| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.134 | 発行日時：2018年2月15日9時53分9秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2018年2月15日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.134 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（大山容一） ＊企画委員会・各支部活動報告（石森 伸、住田英二、小川孝之、西村芳夫、來山尚義） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（畠 周平） ＊新会員のコーナー（古川晃正） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（金久保 豊） ＊測量協会からのお知らせ（小林俊雄） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 寒い日々が続きます。１月下旬に東京にも大雪が降り、普段チャリンコで片道10kmを通 勤している私にとっては受難の幾日かとなりました。インフルエンザも流行しているよう で、皆様の周りはいかがでしょう。まだ元気なあなたもご用心です。 今年の冬はとりわけ寒い、そんな印象を受ける報道がめだちます。ここ数週間の記憶を たどりつつ、検索して内容を確認し、以下にリストアップしてみました。皆さんも気づい ていたかも知れません、今年の報道の特徴を。 １月25日 東京で −4.0℃を記録＝４８年ぶり １月25日 東京都府中市で−8.4℃を記録＝３４年ぶりに最低記録(-8.2℃)を更新 １月26日 都心で２日連続 −３℃を下回る＝５３年ぶり １月29日 東京で８日連続冬日（氷点下）となる（-1.3℃）＝３４年ぶり １月22日には久しぶりの大雪で我が家では25cm、２月１日に再び10cm、「ホント寒いです ねぇ」「日本はどうなっちゃうんでしょうねぇ」などと気象予報士がコメントしています 。上のように、数字で特異な統計値となるような寒波は「記録的寒波」と名付けられてい るようです。 １月末から２月初頭にかけてのこの熱い(？)気象報道合戦に、私は首を傾げざるを得ま せんでした。「何十年！ぶりの寒さ！」っていうほど寒くないではないか、と。 確かに記録はそのとおりなんでしょう。府中市で-8.2℃よりも低い数字を示したことが この３４年間なかったのは事実なんでしょう。でも実感として、冬寒いのはあたりまえで 、まあ、今年はちょっと寒めかも？ くらいの印象ではないでしょうか。-8.2を下回った ことはなくても、−７℃台、−６℃台ならば、何度もあったのではないかな、と思うので す。 統計用語で「有意な差」という言い方があります。自然現象や社会現象がある数理モデ ルにあてはまると仮定したときでも一定量のバラツキがある。それを考慮しても、２つの 現象間に違いがあるといえることをいい、種々の検定手法が提案されています。今回の報 道合戦は、そのような検定を経ずに数字が「一人歩き」しているのだと思います。 寒波がホントに深刻ならば、「真冬日」というのが報道されてしかるべきでしょう。日 最高気温が氷点下、すなわち真昼でも氷点下の日です。でも朝晩は冷え込んでも、天気の いい日中は意外と暖かで、ホッとする日が多かったですよね。「真冬日が●日連続、これ は●●年ぷり」とか「南国どこそこでも真冬日、これは観測史上初」などというニュース は皆無でした。寒暖差が大きかったけど、まあ、平均的な冬、ということがいえないでし ょうか。寒暖差が大きいのは晴れの日が多かった証拠です。固定資産の正月撮影も順調で した。 前回のニュースラウンジ（2017.6）では橋梁ストックの統計解析を行い、巷に流布して いるコメントを考察し、「『統計』は、その解析者が何を言いたいかに依存した結果を出 せる手法のみで行われる」と述べましたが、気象報道にも同じことがいえます。 いずれにしても、気象のニュースがトップになるって、平和な日だと思いませんか。 （大山 容一：国際航業） 平成30年3月号の担当は、早川和夫さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部の活動報告 1月11日（木）に参集し １．2018年度に東北支部セミナーの初開催計画（8月末もしくは9月頭）の骨子を決定しま した。 ※次回参集は2月もしくは状況を見て参集の予定。 ２．復興も収束しつつありますため、イブニングセミナー開催に併せて参集する方向とし ました。 ３．1月19日：公開講座小説 『 劔岳・点の記 』 をもう一度のWeb中継聴講、参加10名程 度の予定 ※19日の企画委員会に参加し、2018年度 東北支部セミナーの件について相談することと なるかと思います。 （石森 伸 東北支部長：国際航業） ◇東京支部活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （小川孝之 中部支部長：大興計測技術) ◇関西支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （西村芳夫 関西支部長：アスコ大東） ◇中国・四国支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （來山尚義 中国・四国支部長：復建調査設計） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ 2回目のエッセイです。前回のマリリンモンローのindoor空間検討に続きシネマ関連のg 空間です。 当社がシンゴジラに関与するきっかけとなったソフト会社とVXF監督の関係もあり、スト ーリはそっちのけでＣＧ映像の荒探するように見るようになった。 最近ではデジタルマスターの"トラトラトラ"の特撮に感動しつつ、”インターステラー” の宇宙空間表現お作成する方法（スターウォーズより良かったと思う）に疑問を抱きなが ら見ていた。 最近、調べていることがある。ＳＦ映画だけでなくアニメにも出てくるレーザ光線です。 20年近くLiDARに携わってきて、「レーザは危ないらしいけど大丈夫ですか。」と顧客に 聞かれる時がある。普通の回答として、「JIS規格のレベル４でアイセーフ機能もあり安 全確保されてます。」と答えている。しかし、国際シンポジウムやメーカユーザ会でも、 事故(火災、やけど、失明,,,)を聞いたことがない。 さらに発展して、公開中のマジンガーＺの光子力ビーム、ウルトラマンのスペシウム光線 、スーパーマンらのように、ビーム光線で敵を倒すことは可能なのだろうか。インターネ ットで検索すると、”XN-1 LaWS”というアメリカ海軍が開発したレーザ兵器システムが あった。YouTubeでも見れ、発射までに相当エネルギーを貯める込んだ上にビームを標的 に発射に破壊はしているが、連続して出せるものでもなく大変大きい装置である。 コンパクトになれば、航空機や車に測量用のLiDARと同載し、部分的に草刈りしながら照 射する工夫もできるかもしれない。 昨年１０月から単身赴任した九州で思いを巡らせています。 次回はＳＰ九州支部の立ち上げつながりで快適空間ＦＣの鵜飼社長にバトンを渡します！ (畠 周平:アジア航測株式会社) ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2018年 2月号 古川晃正（（株）エクセルコンサルタント） 3月号 小松崎弘道（�螢僖好魁法�江口友章（アジア航測�蝓� 4月号 那須裕司（（株）ウエスコ）、柴山卓史（�螢僖好魁� 5月号 三石英史（�螢僖好魁法∋葦最酣掘閉�日航洋�蝓� 6月号 美土路哲也（�螢僖好魁法�駒井拓也（�螢僖好魁� 7月号 平井仁（（株）都市・計画・設計研究所）、山下智（�螢僖好魁� 8月号 鈴木肇（昭和（株））、山田秀之（アジア航測�蝓� 9月号 吉見晋吾（（株）エイテック）、大西正道（アジア航測�蝓� 10月号 小林雅弘（アジア航測�蝓法⊂�田三千夫（国際航業�蝓法� 生熊亜紀子(�螢僖好魁� ◇コラム 「佐賀牛・伊万里牛の地域から」 この度2017年度入会しました株式会社エクセルコンサルタントの古川と申します。 弊社は、九州地方の佐賀県佐賀市・伊万里市に構えている少人数の測量／建設コンサル タント企業です。私は佐賀市の方で主に情報処理分野を専門とし、空間情報技術（ＧＩＳ ・空間情報ＤＢ等）・情報処理全般に関する実務・管理に携わっております。 私が空間情報総括監理技術者を目指したきっかけをお話ししますと、ＳＰの会の書籍を 読んでいたこと、数年前の瀬戸島専務理事との出会いが挙げられます。当時の九州支部講 習会は空間情報総括監理技術者と直接お会いできる貴重な機会であり、技術資格・学習面 の助言と持参していたＳＰの会の書籍に直筆サインを頂きました。 月日は流れ、合格を頂いた今では、技術書籍・著名人の「伝えたいこと」を理解する努 力や、未来の技術者達へ技術伝承・情報伝達が重要だと強く感じるようになりました。あ の時、瀬戸島専務理事から助言を頂けたことに今でも本当に感謝しております。 全国のＳＰの会の皆様との出会いを大切に…今後ともよろしくお願い申し上げます。 (古川晃正：エクセルコンサルタント) ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 ◇書名『90秒にかけた男』 著者：高田明 日経プレミアシリーズ 本体価格850円 本書は、ご存知「ジャパネットたかた」の創業者であり、同社のテレビ通販番組に自ら 出演して全国に名前と顔が知られるようになった、あの高田社長が通販で商品を売るため の思いを書いた書です。 この本の中の「伝える力」というテーマで高田社長は、説明はテクニックではなく、相 手にどう見えるか、どう聞こえるかを考えて説明しなければならないと言っています。そ して、相手に伝わらないのは、自分が「伝えたつもり」になっているからだと言います。 ＳＰの会の皆さんは、提案書や報告書作成のプロとして自信を持っている方も多いと思 いますが、私は高田社長の言葉を、弊社の社員に伝えたくて読み進めました。社員が部下 やパートさんや協力会社の人に、言葉や文章で作業指示を出しますが、その成果を見ると 、本当に指示したのか？と疑いたくなることもあります。中には、相手に対して怒ってし まう社員すらいます。それは、言葉や用語や表現を「誰に伝えるのか」を考えずに使って 説明して、「伝えたつもりになっている」社員の方に原因があると、実感させられた一冊 でした。 町のカメラ店「たかた」から始まって、ラジオ通販を経て「ジャパネットたかた」を立 ち上げ、テレビ通販で年商1538億円までの会社した前向きさと、あっさり引退して息子に 譲り、今や一切の経営にも業務にも関わっていないという潔さは、私自信のこれから先の 生き方の勉強にもなりました。 （金久保 豊：サン・ジオテック株式会社） 平成30年3月号の担当は、廣野貴一さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じたＳ Ｐの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇イブニングセミナー 「知っておきたい！ＧＮＳＳ測位における外部電波干渉による測位への影響」 日程：平成30年3月23日（金）16：00〜 講師：小神野 和貴 氏 （測位衛星技術株式会社） 場所：東京 http://www.jsurvey.jp/k-academy300323.pdf 大阪 http://www.jsurvey.jp/k-kansai300323.pdf ◇重要なお知らせ ●【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要 になります。 《更新条件》 ☆平成23年度までの認定登録者は、第1回目更新は25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成24年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成19年度認定登録者は、平成29年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの創 意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に適用 していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、信頼性 や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新たな展開 や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展開性）とい う視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿ください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『ドキュメント 技術を創ったエンジニア』 Ａ４判 １０７頁 定 価 １,４０４円(税込) 会員価格１,２６０円(税込) 送 料 ４５０円 平成２９年１０月６日刊行 『空間情報総括監理技術者からの メッセージ』 Ａ４判 １０８頁 定 価 １,６２０円(税込) 会員価格１,４５０円(税込) 送 料 ４５０円 平成２９年１１月２８日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1a.htm (小林俊雄：日本測量協会） ■編集後記 前号の1月スタート段階では「明けましておめでとう」と正月ムード満載でしたが、早い もので2月の中旬となりました。 皆様も年度末業務を抱え、スパートをかける頃ではないでしょうか？ 国、県、市町村等の官公庁から発注された総合評価落札方式の物件に携わられている方 も多くいらっしゃることと思います。 皆様もよくご存じだと思いますが、総合評価落札方式で受注した物件は業務評定点で評 価されます。特に評価項目で差が付きそうなポイントは「コミュニケーション力」、「取 り組み姿勢」ではないかと考えます。 「コミュニケーション力」では説明力、協調性、プレゼンテーション力ということなん ですけども、やっぱり見せ方と話し方というところに尽きる気がします。 次に「取り組み姿勢」ですが、責任感、積極性、倫理観とかいろんな内容があります。 この辺りを再度、検討して頂いて高評価を得られることを応援しています。 （編集委員長：中日本航空 中舎） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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