| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.137 | 発行日時：2018年5月15日23時7分30秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2018年5月15日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.137 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（西村芳夫） ＊企画委員会・各支部活動報告（石森 伸、住田英二、小川孝之、西村芳夫、來山尚義） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（古川晃正） ＊新会員のコーナー（三石英史、三浦博之） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（岡本芳樹） ＊測量協会からのお知らせ（遠藤拓郎） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 就活関係の民間会社の調査によると、2019年春卒業予定の大学生の求人倍率は1.88倍と 対前年比＋0.1ポイントで７年連続の上昇であった。求人総数が増えても民間企業へ就職 を希望する学生は微増だったことで、学生優位の売り手市場が継続した。しかしながら、 企業規模別に見ると、大企業（従業員5000人以上）は求人数に対して希望者が上回ってお り、「大手企業だけが買い手市場になっている」と分析している。そうした就活生の大手 志向を受けて、我々中小企業の採用は一段と苦しくなっている。 建設関連企業でも、その傾向は顕著で、民主党政権時の一時期の「土木離れ」も悪影響 を及ぼし、ますます厳しい採用活動が続いている。 思えば、30数年前、講座（ゼミ）の先生にポンッと一冊（一社）のパンフレットを投げら れ、「そこしか無い」「そこに行け」と言われた記憶が蘇る。その頃は、第二次オイルシ ョックの直後で、世間一般は超買い手市場の中我々の業界は台帳景気で採用は多かった。 運が良かったのか？縁があったのか？ ここ数年、社で採用活動を担っていた関係で、学生さん達にいくつかの苦言を言いたい。 「貴方の幸せの道は大企業就職ですか？」と。「大手に就職して、３年で３割の離職とい う現実」を聞くと、本当に将来楽しくなる選択をしていますか？と問いかけたくなる。 我々に出来ることは、我々がこの業界で過ごして、幸せな技術者人生を過ごしたことを、 「かたりべ」のように伝え残すことではないのかと考えている。 (西村芳夫:アスコ大東) 平成30年6月号の担当は、白井直樹さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （石森 伸 東北支部長：国際航業） ◇東京支部活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部の活動報告 ・第7回 中部空間情報総括監理技術者の会 定期総会 議事録 □開催日時：平成30年 4月20日(金) 13：30〜15：00 □開催場所：中統奨学館ビル「CHUTOホール」 ４階会議室 （名古屋市中区栄4-16-29） 1.総会について ・総会参加者は、会員の過半数を超えており、本総会の決議事項は成立することを確認し た。 ・「資料−１」に基づき、平成２９年度事業報告の報告と承認がされた。 ・「資料−２」に基づき、平成３０年度事業計画の発表と承認がされた。 ２ 平成30年事業計画の詳細 (1)現地見学会の開催に向けて ・現地見学会は、9/14（金）に高山にて実施を予定する。 �．董璽沺А�I-Constraction ICT活用 〜データの取得から活用へ〜 ��日程： 9/14（金） ��場所： 高山市・神岡町-トンネル（高山国道事務所） �せ臆誕仂歇圈О貳漫 �+SP会会員）・・・バスは名古屋から４０名程度で送迎 (2)講習会の開催に向けて ・「点群データのオペレーティング（中級編）」資料の実施内容にて合意 (3)DVD講習会の開催に向けて ・SP会総会の特別講演を前年と同様にDVD講習会を企画する。 ・本部のイブニングセミナーを2、3件まとめて、複数でDVD講習会を企画する。 (4)支部以外の講習会への講師派遣について ・KIT空間情報セミナーに派遣する �“�表者：安藤港増（CSG コンサル） �▲札潺福竺詰� テーマ： 空間情報に関係する内容であれば特に問わない 日程： 平成３１年 １月２５日(金) 14：00〜14：50 場所： 金沢工業大学 ２３号館１階（イノベーション＆デザインスタジオ） （小川孝之 中部支部長：大興計測技術) ◇関西支部の活動報告 �ヾ慇昌拮堯‖�4１回会議開催 議事録（概要）は以下のとおり。 ■日時：平成３０年４月１7日（火）1５：００〜1６：２０ ■場所：株式会社パスコ 会議室 ■出席者：28名 ■議事項目 １．前回定例会議事録の確認 ２．「スペーシャリストの会」３月度企画委員会の報告 ３．幹事会報告 ４．検討部会報告 ・広報教育部会 西岡部会長から説明 ホームページのバックアップにHDを購入の予定（１万円程度）。 新しいコンテンツの依頼など ・技術情報部会 藤井部会長から説明 11月29日に第一回検討部会を実施。今後は、さらに活動の目的を明確に。 8月と12月にスペースサロンを企画。 ・社会貢献部会 井畑部会長から説明。 定例会議は年5回開催。第2回検討部会で4つの事項について情報共有 ５．技術士１次試験講習会 6月2日にアスコ大東７Fで開催 5月21日に事前の打合せを実施 ６．7月のスペース・サロンについて 7月26日に、国際航業でスペースサロンを開催 講師（案）は川崎浩司氏 株式会社ハイドロ総合研究所 取締役 ７．測量の日（６月７日）の講演者について 環境総合テクノスの末国氏が、2月に環境と測定技術の掲載記事を講演 ■次回予定 平成30年７月２６日（木） 於：国際航業 �∈４�開催の催しについて（日測協主催，ＳＰ会企画） １）技術士１次試験講習会 ： 6月2日 アスコ大東 ２）スペースサロン＠kansai ： 7月26日 国際航業 （西村芳夫 関西支部長：アスコ大東） ◇中国・四国支部の活動報告 ・今回投稿するのものはありません。 （來山尚義 中国・四国支部長：復建調査設計） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ ＳＰ九州支部の立上げつながりで、福岡県の快適空間ＦＣ：鵜飼様よりバトンを受けま した、佐賀県の株式会社エクセルコンサルタントの古川です。 ＳＰの会の皆様は、新人研修・技術講習・資格試験対策等の社内講師役を担当される方 も多いのではないでしょうか。空間情報総括監理技術者に必須となる「測量士」試験直前 のメルマガという事もあり、今回は測量士試験範囲の一部に触れてお話します。 測量士試験の過去問を見返すと、類似テーマが繰り返し出題される傾向であることに気 づきます。その具体例として「ＵＭＬクラス図」が挙げられます。ＵＭＬクラス図は、主 に午後試験の「選択Ｎｏ４：地図編集」に出題されています。出題年度は平成19・21・23 ・26・27・29年度…、概ね２年サイクルで10年以上出題され続けている頻出テーマです。 また、地図編集専門の測量技術者であれば、ＵＭＬクラス図に関する知識定着が特に重 要であることが想定されます。試験合格と実務対応のためにも、図式・概念・記述ルール ・利用文字の理解を深めＵＭＬクラス図が示す内容を的確に読みとれる必要があります。 試験本番まで残り数日となります。頻出テーマから逃れることはできませんので、社内 講師役の方はＵＭＬクラス図を再確認されてみると良いかもしれませんね。 （未来の空間情報総括監理技術者のために、まずは測量士試験のフォローから…） それでは、ＳＰ九州支部の立上げつながりで、福岡県の株式会社パスコ九州事業部：年 楳正和様へバトンをお渡ししたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。 （古川晃正：エクセルコンサルタント） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2018年 5月号 三石英史（�螢僖好魁法∋葦最酣掘閉�日航洋�蝓� 6月号 美土路哲也（�螢僖好魁法�駒井拓也（�螢僖好魁� 7月号 平井仁（（株）都市・計画・設計研究所）、山下智（�螢僖好魁� 8月号 鈴木肇（昭和（株））、山田秀之（アジア航測�蝓� 9月号 吉見晋吾（（株）エイテック）、大西正道（アジア航測�蝓� 10月号 小林雅弘（アジア航測�蝓法⊂�田三千夫（国際航業�蝓法� 生熊亜紀子(�螢僖好魁� ◇コラム「インターネット地図サイト」 パスコの三石と申します。 入社以来GIS関連業務に従事しており、自治体向けの都市計画関連業務から国向けの様 々なシステムの設計・構築に関わってきました。近年は民間企業向けの案件に従事してい ます。 これまでの業務を振り返ってみると、インターネット上の地図サイトの出現には、良く も悪くも影響を受けました。お客様との協議ではあの地図サイトと比較しての要望が出て きたり、逆にこちらからの説明に利用するとより理解が進んだりということは、今でもよ くあります。 スマホで誰でもすぐに地図がみられるようになり、GISという言葉は一般的ではないか もしれませんが、地図システムの裾野が広がったのは喜ばしいことです。 利用用途、地図データの更新頻度や利用料金等を考慮しながら、外部の地図サイトを利 用するか、自前のデータと地図システムを利用するかなど、悩ましい選択がこれからも続 きそうです。 （三石英史：パスコ） ◇コラム 「マネジメントとゴルフ」 朝日航洋の三浦と申します。結婚して熱が冷めたゴルフを３年前より再度始めました。 仕事においては、４年前より管理職として判断、指示、確認をする立場となりました。管 理職は、相手の力量や状況により対応が求められる仕事です。「言い過ぎた」、「ちょっ と甘かった」、「もう少し良い言い方があった」など反省させられる毎日です。特に、判 断、指示はできる限り自分が冷静であることが重要です。つまり、セルフマネジメント力 です。このセルフマネジメント力を鍛えるスポーツ？が今の自分の中ではゴルフです。OB やシャンク、３パット等必ずミスします。ミスがあったとしても自分をコントロールし、 楽しくみんなと笑いながら共有し、次にミスを挽回する。これがゴルフの醍醐味です。職 場においても一日１回笑って次に繋がる判断、指示ができるよう新しい技術・知識にアン テナを張り、空間情報技術の発展（スコア）に貢献したいと思います。 （三浦博之：朝日航洋） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 ◇書名：『理科系の作文技術』 著者：木下是雄 中公新書 624 本体価格：700円＋税 本書は、1981年9月に発刊され100万部を超える大ベストセラーとなっています。理科系 の若い研究者・技術者・学生を対象にして、論文の書き方のイロハを指導している名著で す。昨今、総合評価時代を生き抜くためにも、「文書」により「思い」を伝えることが必 要な時代になりました。 本書では、日常の生活の中で目にしている文書を ”自分だけが読むもの”、”他人に 読んでもらうもの（仕事の文書）”に分類して話が始まります。論文・レポート・説明書 ・仕事の手紙の書き方、学会講演のコツを具体的な事例をあげて作成方法を導いてくれま す。 盛りこむべき内容をどう取捨選択し、それをどう組み立てるかが論文作成のカギです。 私自身、技術士受験の際、先輩から一度は読むべし・・・と進められたのが読むきっかけ でした。文学的な作文が苦手な理科系技術者にとって、正確に情報を伝え、道筋立てて意 見を述べる論文との違いに気づいた時、「目からうろこ」の世界ではないでしょうか？ 論文の組み立て方も、起承転結の組み立て方と序論・本論・結びに対比してわかりやす く解説されています。 最終章では、学会講演の要領も記述されていますが、“OHPを使う人がふえつつあるが、 ・・・”のくだりに若干の時代を感じますが、後進の指導にもご活用頂ける一冊ではない でしょうか？ 技術士二次試験の申し込み時期になると、思い出される一冊です。 （岡本 芳樹：株式会社 パスコ） 平成30年6月号の担当は、池田晃三さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇第４回 測量・地理空間情報 イノベーション大会の受付を4月9日に開始いたしました。 聴講を希望される方は、お早めにお手続きください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/innovation.htm ◇平成30年度空間情報総括監理技術者の実施要項をリニューアルいたしました。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/gissv/gissv.htm ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じたＳＰの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇イブニングセミナー 「IoT時代の地図サービスを考える」 日程：平成30年5月28日（月）16：00〜 講師：藤沢 秀幸 氏 （株式会社ゼンリン） 場所：東京 http://www.jsurvey.jp/k-academy300528.pdf 仙台（web) http://www.jsurvey.jp/k-touhoku300528.pdf ◇重要なお知らせ ●【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要になります。 《更新条件》 ☆平成23年度までの認定登録者は、第1回目更新は25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成25年度認定登録者は、平成30年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成20年度認定登録者は、平成30年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に適 用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、信頼 性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新たな展 開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展開性）と いう視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿ください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** おすすめの一冊 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『ドキュメント 技術を創ったエンジニア』 Ａ４判 １０７頁 定 価 １,４０４円(税込) 会員価格１,２６０円(税込) 送 料 ４５０円 平成２９年１０月６日刊行 『空間情報総括監理技術者からの メッセージ』 Ａ４判 １０８頁 定 価 １,６２０円(税込) 会員価格１,４５０円(税込) 送 料 ４５０円 平成２９年１１月２８日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1a.htm (遠藤拓郎：日本測量協会） 4月号まで担当されました小林さんが5月末で測量協会を退職ということで、これまでご苦 労様でした。後任は遠藤さんが担当されますので、皆様よろしくお願いします。 ■編集後記 通勤する地下鉄の広告で「成功する人は 週末を無駄にしない Weekend MBA」の大学 ビジネススクールのキャッチを見ました。 GWで少し解放されたところで、明けて新年度の本格的な業務、社内対応等で現実に引き 戻された体には少々刺激的で、また、「頑張るんだぞ」と言い聞かせたところです。 皆様も新年度が本格的にスタートされた頃だと思いますが、お体に気をつけて頑張って ください。 （編集委員長：中日本航空 中舎） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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