| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.166 | 発行日時：2020年10月21日20時14分16秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2020年10月21日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.166 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（橘 菊生） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（山田秀之） ＊新会員のコーナー（山崎廣二） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（大伴真吾） ＊測量協会からのお知らせ（遠藤拓郎） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 10月に入って急に涼しくなり、秋の到来を感じることとなりました。東京もGo To トラ ベルキャンペーンの対象となるなど、コロナ禍と経済活動の共存が国の施策として進めら れています。国内の感染状況は9月末で5,600人、新規感染者は600人弱、累計の感染者は 83,700人程度、1,500人以上の方がなくなっているという状況です。一方、JHONS HOPKINS 大学の集計よれば世界的な感染者数は34百万人弱、100万人以上の方が亡くなっており、 アメリカの感染者は700万人、20万人以上の方が亡くなっているということです。トラン プ大統領も感染したというニュースも入ってきました。感染者の推移などを見ると、国内 では二度目のピークを越えて減少方向、世界的な傾向はいまだ増加傾向というように見え ます。よく言われているように、検査対象者数や集計の基準などがまちまちであることか ら、この推移だけで状況を適切に把握することはできませんが、依然として元の状況とは 程遠いことが分かります。国内の状況であれば、ある程度一定の基準で集計していると思 うので、PCR検査の結果をサンプルとして扱って、統計的に全体の状況を推定できるので はないかと思いますが、報道は相変わらず新規感染者数のみが強調されています。 身近なところでのコロナ禍の影響といえば、在宅勤務や時差通勤の推奨など、コロナ禍 以前から検討されていた新しい働き方が一気に現実のものとなったこと、出張、移動の制 限や会社の会議がほぼWEB会議となったことなどがあります。関連する学会やカンファレ ンスなどでも、4年に一度開催され、今年6月にフランスのニースで開催予定だったISPRS の学実会議も1年延期され、国内の学会も、春季開催予定だったものはほぼ開催中止となり、 秋季に予定されている学会もWEB会議システムを用いたオンライン開催もしくはオンライン とオンサイトを併用した形の開催となっています。このほか、展示会や商業展示なども軒 並みオンラインに移行しています。G空間エクスポもオンライン開催となると聞いています。 研究成果の発表や新技術の紹介等はオンラインで十分対応可能かと思いますが、往々にし て一方通行あるいは双方向のコミュニケーションにになりがちで、横方向のつながりを作 ることが難しいと思います。技術者同士の意見交換や特に若手の方々の人的なネットワー クの形成などが重要であり、これらに対する仕組みづくりは今後のスペーシャリストの会 の活動でも課題となると思います。 測量協会の主催する講習会は徹底した感染防止対策を施したうえで再開されています。 今月2コマほど担当しますが、個人的には久しぶりのオンサイトの活動です。 （橘 菊生：株式会社パスコ） 令和2年11月号の担当は、西村芳夫さんです。 ■リレーエッセイ＜空間連携＞ いつも業務でお世話になっている、かんこうの遠藤浩二様からバトンを受け継ぎました。 アジア航測の山田です。遠藤さんはスター・ウォーズシリーズを一気に観たそうですが、 私は最近、「ゴッドファーザー」シリーズ3部作を一気に観ました。本当は寅さんシリーズ を一気に観たかったのですが、さすがに時間がなくあきらめました。 さて、ゴッドファーザーですが、内容は、とあるマフィアの壮大な叙事詩です。最初の作品 が1972なので40年ほど前、最新作のPart�靴�1990年なので、ここから数えても30年前の作品 になります。先月号で遠藤さんが紹介された映画と異なりCGは無いですが、その映像は結構 すごいですよ。今見ても、その映像には目も心も奪われてしまいます。 アメリカで大きな勢力のイタリア系マフィアであるコルレオーネ・ファミリーの物語です。 このファミリーのドンを演じたのはマーロン・ブランド。彼がいわゆるゴッドファーザー であり、第1作とPart�兇波爐寮験兇鯢舛い討い泙后�また、三部作を通して、彼の息子で三男 のマイケル（アル・パチーノ）が、父の跡を継いで裏社会へ入り、ファミリーを守るため 立ち向かう苦悩と葛藤が描かれています。 マイケルの苦悩が印象的ですが、私は、ファミリーを築いた父、ビィトー・コルレオーネを 尊敬しています。男として家族を大切にすることを説き、信念をもってビジネスをこなし、 敵と味方の機微をわきまえて立ち振る舞うところなど、ビジネスにも参考になっています。 次号は、長年、業界活動でお世話になっているパスコの佐藤俊明さんにバトンを渡します。 よろしくお願いします。 （山田 秀之：アジア航測株式会社） 令和2年11月号の担当は、佐藤俊明さんです。 ■新会員のコーナー 「自己紹介と最近の流行り」 アジア航測の山崎廣二と申します。令和元年度にＳＰ会に入会させていただきました。 よろしくお願いいたします。アジア航測にはグループ会社時代も含めて入社して28年が 経ちました。入社当時に比べるとかなり作業環境も変わりましたが、職人的な部分は一 部残っております。これは決して悪いことではなく、良い成果を世代を超えて作り続け ていくためにもテクニックに加えて継承していくことと感じています。 プライベートでは昨年くらいから時間を見つけてＤＩＹをやっています。最近は玄関 に収納棚を増設すべく、材料や塗装色の選定、必要な工具を準備して少しづつ組み上げ ています。過去に作成した物の課題対策や作成精度向上のために色々考えたり、新しい 手法を取り込んでみたりして前回よりも良いものを作ろうという気持ちで取り組んでい ます。その内仕事の生産性向上にもつながることが見つかもしれませんので、気長に続 けていこうと思っています。 （山崎 廣二：アジア航測株式会社） ■空間情報関連便利グッズ／書籍の紹介 等 書 名：改訂版 空間情報工学概論 編 著：近津博文 発行所：日本測量協会 発行日：2020年3月26日 改訂第1版 定 価：3,333円(税抜) ここ数回、このメールマガジンの新刊案内でお知らせがあった書籍のご紹介です。 実は、私、この書籍の改訂のお手伝いをさせていただきました。なので、この本の紹介と いうよりはPRになってしまうかもしれませんので、私の担当部分のGISはさておき、掛け 値なしでこの書籍は良いということを紹介させていただきます。 この書籍は、2005年に出版された内容を現在の技術トレンドに沿って今年の3月に改訂さ れたものです。私たちの業務に深く関係する空間情報工学・測量学を網羅的・体系的にコ ンパクトにまとめ、さらには、添付のアプリを利用することで、手を動かしながらより理 解を深めることができるようになっています。いわゆる教科書として整備されてきたこと もあり、大学での講義の教科書として多く利用されているそうです。編著者の近津先生を はじめ、改訂を担当された皆様お馴染みの先生方がわかりやすく測量、リモートセンシン グ等の技術概念を解説されています。 このような内容だから、改めて空間情報に係る技術を基礎から学習してみたい社会人にお 薦めなのです。「そんなこともう知っているよ」という方も、この書籍を手に取って眺め てみてはどうでしょうか。知っている技術の再確認ができるとともに、新たな知見やこれ まで勘違いしていたことなどがわかるかもしれません。 （大伴 真吾：朝日航洋株式会社） 令和2年11月号の担当は、岡本芳樹さんです。 ■日本測量協会からのお知らせ ◇スペーシャリストの会総会のご案内 日時：令和2年12月3日（木）14:00〜14:40（予定） 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、Web（リアルタイム配信方式）にて行います。 総会資料等につきましては、予めメールにてお送りいたします。 なお、特別講演会については、日程調整中です。 懇親会については、今年度開催いたしません。 ◇第61回イブニングセミナー 「測量業界における人材のグローバル化〜専門人材の採用難を打破するために〜」 日程: 令和2年11月24日（火）16:00〜 講師: 多田 盛弘 氏 （パーソルグローバルワークフォース株式会社) 場所: 東京、仙台(WEB)、大阪(WEB) 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/k-academy20201124.pdf 東京 http://www.jsurvey.jp/k-touhoku20201124.pdf 仙台(WEB) http://www.jsurvey.jp/k-kansai20201124-2.pdf 大阪(WEB) ◇令和2年度 会費納付のお願い 今月から令和2年度が始まりました。 郵便局の払込取扱票をお送りいたしましたので、会費納付にご協力ください。 ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先（メールアドレス）の変更が生じた ＳＰの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 ＳＰの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 http://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式２ 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール：geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒113-0001 東京都文京区白山1-33-18 白山NTビル 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇重要なお知らせ ●【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には、所定の測量CPDポイントが必要 になります。 《更新条件》 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。また、測量 CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する年度まで更新 はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にも、その間は未掲載となります。 次年度登録更新予定の方です。更新時に必要な測量CPDポイントは以下の通りです。 ※平成27年度認定登録者は、令和2年10月登録更新(第1回更新)・40ポイント/5年 ※平成22年度認定登録者は、令和2年10月登録更新(第2回更新)・40ポイント/5年 ※平成17年度認定登録者は、令和2年10月登録更新(第3回更新)・40ポイント/5年 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性（何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など）(2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に 適用していく際の実用性など）(3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、 信頼性や実証性など）(4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新 たな展開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展 開性）という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿くださ い。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** 新刊案内 ***（※会員は10％割引でご購入いただけます） 『空間情報工学概論（実習ソフト・データ付き）改訂版』＜最新の内容に改訂＞ Ａ５判 ２６４頁 定 価 ３６６６円(税込) 会員価格３２９０円(税込) 送 料 ４６０円 令和２年３月２６日刊行 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/2-1a.htm (遠藤拓郎：日本測量協会） ■編集後記 組織心理学者のアダム氏が提唱する、ビジネスにおけるGIVERとTAKER（およびMATCHER） という人の分類があります。GIVERは与える人。自己犠牲的。TAKERから搾取されがち。 TAKERはしてもらう人。利己的。欲求過多。MATCHERはまあその中間。ということです。 組織やビジネスにおいて、成功しがちなのはTAKERだそうですが、トップになれるのは GIVER。その代わり、底辺に多いのもGIVERだそうです。「与える者には与えられる」、 「欲しがる者は何も持ってない」という、人生の教訓めいたことにもつながって、能力だ けでなく人としての振る舞いや考え方で、社会人としての将来が変わるということですね。 （編集委員長：アジア航測 小林） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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