| タイトル：メルマガ Vol.15 | 発行日時：2008年2月15日13時20分16秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2008年2月15日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.15 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ：＊ニュース・ラウンジ ＊報告記事 ＊リレーエッセイ＜空間連携＞ ＊コラム ＊空間情報関連グッヅ/Webの紹介 ＊本の紹介 ＊イベント情報 ＊公開記事 ＊国際活動 ＊ちょっと・ちょっとコーナー ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 最近の他機関における認定技術者制度の動きに思うこと 土木学会では、認定技術者制度の上級および一級技術者資格に経験能力を審査する実務 コースを新設し、発注者支援業務に携わる信頼できる技術者を育成・選定するようである （建設通信新聞1/22）。国交省でも発注者支援業務の応募要件として土木学会上級および 一級技術者を設定する方針のようである。 一般競争入札や総合評価方式の拡大により、発注者事務業務の増大と従前からの随意契約 方式が困難となり、加えて企画競争に対応できる質の高い発注者側の事務業務が求められ ている。それに対して、同業務に携わる、あるいは支援できる技術者の育成・選定が緊急 の課題とされている。 地理空間情報時代、われわれの周縁にも全く同じニーズがある。地理空間情報業務の積算 支援業務、技術審査業務、技術アドバイザリーなどがそれである。われわれが取得してい る空間情報総括監理技術者資格は、高度な技術能力を認証されたライセンスであるととも に、業務に関する経験能力の質を保証するクオリフィケーションを併せ持つ資格である。 地理空間情報分野の業務に同資格が参加要件とされるケースが増え、ようやく市民権も得 られつつある今、更に、地理空間情報関連の発注者支援業務のコンサルタントという側面 から新たな参入も検討する時期にあろう。 ともかく、スペーシャリストの会が一丸となって戦略的に、そして強かに、関係機関への 働きかけを急ごう。 （瀬戸島政博:測量協会） ＜編集委員会よりお知らせ＞ ３月号は林義政（パスコ）さんです。 ■報告記事 ＜ 企画委員会議事録 (概要）＞ 日時：平成20年1月22日（火） 13:30〜15:30 場所：（社）日本測量協会 新館２Ｆ 会議室 出席者：瀬戸島、住田、林、望月、池田、村木、白井、鈴木、早川、神原、田中、 廿楽（事務局） 欠席者：北原、高、高岸、土方、津留、秋山 １．議事内容 （１）確認事項 １）12月企画委員会の議事内容の確認 前回議事録に従い確認した。 （２）討議事項 １）議題１ 「GIS NEXT」連載企画（その２）の具体的な対応について ・住田氏から検討資料を提示して頂き、記載内容を討議した。 ・原稿には、今回の討議の内容を反映させ、最終原稿を住田氏が作成する。 ２）議題２ ＭＭ誌の記事等について ・第14号は、平成20年1月15日に発行した。 ・2007年度会員をコラム執筆者予定者に入れる。 ・リレーエッセイの執筆者は、できるだけ2007年度会員になるように配慮する。 ・過去、原稿入稿が無かった執筆者は、先送りとする。 ・空間情報総括監理技術者資格が参加要件となった案件リストは、神原さん管理 のホームページに掲載する。この掲載内容は、パスワード無しで閲覧できるよ うにする。また、ＭＭ誌には、報告のあった最新案件のみを掲載する。 ・次回締切りは、2月10日とする。 （３）報告事項 １）報告１ 「実務者向け地理空間情報の流通と利用」執筆状況 ・「4.1 ネットワーク型RTK-GPS発信とその利用」原稿は、1月9日に到着 ・「5.2 これからの地理空間情報技術者の育成」原稿案のドラフトは作成完了 ２）報告２ 第2回イブニング・セミナーへの参加要請 ・第2回は、平成20年3月6日（木）に実施する。 ・第3回は、平成20年5月27日（火）に実施する。 ３）報告３ 月刊「測量」スペーシャリストの会コーナーの分担執筆（毎号）につい て ・「6回シリーズ：技術は人に宿る」 第5回原稿は、1月15日に到着 ４）報告４ 空間情報総括監理技術者資格が参加要件となった案件について ・今まで案件として提示された案件を整理資料に基づき、内容を確認した。 ２．次回企画委員会の日程 平成20年3月6日（木） 日本測量協会 （16:00〜 第2回イブニング・セミナー） (望月 貫一郎：パスコ) ■リレーエッセイ 「資格制度について」 メルマガ no.１４で、建設工業新聞の記事「土木設計士」に関して、ニュース・ラウン ジでコメントがありました。この建設工業新聞に記事については、多少（かなり）行き過 ぎの報道であるので、事実を述べると共に、資格についての私の考えを述べたい。 （前号の記事）ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ■ニュース・ラウンジ ＜新資格「土木設計技士」の誕生か？＞ 建設工業新聞2007.10.19（金）によると、「建設コンサルタンツ協同組合は、土木設計 に特化した実務技術者のための新たな資格制度を提言した報告書『中小建設コンサルタン ト業の活路開拓ビジョン』を2007年4月に公表し、これまで提言の実現に向け内部で研究 を進めてきたが、ここにきて他の関係団体（全国測量設計業協会連合会・全国地質調査業 協会連合会）と共同で新資格制度創設を目指す方向となった」と報じている。 組合が創設しようとしている資格は、「土木設計技士」（仮称）である。土木設計技士の 創設を求める理由は、現行のコンサルタント登録規程と実態との大幅なかい離が、設計ミ スの多発や施工を考慮しない図面の提供などを誘発し、結果として設計成果物の品質の低 下につながっているとしている。 （現状）ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 現在、建設コンサルタント協同組合と全国地質調査業協会連合会ならびに全国測量設計 業協会連合会は、「土木設計技士」の創設について、必要性の有無、資格活用の可能性な どを含めて、検討を始めた段階である。私は、全国測量設計業協会連合会の担当委員とし て、現在協議をしている。協議内容としては、�｜羮�企業の実施設計の作業担当者のレベ ルアップと中小企業の資格取得として必要という意見。��屋上屋を重ね、資格取得の手数 だけかかる。という意見が交わされている。 （資格についての考え）ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 担当委員という立場であり、この場で私の意見を公表することはできない。しかし、資格 問題を考える際には、次の点が重要と考える。 �〇餝覆離譽戰襦紛擦鯆イ辰董∋餝覆鯢充┐任�るか）�∋餝覆陵�効性（顧客がその資格を 有効なものと認めるか）��資格の継続性（ＣＰＤ等によって、有資格者のレベルが継続し ているか）このような視点で資格を見る必要があると思う。 また、資格には、 �ゞ般各叛蟷餝福憤綮奸∧杆郢里覆鼻� �¬松慮鴇了餝福頁郢痢�技術士、空間情報総括監理技術者など）の２種類がある。 業務独占資格は、まさしく資格がないと仕事ができない資格である。これに対して名称呼 称資格は、名称を呼称することはできる（信用される）が、仕事を独占することはできな い。我々は、名称独占資格を持っているわけであるから、今後この資格が、顧客から信頼 を得て、仕事につながるように努力する必要がある。 空間情報総括監理技術者の「資格レベル」は十分なものがあるので、その名称を呼称して、 「資格の有効性」を高め、「さすが！」と言われるような仕事をしていきたいものである。 そして、発注要件になるような活動も不可欠であると考える。 （北原良彦:�蠱楼茲澆蕕ぁ� 次の執筆者は、同じく中小企業としての悩みを持つ、早川さんにお願いしたいと思います。 ■コラム MM開始時に設定されていた執筆順番を再度掲載しておきます。これまでに執筆を忘れて いた方からの投稿も受け付けております。2007年12月号より平成１９年度入会者について も担当を決めております。 ●執筆順番 2007年1月号 神原（五星） 2月号 瀬戸島（国際）、住田（アジア） 3月号 高（朝日）、望月（パスコ） 4月号 津留(朝日)、土方(国際) 5月号 池田(アジア)、林（パスコ） 6月号 赤松(国際)、秋山(朝日) 7月号 内田(アジア)、大石(国際) 8月号 大友(国際)、北原(地域みらい) 9月号 木下(ランド)、楠(パスコ) 10月号 東田(国際)、沼田(アジア) 11月号 野村(国際) 12月号 福田(朝日)、村木(イメージワン)、早川（帝国）、畠(アジア) 2008年1月号 横山(大成ジオ)、渡辺(アジア)、鈴木（中日本） 2月号 与(パスコ)、及川(国際)、白井（国際） ＞＞＞ 3月号 大谷(国際)、大橋(パスコ)、伊藤（パスコ） 4月号 大山(国際)、岡本(パスコ)、岩切（パスコ） 5月号 川口(パスコ)、黒台(ハザマ)、岩波（国際） 6月号 佐々木(パスコ)、品澤(パスコ)、大堂（アジア） 7月号 菅原(パスコ)、高木(国際)、小川（アジア） 8月号 高岸(パスコ)、田中(日本大学)、織田（アジア） 9月号 筒井(パスコ)、長谷川(国際)、垣内（パスコ） 10月号 畠山(国際)、廣瀬(国際)、菊池（パスコ） 11月号 三浦(パスコ)、三島(パスコ)、北原（アジア） 12月号 南澤(パスコ)、森田(パスコ)、斉藤（アジア） 2009年1月号 島田（国際）、外山（中日本） 2月号 中野（アジア）、中本（パスコ） 3月号 藤井（アジア）、安野（アジア） 4月号 山田（パスコ）、渡邉（パスコ） ■コラム ＜勝手計測作業規定＞ 私は、GPSなどのセンサーとIT技術を用いた動態計測を担当している。その計測対象物 は、地すべりや構造物などである。そのため公共測量の定義する土地測量とは状況が違 う。お客様も大半は、民間企業である。 公共測量は、その作業規定で精度が決められているが、動態計測には作業規定は存在し ない。これは地象地物の現象を、それぞれ対象に見合った最適なセンサー（ピアノ線の伸 縮計、水管式気泡感の傾斜計、光ファイバーによる歪み測定器、水盛り式沈下計、TSによ る移動杭計測など）で計測していたという経緯によると思われる。 しかし動態計測には、管理基準値というのがある。これは何mm変動したら危険であると いう指標である。そのため計測には、高精度な絶対値が要求される。 この計測で問題になるのは、計測値がさまざまな要因によりゆれるため、絶対値を算出 しにくいことである。GPSも計測値は当然ゆれる。そのため私は、様々な手法を用いてゆ れている計測値から絶対値を算出している。 動態計測では、管理基準値はあるが作業規定が存在しないのは何かと作業がしにくい。 そのため管理基準値を鑑みて、自分勝手に作業規定を立案・策定しお客様に提案してい る。 スペーシャリストの目指すところは、いかにお客様の要求内容を理解し、品質を維持し つつ廉価にサービスを提供することだと思う。 （及川典生:国際航業） ■コラム ＜気になる出来事＞ 今年度は、一昨年度に改正された耐震改修促進法に基づき、全国の市町村が「耐震改修 促進計画」を策定中である。地震防災に積極的な自治体は、地震ハザードマップも併せて 作成するなど、まさに地震防災業務花盛りである。 ところで、ひとつ気になることがある。地震ハザードマップには震度分布を示す揺れや すさマップと、建築物の倒壊の危険性を示す危険度マップの2種類あるが、後者は作成し ても公表しない自治体が多いと聞く。住民がこの危険度マップを見たら自分の家が危ない、 行政は自分の家に対しどのような手立て、支援をしてくれるのかと申し立てられたら困る かららしい。（某町で確認済み） 大規模な地震発生による被害を低減すべく住民の意識啓発を目的に作成されるマップが、 庁内資料として広く活用され、手厚い行政支援の役に立つのならやりがいのある仕事と思 うが、どうもそうではないことが残念でならない。 空間情報総括監理技術者は、最終的なユーザーである住民の役に立つよう、空間データ の活用について行政をコンサルテーションしていくことが重要であると思う此の頃である。 （与 清：パスコ） ■コラム ＜世代間格差コスト？＞ コストをテーマにしたセミナーに参加してコストの考え方から、コスト削減を踏まえた 利益の確保など、ひと通りコストを軸にした講師の話を聞かせていただきました。このセ ミナーのコスト削減のひとつの項目に"世代間格差コスト"なるものがあり、少し興味を持 ち、これは今後、社内教育、技術者育成と関わる点もあるのではと感じたので少し取り上 げさせていただきます。 この世代間格差コストとは、年代間のコミュニケーションが円滑に行われなくなること で、時間の無駄、生産工程でのロスなど無駄なコストが発生するというものでした。そこ で、自分を含めた周囲の現状を客観的に見てみるどうであろうか？ 自分自身、20代の社員との接点があまり多くはない環境にあるが、確かに、円滑にコミ ュニケーションをとっているとは言い難い。そして何より最近、途中で投げ出してしまう 若い技術者が増えた感じさえする。その原因のひとつに先輩社員とのコミュニケーション 不足というのも否めない。また、ある意味投げ出してしまうことで、一つの役割を担って いた部分が不足し、生産なり業務が円滑に遂行できなくなるのを周囲がフォローしなくて はならないことも無駄が生じるといえばそうであろう。そこで、これらを世代間格差コス トなるもののひとつの側面であると考えると、解消する仕組みが必要であり、そのひとつ として教育、育成システムをしっかりさせることかと思う。 例えば、これまで、若い技術者は先輩技術者の後姿を見つつ、先輩に追いつき、追い越 すよう努力してきたと思う。しかし、ここ数年、アナログからデジタルへと移行していく なかで、これまでは年功序列的に役割が明確であったものが部分的に崩れて、いきなり、 若くても処理の一部分で先駆者的な立場に成りえる状況にもある。このような局面で、そ れぞれの技術領域での今後の教育ステップが明確であれば、自分は誰をお手本にしておく のか、誰を目標にしていくのか、技術者もイメージが出来ると思う。では、現在、そのよ うなイメージが出来るかというと、必ずしもそうではないのではと感じる。これは、自分 自身だけがそのように感じているだけで、既に、そのような取り組みをしているところも 多くあるかもしれない。自分自身の課題として、今後、若い技術者、熟練技術者ともコミ ュニケーションを図りながら、色々な意味での無駄を発生させないためにはどうしたら良 いのか考えていきたい。 （白井直樹：国際航業） ■ 空間情報関連便利グッヅ / Web & Blogの紹介 ＊岐阜県図書館世界分布図センターのWebサイトの「古地図の世界」には日本地図、国絵 図、県関係図、明治期国内都市図、江戸図のインデックスをクリックするとそれぞれの 古地図が閲覧できます。http://www.library.pref.gifu.jp/map/kochizu/top.htm ＊グーグルアースで古地図を見よう http://googleearth.raifu.info/ では、古地図の レイヤーが用意されていて、全世界、アメリカ合衆国、ニューヨーク、東京（江戸）、 ロンドン、パリの数百年前の地図と衛星画像を瞬時に切り替えて見比べることができる。 時空を超えた地図空間に遊ぶのはいかがでしょうか？ ＊市町村合併で変更された住所の更新するには、前述の国土地理協会のWebサイトから 「郵便番号最新情報」を見るか、JP日本郵便の郵便番号検索を参照されると良いでしょう。 ( http://www.post.japanpost.jp/index.html ) （田中邦一：日大） ■本の紹介 ＊「構造こわし 組織変革の心理学」古川久敬・著 誠信書房 2250＋税 少しばかり古い本で今更手遅れかもしれないが、変動が激しさを増す現在、読み返すに 値する本である。ご存じのとおり、組織や集団にも、業界にも年齢があり、いつかは硬直 の途に進むことは避けられない。著者は、学者として研究成果に基づき客観的に分析し、 組織が継続するための内発的意欲による組織変革の定着を論じている。�〔榲�と内容は明 確か、��努力は実感できるか、��成果を測定しているか、�げ垢�く励まし合う雰囲気が職 場内にあるか。（津留宏介：朝日） ＊技術士法制定50周年記念誌 「技術士を考える 過去・現在・将来」 （社）日本技術士会 定価 2000円 日本技術士会の重点活動項目は、「技術士の活用範囲の拡大」、「会員の拡大」、「行 政や社会に向かっての情報発信」である。その一環として、技術士法制定50周年を記念し て本誌を出版した。 本誌では、「技術士制度の現状と将来への取組み」と題し、同会会員の参加を得て議論 された内容を、�ゝ蚕兒寮�度の現状、��技術士制度発展のための課題、�５蚕兒寮�度の可 能性、�さ蚕兒硫颪�行うべき将来への展開、などについてＡ４版で約90ページにまとめら れている。（瀬戸島政博:測量協会） ■測量協会イベント情報のお知らせ セミナー ��1) サーベイアカデミー「地理空間情報イブニング・セミナー(第2回)」 日程 平成20年3月6日(木) 16時〜17時30分 会場 (社)日本測量協会 研修室(文京区小石川) 講師 岩見一太氏 �螢優�ストパブリッシング 内容 「専門誌編集からみたGISの最新動向」 参加費 会員(特別会員含む)は無料 非会員は2,000円 CPD対象セミナー 2) サーベイアカデミー「地理空間情報イブニング・セミナー(第3回)」 日程 平成20年5月27日(火) 17時〜18時30分 会場 (社)日本測量協会 研修室(文京区小石川) 講師 大内丞氏 NPO法人全国GIS技術研究所 内容 「大縮尺(地図情報レベル500)地理情報標準の動向と対策」 参加費 会員(特別会員含む)は無料 非会員は2,000円 CPD対象セミナー 問合先は サーベイアカデミー事務局 03-5684-3360 �⊆駄骸圓里燭瓩痢崔詫�空間情報活用推進基本法」 日程 平成20年2月28日(木) 13時〜17時 会場 測量年金会館(東京都新宿区山吹町1-1-1) 講師 碓井照子 氏 奈良大学文学部教授 河瀬和重 氏 国土地理院地理空間情報部基盤地図情報課長 田中博幸 氏 国土地理院企画部測量指導課長補佐 平田更一 氏 (社)日本測量協会GIS研究所主任研究員 参加費 無料(事前登録制) CPD対象セミナー 問合先 GIS研究所 03-5684-3363 出版物 ◆測量関連図書 新刊図書 「GNSS測量の基礎」 「新GPS測量の基礎」の改訂版として2月下旬刊行予定 共著:土屋淳・辻宏道 定価未定 （廿楽:測量協会） ■公開記事 「空間情報総括監理技術者」が商標登録されました。 平成18年11月9日に商標登録を出願(商願2006-104195)しておりました 「空間情報総括監理技術者」の名称について、平成19年12月14日付にて 商標に登録されました。 登録 第5098974号 区分 第41類 空中写真撮影、地図帳の編集ほか 第42類 空間情報の利活用に関する情報の提供及び助言、 基準点測量、水準測量、道路計画の作成ほか （廿楽:測量協会） ■国際活動 第２話 キャラバンワークショップ 前回出てきたスイスのアーミンとは、ISPRSの第5部会で2000年から、4年間は、「視覚 化およびアニメーション」と題するワーキンググループとして数々のワークショップを企 画開催してきた。北海道の大沼、タイのアユタヤ、中国の昆明、スイスのブルペラ（ス キーを兼ねて）、タイのピサヌロクでワークショップを開催した。大都市でなく、小さな こじんまりした、風光明媚なところで開催するのが我々の方針である。参加者は大体100 名前後で十分である。家族兄弟のような雰囲気の会議が開ける。簡単に言えばアーミンと 私の勝手でワーキンググループを開催できるのが応えられない。 ところで2004年に同じようなワーキンググループを続けようとしたら、第5部会の部会 長になったハンス・ゲール・マースというアーミンの教え子が、われわれはロートルであ るから、認めないといってきた。仕方なく、日本が担当国になった第6部会(教育関係)の 部会長の長幸平教授(東海大学)に頼み込んだところ活発に運営してくれるなら歓迎すると のことだった。教育を主体とする第6部会の性格にあわせて、「テクノロジートランスフ ァー・キャラバン」なる名称のSpecial Interest Groupなるものを立ち上げた。 何をするかといえば、我々講師陣が途上国に出かけて行って、最新の技術を話題とする ワークショップを開催する。大体が「ジオインフォマチックの新しい傾向と展望」といっ た内容である。つまり、講師陣がキャラバン隊となって、いろいろな国を巡るのである。 我々以外にも講師を2,3人連れて行く。航空券は自分持ちで、現地の宿泊代は現地側が負 担するのがルールである。 私とアーミンの人脈で、いろいろな国でワークショップを開いた。2005年にラオスのビエ ンチャン、2006年にギリシャのクレタ島とモンゴルのウランバートル(アジアリモートセ ンシング会議の直前)、2007年にミャンマーのヤンゴンとブータンのテインプーで、2008 年の1月にはベトナムのハノイで、ワークショップを開催した。5月にはスイスのアスコー ナでワークショップが計画されている。クレタでは、エーゲ海を楽しんだ。ラオスに行っ たときは、アーミンと古都のルアンプラバンを観光した。ブータンでは、オーストラリア のクライブ・フレーザーも参加して一緒に世界遺産のタクシャンに参拝した。半分仕事で 半分遊びである。 何が一番嬉しいかというと、訪ねた国で昔の学生達に会うことである。仕事がうまく行 っている話を聞かされると、とても嬉しい。先生冥利である。私は年をとり、体がきつく なってきたので、そろそろ止めようと提案するのだが、アーミンはまだ馬力があって、20 08年からさらに4年間一緒にやろうという。2009年には70才になるからそろそろ潮時と思 うのだが。 （顧問 村井俊治 2008.1.15） ■ちょっと・ちょっとコーナー ＜超健康朝食レシピ大公開＞ みなさん、中年太りしていませんか? 仕事が忙しくて健康管理をおろそかにしていま せんか? 食事、運動、生活態度は言うまでもなく、究極の健康保持の秘訣です。私は、 40才を過ぎて健康診断をしたことなく、薬と健康剤を飲んだことはないです。顔の病気 (歯、鼻、耳)以外は医者に言ったことはなく、元気に仕事しています。その秘訣の一つに 朝食があります。 「しっかり朝食をとりましょう」は、小学生など若い者への忠告です。皆さんのような オジサンには、朝食断食がベストです。しかし、抵抗があるでしょうから下記レシピを実 験してください。 １． 食材の準備：無農薬玄米、ジャコ（煮干でもＯＫ）、低塩味噌 ２． 玄米をミキサーにて粉粒状に細かく砕く。多少のツブツブはＯＫ。 ３． 次にジャコ(煮干)を弱火でよく炒り、ミキサーにて粉粒状にする。 カルシュームバッチリ。 ４． 一人について、玄米の粉大匙大盛り1杯、ジャコの粉小さじ半杯を、子なべに入 った水（一人についておわんかどんぶり1杯分）に入れ、火にかける。 ５． 味噌一人について大匙半分程度をいれ、ゆっくりかき混ぜ、10秒間沸騰したら完 了。5分で料理はできあがる。玄米粥のような「ポリッジ」が出来上がる。 ６． 納豆の好きな人は、納豆を入れてかき混ぜて食べると美味。滋養は満点。 誰にでも出来る簡単明瞭な超健康朝食のレシピを是非こころみてはいかが? 奥さんも きっと同調してくれるでしょう。ところでこのレシピは私の発明です! （顧問 村井俊治 2008.1.24） ■編集後記 村井先生の海外レポートいかがでしたか？ まさに世界を飛びまわる精力的な活動が伺 えます。 若い我々も先生のバイタリティーを見習い空間情報社会の構築に邁進しましょ う。さらに、バイタリティーの秘密も大公開！メタボ改善にもなります。是非お試し下さ い。 健全な肉体でなければ健全な仕事は出来ない。と昔の人も言っていたような・・ （編集委員長） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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