| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.136 | 発行日時：2018年4月16日6時27分41秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2018年4月16日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.136 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（望月貫一郎） ＊企画委員会・各支部活動報告（石森 伸、住田英二、小川孝之、西村芳夫、來山尚義） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（鵜飼尚弘） ＊新会員のコーナー（那須裕司、柴山卓史） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（大伴真吾） ＊測量協会からのお知らせ（小林俊雄） ＊メールマガジンからのお知らせ（中舎 哉） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 静岡県建設コンサルタンツ協会は、「富士山の体積をはかるアイデア大募集」というコ ンテストを募集しました。この募集の応募締め切りは、「富士山の日」の平成30年2月23 日17:00でした。この募集企画は、年齢や個人・グループを問わず、ユニークな体積の量 り方や、より精密に量るためのアイデアを募る企画であります。静岡県建設コンサルタン ツ協会の発表では、この募集に対して、小学校、中学校の授業などで取り組んた応募もあ り、日本全国から707件のアイデアが集まり、コンテスト募集した静岡県建設コンサルタ ンツ協会は、その反響の大きさに驚いているようです。また、静岡県建設コンサルタンツ 協会で厳正なる審議を重ね、「CON!CON!大賞」など入賞作品１０作品を決定して、平成30 年3月23日、静岡県富士山世界遺産センター（富士宮市）にて各賞の発表、表彰を行いま した。入賞したアイデアは、下記のURLで公開されています。 □静岡県建設コンサルタンツ協会：富士山の体積をはかる「アイデア」大募集 http://sz-cca.com/topics/topics20180115.html 入賞したアイデアの内容を見ると、日頃、空間情報に携わっている私たちでは思いつか ない、面白く、ユニークな発想で富士山の体積を量る方法を提案しています。固定概念、 既成概念から脱却して、“異なる視点からものごとを見る、あるいは考えることが必要で ある”と、この入賞したアイデアの内容を見て感じました。 また、このアイデア募集を参考にして、測量業界においても、「北海道の体積をはかる 」、「関東平野の面積をはかる」など、空間情報の活用を促進する企画を行ってみては、 いかがでしょうか。 (望月貫一郎:株式会社パスコ) 平成30年5月号の担当は、西村芳夫さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （石森 伸 東北支部長：国際航業） ◇東京支部活動報告 ■第六回技術士第二次試験受験対策勉強会を開催しました。内容は以下のとおりです。 合計３７名の参加を得て大変盛況な勉強会となりました。 講習資料はSP会企画委員会、各支部長に配信しておりますが、ご希望の方は東京支部住田 までご連絡ください(sumita@jsurvey.jp)。 なお、利用はSP会メンバ所属企業内としています。 日時：平成30年4月5日(木) 15時00分〜17時20分 会場：株式会社パスコ本社 〒153-0043 東京都目黒区東山1-1-2 東山ビル1F ・セミナー概要 15:00分〜15:10 日本測量協会 住田英二 ・対策講義�� 15:10〜15:25 山田 秀之（アジア航測応用理学（地球物理及び地球化学）H28） ・対策講義�◆�15:25〜15:40 松林 健一（国際航業 環境（環境保全計画）H27） ・対策講義�� 15:40〜15:55 小出 隆広（国際航業 森林（森林環境）H29） ・対策講義�ぁ�15:55〜16:10 室伏 博也（パスコ 建設（都市及び地方計画）H29） ・対策講義�ァ�16:10〜16:25 川上 誠博（パスコ 建設（河川、砂防及び海岸・海洋）H29） ・対策講義�Α�16:25〜16:40 櫻井由起子（朝日航洋 建設（河川、砂防及び海岸・海洋）H29） ・対策講義�А�16:40〜16:55 藤原真太郎（アジア航測 建設（建設環境）H29） ・フリーディスカッション 16:55〜17:20 ■次回幹事会 日時：平成30年7月12日（木）16:00〜17:00 場所：国際航業�蝓）楴辧併團�谷） （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （小川孝之 中部支部長：大興計測技術) ◇関西支部の活動報告 ４月10日 幹事会 ； 今年度の活動日程と内容について検討 −−−＜今後の予定＞−−− ４月17日 定例会議予定 パスコにて ６月２日 技術士１次試験講習会 アスコ大東にて（日測協ＨＰにて案内） ６月19日，20日 イノベーション大会中継 アスコ大東にて（申し込み受付中） ７月 スペースサロン＠Kansai 国際航業にて（詳細日程及び講師は17日の定例会にて決定） （西村芳夫 関西支部長：アスコ大東） ◇中国・四国支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （來山尚義 中国・四国支部長：復建調査設計） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ ＳＰ九州支部の立上げつながりで、大成ジオテック株式会社の横山様からバトンを受け た快適空間ＦＣ（福岡県）の鵜飼です。今年の桜は近年まれにみる早咲きでしたが、開花 後の気温低下などがあり意外と見ごろが長く、花見を楽しむことができました。 さて、4月の入学シーズン。わが家も今年は大学入学を迎え、いよいよ「お父さんの正 念場」に突入しました。太平洋沿岸に面する大学へ進学したこともあり、入学式では「東 南海地震に伴う備え」について基調講演がありました。学部、学科にとらわれず地球物理 を学習し、日頃の防災訓練と避難場所の把握など、正しく地震の知識を身につける教育に 感銘しました。東日本大震災から7年、あらためて防災教育の必要性、重要性を感じまし た。東南海地震については、発生確率が見直されたことにより、より一層の備えが必要と なりそうです。 一方、私が住んでいる九州では2年前の熊本地震、昨年の九州北部豪雨、今年の新燃岳 噴火など多くの自然災害が頻発しています。昨今、何でもドローンでできると錯覚されて いるこの業界ですが、災害対応では災害の状況、その時の天候、範囲など段階に応じて調 査方法を提案し、真に必要な空間情報技術を提案できる「力」が強く求められるものと感 じます。 次回は、九州SPつながりでエクセルコンサルタント古川様にバトンタッチいたします。 よろしくお願いいたします。 （鵜飼尚弘：株式会社快適空間ＦＣ） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2018年 4月号 那須裕司（（株）ウエスコ）、柴山卓史（�螢僖好魁� 5月号 三石英史（�螢僖好魁法∋葦最酣掘閉�日航洋�蝓� 6月号 美土路哲也（�螢僖好魁法�駒井拓也（�螢僖好魁� 7月号 平井仁（（株）都市・計画・設計研究所）、山下智（�螢僖好魁� 8月号 鈴木肇（昭和（株））、山田秀之（アジア航測�蝓� 9月号 吉見晋吾（（株）エイテック）、大西正道（アジア航測�蝓� 10月号 小林雅弘（アジア航測�蝓法⊂�田三千夫（国際航業�蝓法� 生熊亜紀子(�螢僖好魁� ◇コラム 「明るく楽しくチャレンジ」 ウエスコの那須と申します。現在、岡山から東京(船橋ですが)へ単身赴任をしています。 単身赴任の際、問題になるのが3度の食事。モデラーである私はもちろん自炊派です。 単身赴任者用のアパートにいますので、限られたスペース・限られた道具を使って、材料 を工夫しながら、段取り組んで要領よく料理しなくちゃいけません。パズルのようで頭を 使います。道具の中で昔から好きなのが包丁。グローバル（もこみち君も使用）の包丁を 2本調達。1本は、同僚からの餞別。もう1本ペティナイフを自分で購入。購入した包丁は 気持ちのいいほど切れ味抜群。料理をする手も進みます。 お昼も弁当を持参です。夕食のおかずを翌日の弁当用に多めに作り、副菜は事前に作って 冷凍しておいたものを盛り付けて完成です。味は・・・ご想像にお任せします。 新しいことに明るく楽しくチャレンジすることは何歳になっても大事なことだと思ってい ます。まだまだチャレンジしたいことが山のようにあります。これからも日々腕？？を磨 いていきたいと思っています。 （那須裕司：ウエスコ） ◇コラム「ＳＡＲと偏波情報」 ＳＰ会会員のみなさま、はじめまして、柴山卓史と申します。私は平成１４年に（株）パ スコに入社以来、砂防・防災関連のコンサルティング業務や衛星リモセン(とくにＳＡＲ) に関わる仕事に従事してまいりました。そこで、ＳＡＲに関する話題をご提供したいと思 います。ＳＡＲの解析技術は多岐にわたりますが、近年は干渉ＳＡＲによる地盤変動の解 析結果がテレビのニュースにも登場するほど一般的なものになっています。しかしながら 、まだあまり知られていない解析技術も存在します。その1つが「偏波」を使った解析技 術です。紙面の都合で詳細は省きますが、偏波情報を活用することで、白黒のＳＡＲ画像 をカラーで表示できるようになり、偏波だからこそ抽出できる情報があります。将来的に はこの偏波情報が空間情報の1つとして活用される日が来ることを願っています。 今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 （柴山卓史：株式会社パスコ） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 ◇書名：『業務で使う林業QGIS 徹底使いこなしガイド』 著者：喜多耕一、発行：全国林業改良普及協会、価格：5,400円＋税 オープンソースソフトウェア（OSS）は、一般に、名の通った製品であっても日本語マニ ュアルが整備されていないために、利用する敷居が高く感じられることがあります。また 、使い方を知りたいとき、問題が起こったときに、誰に相談したらよいのか、悩むことも 少なくありません。このような状況にありながらOSSの 地理情報システムQGIS（https://qgis.org/ja/site/）はここ数年で急速に普及してきま した。この会報の読者はもちろん、周辺でもQGISを使っている方が多くいらっしゃると思 います。このような方はもちろん、流行に乗り遅れないようにこれから触ってみようとい う方にもお薦めしたいのがこの書籍です。 タイトルに「林業」とありますが、書籍の中で取り扱っているデータ、シナリオが林業 素材であって、QGISの基本的な使い方から高度な使い方まで、ひとつひとつの操作と手順 をフルカラーのビジュアルで丁寧に解説してくれているのがこの書籍の特長です。著者は 、QGISを普段の業務で活用され、使い方の貴重なノウハウをブログで惜しみなく発信され ている北海道庁の職員です。このような方が執筆された書籍ですので、使い方のツボをよ く押さえてあり、GIS初心者から上級者まで、利用する分野を問わずQGISを使いこなした い方には最強の書籍といえるでしょう。 価格を見て「高いな」と思われた方もいらっしゃるかと思います。でも、考えてみてく ださい。無償のQGISをこれだけの投資で使いこなせるようになり、さらに皆さんの業務に 役立つとなれば、答えは明白ですね。 (朝日航洋株式会社:大伴真吾) 平成30年5月号の担当は、岡本芳樹さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じたＳ Ｐの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇イブニングセミナー 「IoT時代の地図サービスを考える」 日程：平成30年5月28日（月）16：00〜 講師：藤沢 秀幸 氏 （株式会社ゼンリン） 場所：東京 http://www.jsurvey.jp/k-academy300528.pdf ◇重要なお知らせ ●【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要 になります。 《更新条件》 ☆平成23年度までの認定登録者は、第1回目更新は25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成25年度認定登録者は、平成30年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成20年度認定登録者は、平成30年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に 適用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、 信頼性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新 たな展開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展 開性）という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿くださ い。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『ドキュメント 技術を創ったエンジニア』 Ａ４判 １０７頁 定 価 １,４０４円(税込) 会員価格１,２６０円(税込) 送 料 ４５０円 平成２９年１０月６日刊行 『空間情報総括監理技術者からの メッセージ』 Ａ４判 １０８頁 定 価 １,６２０円(税込) 会員価格１,４５０円(税込) 送 料 ４５０円 平成２９年１１月２８日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1a.htm (小林俊雄：日本測量協会） ■メールマガジンからの紹介 『道路調査設計ノウハウ集（増補改訂版）』 ・道路調査設計研究会編 ・A5判／249頁 ・価格 3,657円（税込3,950円） について、SP会員パスコ品澤さんからご紹介がありました。 20年ほど前に(現)国交省 東北地方整備局が中心となって刊行した『道路調査設計ノウハ ウ集』について、今般、内容を見直し・改訂発刊することとなりました。 ※東北地区のコンサル・測量・設計関係者による「道路調査設計研究会」（委員長：東北 北学院大学 工学部 遠藤 孝夫 教授）としての刊行である。 改訂に際し、私が委員として、また内容改訂には、航測WGのメンバーとしてSP会員のアジ ア航測・佐々木さん、朝日航洋・鈴木さんにもご参画いただいています。 内容としては、測量〜調査〜設計にわたる道路事業の調査設計全体をカバーし、Q&A方式 で要点を解説しています。 20年間の技術・基準・規程の変化を反映すると共に、環境や維持管理、自然災害等、新た な社会的要請も踏まえた改訂となっています。 ■編集後記 リレーエッセイ執筆の鵜飼さんのように、新年度に入り新入学のお子様をお持ちの会員 の皆様も多いと思います。新しい環境にうまく対応してくれればと願う日々ではないでし ょうか。 企業においても新入社員を迎え、また、人事異動で職場環境が変わり、新しい環境にう まく対応してほしいとの気持ちは同じだと思います。 ニューフェイスであれベテランであれ、新しい環境でフレッシュな感性を持って、仕事 に取り組むことで、また違った視点で新しい発見があると考えます。 ニューフェイス・ベテランともに、新年度を頑張りましょう。 （編集委員長：中日本航空 中舎） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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