| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.132 | 発行日時：2017年12月15日3時24分59秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2017年12月15日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.132 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（林 義政） ＊企画委員会・各支部活動報告（石森 伸、住田英二、小川孝之、西村芳夫、來山尚義） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（池田晃三） ＊新会員のコーナー（川村義和、�睫攵六法� ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（瀬戸島政博） ＊測量協会からのお知らせ（小林俊雄） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 日本測量協会では、数年前から「総合評価方式時代の測量技術者スキルアップ・セミナ ー」を全国で開催しています。ＳＰ会からも一部その講師対応などをしています。当該セ ミナーでは、「業務委託における成績評定」に関する事項についても講義内容に含まれて います。この業務委託における成績評定は、国土交通省をはじめ、様々な発注機関で実施 され、業務評定点や表彰などにも関わる重要な事項となっています。 国土交通省では、「業務成績評定要領」を定め、その運用が図られていますが、2018年 4月1日以降に完了する業務から、改訂版の適用を開始する方針であることが、先日の新聞 に掲載されました。これまでも業務成績評定の見直しは適宜、実施されてきましたが、今 回の改定は、これまでの積み上げ方式から工事の成績評定と類似した方式への転換となり ます。 今回の改定は、基礎点の設定と採点者向けの評価基準の作成がポイントです。基礎点が 60点、評価点が40点で、これまで通り事故などの減点があります。基礎点は、受注者が契 約期間内に成果物を完成させた業務で、取り組み姿勢やコンプライアンス違反などの減点 がない場合の最下点となります。また、評価点は、評価者ごとに加点・減点要素のある評 価値となっています。評価項目に対する配点は大きくは変わらないようですが、主任調査 員、総括調査員、完了検査官の配分が、それぞれ40点、20点、40点となります。また、実 施状況評価に現場条件などへの対応を評価する「業務特性」が新設されます。2017年度発 注業務であっても2018年度に完了する業務には適用されますので、注意が必要です。 さて、今年も１年、皆様には大変お世話になり、どうもありがとうございました。空間 情報技術のさらなる発展とＳＰ会会員の皆様の健康と一層のご活躍を祈念致します。どう か良い新年をお迎え下さい。 追伸 先月、このメールマガジンの号外で会員の皆様に、ご支援をお願いさせていただきまし た「あやめちゃんのお願い」ですが、おかげさまで、目標額3億1千万円に到達出来る見込 みとなりました。目標額達成に伴い、12月6日を持ちまして街頭募金活動を終了させて頂 く事が「救う会」で決定されました。 https://ayamechan.com/ 皆様には、ご理解と暖かいご支援を賜り、誠にありがとうございました。皆様への感謝の 気持ちでいっぱいです。心から御礼申し上げます。 （林 義政：(株)パスコ） ＜編集よりお知らせ＞ 平成30年1月号の担当は、秋山幸秀さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （石森 伸 東北支部長：国際航業） ◇東京支部活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （小川孝之 中部支部長：大興計測技術) ◇関西支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （西村芳夫 関西支部長：アスコ大東） ◇中国・四国支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （來山尚義 中国・四国支部長：復建調査設計） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ アジア航測の廣野貴一さんからバトンを受け取ったアジア航測の池田晃三です。 廣野さんとは現在同じフロアなのですがいつも会議・会議で不在のことが多いようです。 私は会社に入ったころ、海洋調査に従事していたのですが当時の沿岸海洋調査の現場で は位置測定に六分儀（御存知ですか？、測量の教科書に出ていた？）を使っていました。 その後、双曲線航法のロラン-Ｃの出現により30ｍ精度で位置決定できるようになり、広 い海の上での測位としては革命的だ！と思ったものです。双曲線航法の最終形といわれて 登場したオメガシステムは地球上に8箇所の基地局を配置するだけでしたが、人工衛星に よる測位システムの登場で地上系のシステムは絶滅してしまいました。 長崎県対馬にはこのオメガシステムの電波塔があり高さ454ｍと東京スカイツリーがで きるまで高さ日本一の構造物でしたが1991年に解体されてしまいました。 技術の進歩により次々と新たな計測システムに置き換わってしまうので、その時々にう まく使いこなしてゆく必要がありそうです。 それでは、九州の海の現場（対馬ではなかった）で一緒に調査・計測作業をしたアジア 航測の上橋幸二さんにバトンをお渡しいたします。 宜しくお願いします。 （池田晃三：アジア航測株式会社） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2017年 12月号 川村（アスコ大東）、�睫據淵▲献�航測） 2018年 1月号 中澤（西日本旅客鉄道）、太井（パスコ） 2月号 古川晃正（（株）エクセルコンサルタント）、生熊亜紀子（�螢僖好魁� 3月号 小松崎弘道（�螢僖好魁法�江口友章（アジア航測�蝓� 4月号 那須裕司（（株）ウエスコ）、柴山卓史（�螢僖好魁� 5月号 三石英史（�螢僖好魁法∋葦最酣掘閉�日航洋�蝓� 6月号 美土路哲也（�螢僖好魁法�駒井拓也（�螢僖好魁� 7月号 平井仁（（株）都市・計画・設計研究所）、山下智（�螢僖好魁� 8月号 鈴木肇（昭和（株））、山田秀之（アジア航測�蝓� 9月号 吉見晋吾（（株）エイテック）、大西正道（アジア航測�蝓� 10月号 小林雅弘（アジア航測�蝓法⊂�田三千夫（国際航業�蝓� ◇コラム 「私のイノベーション」 アスコ大東の川村と申します。 私の経歴は少し変わっていて、営業職から区画整理士、さらにはGIS、そして4つ目の現 在、アスコ大東で空間情報を扱っております。10年ごとにイノベーションしてるのさと言 うそんな私を、友人は会社を転々としていると揶揄します。しかし、会社を変わるたびに 、新鮮な気持ちで取り組め、また、それが刺激にもなっています。 と言いつつ、業界もイノベーションを迎え、次々に出現する計測技術は、そろそろ視力 と集中力の衰えた私に少し手強く、最近弱気になることもあります。二年前には、ドロー ンでググっても、カードローンの広告しかヒットしなかったのに…思い起こせば、まだ、 MS-DOSの時代。営業では見積りを、区画整理では換地計算プログラムを自前で作ったのが 1990年代。Windowsは3.1。そんな時代でした。 もう、60歳が目前となった私は、16bitに満たない頭で4倍の時間をかけ、もう少し頑張 りたいと思っています。今後とも、よろしくお願いいたします。 (川村義和：アスコ大東) ◇コラム 「チームプレイのために」 はじめまして、アジア航測の高木と申します。 私は入社以来15年、固定資産税業務に携わり、関連する統合型GIS、農地関連、耐震改 修、空家実態調査等に携わり少しずつですが幅を広げてきました。 さて、この10月より若輩ながら所属セクションの所属長を任され日々悪戦苦闘しており ます。これまで、担当するプロジェクトのみ責任を持っていれば許されたものが、スキル も経験も違うメンバーを束ねていかなければならず頭を悩ませています。そこで、業務の 性格上、いわゆる「個人商店」の集まりになりがちなチームを組織的に戦えるようにする には、これまで先輩・上司に指導されてきた「業務の標準化」と「情報の共有」が大事だ と改めて感じています。 そのために、この2点を徹底し1年後、3年後に楽ができる仕組みを皆で考え、実践でき るチームを作っていきたいと思います。 （�睫攵六法Д▲献�航測） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 ◇磯田道史・『「司馬遼太郎」で学ぶ日本史』 私たちが好むと好まざるとに拘わらず「司馬史観」なる言葉が流布している。また、司 馬遼太郎が歴史小説を書く前には、その関係書籍等が古書店から消えてしまうと言う伝説 もある。膨大な史料・資料等を読み解き歴史小説を書いていたようだ。 司馬遼太郎が遺した膨大な小説や史論などを読むことで私たちが歴史を知るうえで大き な助けとなる。そのようなねらいから本書は書かれている。 しかし、司馬遼太郎を読めば日本史が分かるという面では、半分は正しく、半分は間違 えであると著者も指摘している。当たり前のことであるが司馬作品は文学であって歴史で はないからだ。日本史との繋がりを知るには、作品中で何故こんなことを書いたか、そこ には史実とどのような結びつきがあるのか、この辺りを補いながら読んでいくことで分か ると言う。そのような読み方を読者が身に着けていくことが基本となろう。 また、司馬遼太郎の戦国作品、幕末作品など全ては日本近代史のための歴史に帰着する 独特の歴史観が働いていることも十分に理解しながら読むことも肝要と著者は指摘する。 SPの会会員には、司馬遼太郎ファンも多いことと思う。本書を先ず読んでから、改めて 司馬作品を読みなおすことで、今まで見えなかった世界が見えてくるかもしれない。 （NHK出版新書、本体780円+税） （日本測量協会：瀬戸島政博） 平成20年1月号の担当は、中舎 哉です。 ■日本測量協会からのお知らせ スペーシャリストの会新メンバーのご紹介 12月10日現在、19名の方に入会いただきました。 まだ入会いただいていない5名の方にも是非入会していただきたく思っております。 ご協力をお願いいたします。 古川 晃正 （株）エクセルコンサルタント 生熊 亜紀子 （株）パスコ 小松崎 弘道 （株）パスコ 江口 友章 アジア航測（株） 那須 裕司 （株）ウエスコ 柴山 卓史 （株）パスコ 八代 健 国際航業（株） 三石 英史 （株）パスコ 三浦 博之 朝日航洋（株） 美土路 哲也 （株）パスコ 駒井 拓也 （株）パスコ 平井 仁 （株）都市・計画・設計研究所 山下 智 （株）パスコ 鈴木 肇 昭和（株） 山田 秀之 アジア航測（株） 吉見 晋吾 （株）エイテック 大西 正道 アジア航測（株） 小林 雅弘 アジア航測（株） 小田 三千夫 国際航業（株） ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じたＳ Ｐの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇公開講座 演題： 「小説『劔岳・点の記』をもう一度」 ― 小説『劔岳＜点の記＞」を楽しく読むために ― 日程：平成30年1月19日（金）16：00〜 講師：瀬戸島 政博 氏（公益社団法人 日本測量協会 専務理事） 場所：東京 http://www.jsurvey.jp/open300119.pdf 大阪 http://www.jsurvey.jp/k-kansai300119.pdf ◇スペーシャリストの会企画委員会より この度、会員の皆様全員に、月刊「測量」別冊の「空間情報総括監理技術者からのメッ セージ」 をお届けします。是非ご一読ください。 ◇重要なお知らせ ●【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要に なります。 《更新条件》 ☆平成23年度までの認定登録者は、第1回目更新は25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成24年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成19年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に 適用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、 信頼性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新 たな展開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展 開性）という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿くださ い。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『測量系技術者のための技術士(建設部門)合格への道』が、測量協会から３月末に発行に なりました。 ７月の技術士試験に向けて、押さえておきたい勘所がもれなく解説されております。 某航測大手の会社では技術士受験者に配布して受験対策に資するよう指導が行われていま す。 一目でわかるクイックレスポンス方式による効果的な学習法 スペーシャリストの会編 Ｂ５判 ２３７頁 定 価２，８０８円(税込) 会員価格２，５２０円(税込) 送 料４５０円 平成２９年３月２５日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1b.htm (小林俊雄：日本測量協会） ■編集後記 今年も残り半月あまり、年初にたてられた目標は期待通りクリアされていますか。私は 残り少ない年末を使って、何とか帳尻合わせできないかと意気込んでいます。 皆様のご協力でメルマガを今年も無事、発行することができました。来年もご対応よろ しくお願いします。 少し早いですが、来年のSP会と会員皆様のご活躍を願っております。どうぞ穏やかで充 実した新年をお迎えください。 （編集委員長：中日本航空 中舎） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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