストの会編”が日本測量協 会より発刊されました。ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。執筆 者の皆様には、すでにお手元に日本測量協会のご担当者様より送付されていることかと思 います。 現在、平成29年度試験の願書受け付けが始まっていますが、受験する技術部門の決め方 や申込書・業務経歴書の書き方など、ご自身の受験はもとより、受験者の方への指導に、 すぐにご利用いただける内容となっています。 今回は、２つのお話をしましたが、イノベーション大会の申し込みが始まっています。 申し込み忘れの無いように・・・・・。 （林 義政：パスコ） ＜編集よりお知らせ＞ 5月号の担当は、秋山幸秀さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部の活動報告 2017年度 期首活動参集 5月連休明け （石森 伸 東北支部長：国際航業） ◇東京支部活動報告 １．SP会東京支部幹事会（第十一回勉強会） 日時：平成29年4月6日（水）13:30-14:30 場所：�螢僖好魁別楾�本社） 議題 ・勉強会：最近のUAVに関する話題、日本測量協会住田 ・次回開催日程調整 ・その他 出席者：木村・高貫（朝日航洋）、大橋・高岸（パスコ）、今井（国際航業）、野田（ア ジア航測）、住田（測量協会） ２．第五回技術士第二次試験受験対策勉強会 日時：平成29年4月6日(木) 14時50分〜17時30分 会場：株式会社パスコ本社セミナールーム 受講対象者：スペーシャリストの会会員所属団体に所属の技術士第ニ次試験受験者（受講 者14人出席、合計30名出席） 講師： スペーシャリストの会東京支部会員団体から最近の同試験合格者7人 対策講義� ＼じ展�竜一 朝日航洋�蝓／肯喇�門（森林土木）H28合格 対策講義�◆”�部たえ子 アジア航測�蝓￣�用理学部門（地物地化）H28合格 対策講義�� 西村 直記 アジア航測�蝓〃�設部門（河川砂防海岸海洋）H27合格 対策講義�ぁ‖臾遏（�子 �螢僖好魁〃�設部門（都市地方計画）H28合格 対策講義�ァ＿勺蝓“ァ ´螢僖好魁〃�設部門（建設環境）H28合格 対策講義�Α）榲帖仝�一 国際航業�蝓￣�用理学部門（地物地化）H27合格 対策講義�А／后 ‖麑蕁々餾盜匐鉢蝓‐霾鷙�学部門（ソフトウェア工学）H24合格 （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （小川孝之 中部支部長：大興計測技術) ◇関西支部の活動報告 ＜H28年度第２回関西支部幹事会＞ ■日時：平成29年4月10日（月）15:00〜17:00 ■場所：（株）アスコ大東 会議室 ■出席者：西村支部長（(株)アスコ大東）、井畑副支部長（(株)パスコ）、西岡副支部長 （国際航業(株)）、藤井幹事（(株)かんこう）、内田幹事（アジア航測(株)）、堀幹事（ 朝日航洋(株)）、河野幹事（(株)パスコ） ■議事概要 １．定例会議日程・場所について ・第36回定例会議は4月20日に開催、場所は「(株)かんこう」に変更。 ２．「技術士一次試験対策講習会」について、６月１０日実施。 ３．スペースサロン＠kansaiについて ・開催日は8月2日（水）、場所は(株)アスコ大東の大会議室とする。 ・講師はJACICの宮本氏、(株)パスコの本田氏に依頼する。 ４．部会報告 �，△衒�検討部会 ��空間情報統括監理技術者への道検討部会 ��ホームページ部会 ５．その他事項（イベント等の準備状況） ��7月3日日測協関西支部業務報告会にて西村支部長が講演 ・「空間情報技術の最新情報」としてSP会関西支部活動を紹介。 �■庁孱長崕�会（ＵＡＶ関係） ・東京、仙台、福岡では３月に講習会を実施済。関西はＤＶＤにて実施したい。 ・開催日は8月下旬から9月、もっと早く開催できないか調整。 �Ｂ�量・地理空間情報イノベーション大会（6月27日〜6月28日） ・関西でも同時中継で開催、場所は(株)アスコ大東の大会議室を予定。 �ざ眤�工業大学への講師派遣 ・今年度のテーマは「地上設置型レーザ計測」、講師選定済。（四航 森本氏） 以上 ＜今年度の開催イベント＞ １．「技術士一次試験対策講習会」：６月１０日（土） ２．スペースサロン＠kansai：８月２日（水） 及び １２月 （西村芳夫 関西支部長：アスコ大東） ◇中国・四国支部の活動報告 H29.3.23 広島工業大学 副学長 大学院工学系研究科 建設工学専攻 岩井 哲教授を 訪問し、H29.7.26開催予定の講演会の基調講演の依頼を行い、了解を頂く。 講演テーマは「（仮）地理空間情報の防災分野への活用について」 （來山尚義 中国・四国支部長：復建調査設計） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ パスコの堀川さんからバトンを受け取りましたパスコの日當です。 最近のリレーエッセイでは、「ロードバイク」や「ジョギング」が話題となっています ね。私は社会人になってから始めたフットサルが趣味の一つです。お世辞にも上手いとは 言えませんが、毎年11月上旬に測労協主催で開催されるフットサル大会に参加して測量業 界の方々と一緒に汗をかくのが、最近では一番の楽しみとなっています。 そのフットサルですが、最近スマホと連動してフットサルやサッカー選手の運動データを 測定してくれる３Dモーションセンサーなるものが販売されています。3ｃｍ×4ｃｍ×7ｍ ｍ程度の小型センサーを身に着け、Bluetoothでスマホなどとペアリングして使用するも のです。製品に内蔵されている3軸加速度センサー＆3軸ジャイロセンサーにより、選手の キック数、スプリント数、走行距離、最高スピード、キックスピードなどのデータを測定 できる優れもので、個人はもちろん複数選手のデータを集約してチームデータも作成可能 で、アプリには試合を記録したビデオからハイライト作成するなんて機能もあります。 普段の業務でも加速度センサーやジャイロを活用して空間データを計測していますが、こ の小型化された３Dモーションセンサーにはさまざまな分野での応用が期待できるのでは ないでしょうか。ただ、40歳を超えた私の運動量の低下度合を数値で残されるのも寂しく 感じるとともに、趣味のフットサルのプレーすら管理されるのもどうかと考える今日この 頃です。 それでは次回は、私が盛岡支店勤務時代に大変お世話になったタックエンジニアリング の千葉さんにバトンをお渡しします。よろしくお願いします。 （日當卓也：パスコ） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2017年 4月号 滝沢（ナカノアイシステム） 5月号 吉田（アスコ大東）、遠藤（かんこう） 6月号 中津（パスコ）、清宮（パスコ） 7月号 早川（パスコ）、中島（パスコ） 8月号 内川（パスコ）、�睫據淵▲献�航測） 9月号 今西（アスコ大東）、松下（パスコ） 10月号 原島（東京地図研究社）、伊藤（国際航業） 11月号 伊藤（国際航業） 12月号 川村（アスコ大東） 2018年 1月号 中澤（西日本旅客鉄道）、太井（パスコ） ◇コラム「ローレンツ変換」 ナカノアイシステム所属の滝沢と申します。どうぞよろしくお願いします。 私は現在岩手県盛岡市に住んでおり、北東北を主な仕事場としています。当社の本社は 新潟市にあるため、盛岡と新潟の間の移動を頻繁に行っています。移動の手段は車で、東 北自動車道から磐越自動車道を経由して約500kmの距離を5時間ほどかける行程です。 このくらいの距離をこのくらいの速度で移動するのは、季節の進み方よりも若干速いよ うです。この時期は桜前線を横切った移動になります。もう少しすれば田植え前線(？)を 横切り、秋には紅葉前線を横切り、というように前線を横切ることで季節の移ろいを感じ るともに、時空を移動しているような感覚に襲われます。 時間の進み方は観測者によって異なるようですが、そんな感覚もまた持ちながら活動し ていければいいなと考えています。 （ナカノアイシステム：滝沢 巌） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 ◇リンダ・グラットン，アンドリュー・スコット・著／池村千秋・訳 『 ライフシフト−100年時代の人生戦略− 』 大分以前になるが、本誌のニュースラウンジで「技術者70歳現役時代」について私見を 書かせていただいたが、今年の『文藝春秋』3月号にはロンドン・ビジネススクール教授 リンダ・グラットン氏の「人生100年時代のライフシフト術」が掲載されている(pp.196-2 03)。 同氏らが著作した書籍が『ライフシスト−100年時代の人生戦略』であり、現在書店の 店頭で平積みされている人気の書でもある。今や人生100年を視座に置いたライフプラン が必要になってきたようだ。 100歳以上の人(センテナリアン)は日本で6万1000以上に達している。国連の推計では20 50年までに日本の100歳以上の人口は100万人を突破する見込みで、2007年に生まれた子供 の半分は100歳以上生きる時代になるようだ。 今、50代・60代の私たちの世代が100年ライフを享受するか否か、それは神のみぞ知る ことであるが、センテナリアンに向けて時代の潮流が動き始めると、私たちも大いなる影 響を受けそうである。先ずは、100年ライフを過ごすことを前提にして本書から多くを学 ぶことにしたい。（東洋経済新報社、本体1,800円+税） （公益社団法人日本測量協会 専務理事 瀬戸島政博） ＜編集よりお知らせ＞ 5月号の担当は、望月貫一郎さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇第３回測量・地理空間情報 イノベーション大会の受付を4月10日に開始いたしました。 多数の応募が予想されます。早めにお手続きください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/innovation.htm ◇平成29年度空間情報総括監理技術者の実施要項をリニューアルいたしました。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/gissv/gissv.htm ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じたＳ Ｐの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇ イブニングセミナー 第49回 地上レーザ測量マニュアル策定への取り組み 日程: 平成29年5月8日（月）16：00〜17：30 場所: 東京 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/k-academy290508.pdf ◇重要なお知らせ 【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要にな ります。 《更新条件》 ☆平成23年度までの認定登録者は、第1回目更新は25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成24年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成19年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に適 用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、信頼 性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新たな展 開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展開性）と いう視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿ください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『測量系技術者のための技術士(建設部門)合格への道』が、測量協会から３月末に発行に なりました。 ７月の技術士試験に向けて、押さえておきたい勘所がもれなく解説されております。 某航測大手の会社では技術士受験者に配布して受験対策に資するよう指導が行われていま す。 一目でわかるクイックレスポンス方式による効果的な学習法 スペーシャリストの会編 Ｂ５判 ２３７頁 定 価２，８０８円(税込) 会員価格２，５２０円(税込) 送 料４５０円 平成２９年３月２５日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1b.htm (小林俊雄：日本測量協会） ■編集後記 新年度に入り新入社員を迎え、また、人事異動で職場環境が変わり何かと気ぜわしい日 々を過ごされている方もたくさんお見えになると思います。 かく言う私も4月1日付けで、東京から本社（愛知県）へ異動になりました。年度末の納 品準備と引っ越し準備に追われまして、引っ越し前夜は夜中の2時まで荷物を詰めていま した。ここへ来て、ようやく落ち着いた生活ができる環境になってきました。 今後も新天地でＳＰ会の発展の一助となるようメルマガ発行を確実に行っていきたいと 思いますので、よろしくお願いいたします。 （編集委員長：中舎） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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