| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.157 | 発行日時：2020年1月17日11時43分33秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2020年1月17日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.157 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（廣野貴一） ＊企画委員会・各支部活動報告（菊地隆、住田英二、小野貴稔、西村芳夫、岡本良徳、畠周平） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（阿部融） ＊新会員のコーナー（平松孝晋、土橋康輝） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（早川和夫） ＊測量協会からのお知らせ（遠藤拓郎） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 新年あけましておめでとうございます。皆さまは、この休みで繁忙期を乗り越えるため の充電ができたでしょうか。 SDGs（持続可能な開発目標）の17色カラーホイールデザインのピンバッジを付けた人を 街中で見かけるようになりました。実際にSDGs達成に向けて取り組んでいるスペーシャリ ストの会会員の方々もいらっしゃいます。 SDGsは2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択された、世界全体の経済、社会、 環境の三側面を調和させ、誰一人取り残すことなく、持続可能な世界を実現するための、 2030年を年限とした総合的取り組みです。17のゴール（目標）、169のターゲット（達成 基準）、232の指標が決められています。 我が国は、2016年にSDGs実施指針を決定し、2017年以降アクションプランを定期的に策 定しています。昨年12月にSDGsの状況変化に対応するためSDGs実施指針が改訂され、併せ てSDGsアクションプラン2020が決定されました。 SDGs実施指針改定版によると、日本国民の4人に1人がSDGsを認知するようになりました。 一方、我が国のゴールへの取り組み状況を次のとおり評価している機関があります。 ＜達成度が高い・進展している＞：保健、教育、水・衛生、経済成長と雇用、 イノベーション、海洋資源、 ＜達成度が低い・課題あり＞：ジェンダー、不平等、持続可能な都市、 持続可能な消費と生産、気候変動、貧困、実施手段 実施指針改定版やアクションプラン2020の中から、我々が関連しそうなキーワードを拾 ってみると、i-Construction、MaaS、スマートシティ、レジリエント防災・減災、治山対 策、省・再エネルギー、スマート農林水産業、地球観測衛星を活用した森林課題解決、生 物多様性、地域活性化、等々、細部に至ると紙面に書ききれません。 我が国のSDGsへの取り組みに関する課題解決や2030年の達成に向けて、空間情報総括監 理技術者の活躍する場面が多々あることを感じます。 （廣野貴一：アジア航測） 令和2年2月号の担当は、金久保豊さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告（一部省略）（敬称略） ◇東北支部 ■SP会GM会合同打合せ 2019/11/21 16:00〜17:30 パスコ会議室 １．支部会則の施行について ２．新年度講演会の開催について 仙台会場以外での実施の可否の検討 ３．その他報告事項 （菊地隆 東北支部長：パスコ） ◇東京支部 ■今後の活動予定（幹事会と勉強会） 日 時：令和2年1月17日（金）15:30-17:00 場 所：アジア航測株式会社（新百合ヶ丘） 議 題：タイトル調整中（講師：新名 恭仁） ・幹事会 ・勉強会：調整中 日 時：令和2年4月上旬（技術士第二次試験受験対策講座） 場 所：株式会社パスコ （住田英二 東京支部長：測量協会） ◇中部支部 【第56回 中部空間情報総括監理技術者の会】 開催 □開催日時：令和元年12 月11 日(水) 15：45〜16：45 □開催場所：名古屋国際センター 3F 第一研修室 □検討協議事項： 1. 検討項目 （１） 第12 回Ｇ空間ほっとセミナーの開催に向けて �� 日程 ：令和２年4 月24 日（金） 15：30〜18：00 （講習時間は2 時間） �� 場所 ：丸の内 キリックスビル �� 講師 ：SP会浜出氏、名古屋大学教授（2月上旬に決定予定） �� テーマ ：（案）QGIS の利活用 （２） 点群データのオペレーティング講習会 �� 日 程 ：令和2 年5 月30 日（土） �� 場 所 ：岐阜大学工学部 �� 講 師 ：鵜飼氏、中舎氏（概要）、福井コンピュータ UAVは（株）テイコク �� 予定受講生 ：25 名 2. 報告項目 （1）中部支部 女性技術者によるバーチャル座談会の開催 �� 日程 ：令和元年11 月7 日（木） 10:00〜12:0 �� 場所 ：アジア航測株式会社 名古屋支店 会議室 �� 現在議事録取りまとめ中 2）令和元年度KIT 空間情報セミナー講師派遣 �� 日程 ：令和元年11 月22 日（金） （講習時間は1 時間） �� 場 所 ：金沢工業大学：23 号館 �� 講師 ：近藤泰徳氏 □連絡事項等： 1. 今後の定例会議等の予定 (1) 第57 回定例会議 日 時：令和2 年2 月7 日（金） 15:30〜17:30 場 所：株式会社ヤフー（JR セントラルタワー50 階） (2) 地理空間情報産学官中部地区連携協議会 参加 日 時：令和2 年2 月12 日（水） 14:00〜16:00 場 所：ウィルあいち（愛知県女性総合センター）3F 会議室 【スペーシャリストの会 特別講演会(DVD講習会)】開催 １．日 時 令和元年 12月11日 (水) １３：２０〜１５：３０（受付 １３：１０） ２．会 場 名古屋国際センター ３Ｆ 第１研修室 ３．参加者数：17名 （小野貴稔 中部支部長：中日本航空) ◇関西支部 ■第48回定例会議を開催 日時：令和元年12月23日（月）13:30〜14:30 場所：株式会社かんこう 会議室 出席者：２３名 議事 １．新入会員の紹介 新役員の紹介 ２．総会及び前回定例会議事録の確認 ３．「スペーシャリストの会」２０１９年度１１月 企画委員会の報告 ４．各部会の計画及び報告 広報教育部会の計画及び活動報告。 社会貢献部会の計画及び活動報告。 ５．来年度の会議及び催しの開催計画について、以下の予定で進める。 ４月 定例会議：国際航業 ６月６日（土） 技術士１次試験講習会：日本インシーク ７月 定例会議＋スペース・サロン：朝日航洋 １０月または１１月 定例会議＋スペース・サロン：パスコ １２月 定例会議＋スペース・サロン：日本インシーク ６．月刊測量 SPの会のコーナーへの執筆者の推薦 ・川上さん（�蠧�建技術コンサルタント）を推薦 （１月22日に予定の企画委員会にて報告予定） ７．スペース・サロン@kansaiの準備状況及び今後の講師の選定について ・次回のスペース・サロンは、水野さんに「市民が利活用できる空間情報」 というテーマで開催予定。 ・内部講師は、常松さん（�螢┘ぅ謄奪�）、末国さん（�蟯超�総合テクノス）、 小早川さん（国際航業�蝓砲鰺縦蝓� ８．女性技術者座談会の報告 今月中に取りまとめて本部に報告予定。 ９．「スペーシャリストの会総会 特別講演会（DVD）」の開催について ・２０２０年1月28日（火）に日本インシークで開催。同日に日本測量協会関西支部の 賀詞交歓会もあり。 １０．スキルアップ研修会（大阪府測協との協業）について ・２０２０年６月または７月に開催、講師の派遣依頼あり。 １１．その他 ・KIT空間情報セミナー：２０２０年１月２４日（金）で 黒澤さん（�蠅�んこう）が講演。 ■第16回 スペースサロン＠kansai を開催 日時：令和元年12月23日（月）15:00〜17:00 場所：株式会社かんこう 会議室 講師：大阪大学大学院 工学研究科 環境エネルギー工学専攻 教授 矢吹 信喜 先生 テーマ：「空間計測と知的なセマンティック3次元モデル」 http://www.jsurvey.jp/k-kansai20191223.pdf ■ＳＰの会関西支部のホームページは随時更新し、新しいコンテンツを掲載しております。 https://www.kansai-sp.org/ 是非、お立ち寄りを！ （西村芳夫 関西支部長：日本インシーク） ◇中国・四国支部 中国支部（測量協会）の講習会 測量士 答案練習セミナー (Web講習) 測量士・補国家試験対策 申込締切 3月 2日 測量士補 答案練習セミナー (Web講習) 測量士・補国家試験対策 申込締切 3月17日 （岡本良徳 中国・四国支部長：復建調査設計） ◇九州支部の活動報告 １．「SPの会総会」会場：１２：３０ 総会：１３：００〜１３：４５ 10名/16名参加 委任状４名で総会可決 総会議案：年次報告、収支決算、次年次計画、新規入会等 ＞＞可決 ２．「知っとーとセミナーin九州」 参加者35名 � 崔楼菲漂劼里燭瓩涼枠彜慙⊂霾鶺蚕儚萢兔僉糎従�と課題〜」 １４：３０〜１５：３０ 福岡大学工学部 村上哲教授 �◆崔録牝阿傍�因する液体貯蔵施設の被害」 １5：３０〜１6：３０ 坪郷計算工学研究所 坪郷浩一所長 3.月刊「測量」スペーシャリストの会コーナー 執筆者：国際航業 伊藤友和氏 ４．女性部会バーチャル座談会について 対応：快適空間FC 鵜飼副部会長 テーマ：地理空間情報コンサルに求められるスキルは 1月末まで 各社で女性技術者選出 2〜3月 質問票の検討・送付 4月以降 座談会開催 （畠 周平 九州支部長：アジア航測） ■リレーエッセイ＜空間連携＞ 以前の会社でお世話になり、今は会社の先輩の服部さんからバトンを受けた阿部です。 2020年が始まりました。2020年はなんといっても東京五輪！なんでしょうが、これまで の過度な喧騒で、既に食傷気味です。アスリートの活躍には期待していますが。 話は空間連携でした。私がGISを始めた頃の空間連携とは、空間の位置と属性情報を結び つけるものでしたが、最近では、実空間はサイバー空間に取って代わられているように感 じます。先日、家から遠いところに墓地を買った知人が同僚に「駅前に仏壇が出てくるビ ルがある時代に、わざわざ遠くに墓地を買うなんて不便だな」と言われ、「わざわざ行く から供養なのであって、それを信心というんだ」と抗弁し、笑いを取っていました。 たしかに実空間というのは面倒なものです。墓地にしても、より便利さを求めるなら、駅 前どころかネットで墓参りする『楽天墓場（仮称です）』が登場するかもしれません。 実空間とつながっているには「信心」が必要な時代なんでしょうか。ちょっと怖いです。 そんなこともあって、肉体を使って、実空間とつながる価値を表現しているアスリートの 活躍に期待しているこの頃です。 次号は、某財団の出向仲間である国際航業の小早川雅行さんにお願いいたします。 （阿部融：アジア航測株式会社） 令和2年2月号の担当は、小早川雅行さんです。 ■新会員のコーナー はじめまして。アジア航測の平松と申します。 私は現在、鉄道事業への空間情報技術の適用に向けた技術開発を担当しています。 このプロジェクトに携わり始めた数年前には意外に感じたのですが、新線建設や関連事業 を除く列車の日常運行には、衛星測位や計測技術がほとんど使われていません。ドローン、 BIM、MMS、自動運転などの試験は行っていますが、いざ営業線での運用となると、信頼性 や安全性という技術的課題だけでなく、法令、組織、慣習といった社会面での障壁は高く、 そのうえ異質なメンタルマップ・時間感覚を持つ方々との現場作業に心理的負担も感じま す。これらの業務の調整場面において、空間情報技術の企画、提案、監理能力の重要性を 痛感します。これからは会にも参加して、豊富な業務経験をお持ちの皆様からのご指導も 頂きながら、技術研鑽に励んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。 （平松 孝晋：アジア航測株式会社） 「ノマドワーカー」 今年度より新会員となりました、株式会社パスコの土橋（つちはし）です。 私は、入社１９年目となりますが、今までの会社員人生で５年と同一居住地に居たこと が無く（仙台→東京→沖縄→北海道→東京）勤務地と業務内容がガラっと変わるような技 術者でありました。逆に、単一の業務分野に長く腰を据えなかったことが、結果として今 の空総監に結び付いたのかもしれません。 ただ、そんな現在の勤務地（東京）並びに現在従事している「道路台帳」への関わりも ５年を迎えようとしており、今までの社会人経験で最長期間を迎えようとしております。 他社員より転居を伴う異動が多いため、そろそろ落ち着いて仕事をしたい一面はありま す。ただ興味関心だけは「ノマドワーカー」の心意気を捨てずに、空間情報を繋ぐ役目と なる空総監としての使命を果たしたい次第です。どうぞよろしくお願い致します。 （土橋 康輝：株式会社パスコ） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 【3D PluraView Monitor：ドイツ】 3D PluraViewは、2つの画面（上下配置：左右画像用）の画像をその中央に配置したビ ームスプリッターミラー（偏光フィルター付ミラー）に最大4K解像度の3Dモデルを表示で きる3Dステレオシステムです。 従来の１画面上にシャッター技術でステレオ画像を表示していた3Dモニターとは異なり、 シャッター技術による画像のチラツキがないためオペレーターへの負担が軽減されるとと もに、広視野角対応で複数人でのモニタリングが可能です。プラグ＆プレイで動作します ので、取り扱いは比較的簡単に扱えます。当社では、昨年末に導入し、図化のモニターと して使っているほか、３Dの点群データの可視化による、地形確認等に使用しています。 （早川 和夫：テイコク） 令和2年2月号の担当は、大山容一さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇実務者向けセミナー〜ＵＡＶを用いた新たな計測技術とその利用〜 日程：令和2年1月30日（木） 場所： 品川フロントビル（東京） http://www.jsurvey.jp/k-honbu20200130.pdf ※定員に達したため、申込みを締め切らせていただきました。 ◇令和元年度 会費納付のお願い 令和元年度の会費納付がお済みでない方は、会費納付にご協力ください。 年間3,000円です。 既に納付手続きをされている場合はご容赦ください。 郵便局の払込取扱票が紛失したなどの理由で振り込めない方は、以下のアドレスまで メールでご連絡ください。 振込票を送付いたします（振込手数料はSPの会で負担します）。 また令和元年度の会費が納入済みかどうか確認したい場合も以下のアドレスまでメール でご連絡ください。 メール：spatialist@jsurvey.jp または、郵便局に備付けの払込取扱票をご利用いただき、以下の郵便振替口座にお振込 みいただくこともできます （その場合は振込手数料はご負担ください。ＡＴＭは152円、窓口は203円）。 名称： スペーシャリストの会 番号： 00160-4-586527 ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じた ＳＰの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇重要なお知らせ ●【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要 になります。 《更新条件》 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成26年度認定登録者は、令和元年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成21年度認定登録者は、令和元年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に 適用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、 信頼性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新 たな展開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展 開性）という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿くださ い。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** 新刊案内 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『実務者向け UAV利活用事例集』 Ａ５判 １５２頁 定 価 ２７００円(税込) 会員価格２４３０円(税込) 送 料 ４５０円 令和元年７月２６日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1a.htm (遠藤拓郎：日本測量協会） ■編集後記 みなさま、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 最近気になったのが信号機が変わるタイミング。よく利用する幹線道路は、やけに赤信号 に捕まるときと、進むにつれ信号が次々青に変わるときがあります。一方、毎回同じタイ ミングで青→赤で停止する交差点もあります。日本交通管理技術協会によると、一定間隔 の信号機もあれば、時間帯によって周期を変えるものもあり、これらは交通網が面的に最 適化されるよう制御されているとのこと。さらには交通量や緊急車両を感知することによ って変化させるものもあるそうです。誰も来ない交差点で信号待ちをすることがなくなる 日も近い？ （編集委員長：アジア航測 小林） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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