タイトル:スペーシャリスト会報 Vol.203 | 発行日時:2023年11月15日 |
┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2023年11月15日(水) ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.203 発行元:スペーシャリストMM事務局 https://spatialist.sakura.ne.jp/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◇令和5年度スペーシャリストの会総会のご報告とお礼 11月9日、空間情報未来会議の中で、令和5年度スペーシャリストの会総会を 東京会場から、全国9会場にWeb配信し、第1~5号議案について、 原案のとおり承認となりました。 議決権行使書のご提出、ありがとうございました。 ●会員数 376名(令和5年10月1日時点) ●議決権行使書 224名(議案1,2,3,5 賛成223 反対1、議案4 賛成224 反対0) *ニュースラウンジ 山田秀之 *リレーエッセイ<空間連携> 谷口靖博 *空間情報関連/書籍紹介 大山容一 *各支部活動報告 各支部支部長 *日本測量協会からのお知らせ 遠藤拓郎 *編集後記 大山容一 ■ニュースラウンジ 毎年この季節になると、クマの目撃情報や被害のニュースが多くなります。私の住む 近隣の山でも目撃情報があり、他人ごとと思えません。自治体等のWebサイトで目撃 情報が公開されていますが、住所や〇〇の尾根付近のような文字表現であり、わかり にくいです。 調べてみると、全国には「くまっぷ」「クマっぷ」「くま出没マップ」「くま目撃 マップ」のような情報が多数あることがわかりました。これは面白い。地形や画像を 切り替えられるものもあり、飽きることなく堪能しました。 その中で、富山県の「クマっぷ」を活用している記事(NHKのNEWS WEB、11月1日 配信)を見つけました。タイトルは「クマ“異常事態” 市街地にどう出てくる?目撃 痕跡データ分析」です。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231101/k10014244211000.html 富山県の許可を得てマップのデータを分析し、クマの生態に詳しい富山県自然博物園 の方にもデータを見てもらいながら分析を行った事例が紹介されていました。 例えば「国勢調査データ」と重ね合わせ分析により、目撃地点から半径500mの推計 人口千人以上の割合を算出し年ごとの変化をグラフにする。すると、この約10年で今 年が最も高い値を示すことが明らかになり、「人がより多く住んでいるエリアにクマ が出てきている」ことがわかる。 ではクマはどうやって市街地へ出てくるのか。クマ目撃地点と「川」のデータを重 ねると、市街地で確認されたクマのそばに川が流れていることがわかる。川以外の場 所にも固まって目撃地点がある。これが何かを確認するため「標高の陰影段彩図」を 重ねてみる。すると、高低差がある崖地形=河岸段丘に沿っていることがわかる。 川沿いには背の高い藪があり、崖の周囲は人の利用も難しく帯のように林や森が広 がっている。クマにとっては身を隠しながら移動しやすいルートになると推測できる。 クマによる被害をなくすことは難しい。しかし、このような分析結果から、例えば 川沿いの藪や河岸段丘の林を継続的に刈る、などの対策をとることで「減災」は可能、 と分析を行った専門家は指摘しています。 クマの目撃情報を地図上に表示するだけでも有用ですが、GIS上で他の地理空間 情報を使って分析することで、よりわかりやすく、被害を防ぐ対策へ結びつけるこ とができる。地理空間情報を有効に活用している良い事例と思いました。 (山田秀之:アジア航測株式会社) 〇令和5年12月号の担当は、中舎 哉さんです ■リレーエッセイ<空間連携> アジア航測の宮本さんよりバトンを引き継ぎました同じくアジア航測の谷口と申し ます。本日皆様にこの場をお借りして少し話したいのが「資格取得のススメ」です。 空間情報総括監理技術者をお持ちの皆さんには、複数の資格をお持ちの方が多数なの で、改めて説明する必要はないのかもしれませんが… 何のために資格取得をするのか? 私は最初はプライドのためでした。組織内での 昇進は外部要因が大きすぎます。でも資格は自分との戦いだけなので努力の成果が 直接結果として出てきます。合格した時の嬉しさはひとしおです。今の会社に転職 してからは、資格手当がもらえるためという理由です。そんなよこしまな気持ちで 勉強していましたが、いろんな資格を勉強するうちに気がついてきました。 資格の勉強こそ、世の中の仕組みや知識を体系的に得るための最適の方法だと。 今の時代、「T字型技術者」も飛び越して「π字型技術者」が求められます。1個の 専門領域を持っているだけでは視野が狭くなります。広く浅い知識+2つの専門的 知識が求められるというヤツです。 ビジネス書を読んだり教養系YouTuberを見るのもいいですけど、資格勉強するのが 一番手っ取り早いですよ。と、いろいろと語りたいことは多いのですが、紙面(メー ル面?)も限られているため、次の上田征香さんにバトンを渡したいと思います。 (谷口靖博:アジア航測株式会社) 〇令和5年12月号の担当は、上田征香さんです。 ■空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等 雨雲レーダーは何を使ってますか? ウェザーニュース? 気象協会? 私は、、、 「気象庁 ナウキャスト(雨雲の動き・雷・竜巻)」 https://www.jma.go.jp/bosai/nowc 検索「ナウキャスト」 雨雲レーダー。ウェザーニュースや気象協会などいくつかありますが、私は気象庁の 「ナウキャスト」を愛用しています。日本周辺、1kmメッシュで5分毎の雨雲分布が、3 時間前から1時間先まで、リアルタイムで表示されます。Now+Forecast で 近未来予報。 ハリウッド映画Back to the FutureⅡ(1989年公開)。1985年から2015年にやって きたマーティをドックが迎えますがあいにくの雨、でもドックは「あと5秒でやむ」。 と5秒後には晴れ間が。ナウキャストは2011年開始、ほぼ実現しているところが感 動的です。 ナウキャストで1時間半先くらいまで天気が確実にわかると、人生が変わります! ① 駅まで徒歩10分。ちょっとポツリと来たときに、ポツリで終わるのか、5分後に 土砂降りになるのか。傘持って行く?洗濯物どうする?・・・ナウキャストがヒント をくれます。 ② 自転車で家まで1時間半かかります。終業30分後から1時間、降り続けるようです。 無理せず駅前で飲んでいこう! 店を出ると雨上がりの涼しい夜風が心地よいですね。 ③ 測量実習でお昼前に降り出すことがわかり、実習中の皆に向かって大声で、 「あと10分したら降り出して、そのあと1時間半、かなり大雨になります!(あえて 断定的に叫ぶ)。だからぁ、今から片づけてぇ、ちょっと長めの昼休みにしま~す!」 果たして空模様はそのとおりに。予言者としてふるまうも良し、ナウキャストの機能 をアドバイスするのも良し。いずれにしても学生たちは、大山講師を驚異と尊敬のま なざしで見つめています。 サイトによっては50時間先まで予想できるようですが、あまり先になるとピンポイ ントの正確さが怪しくなってきます。直近1時間くらいまでが実用的で、かつ精度も 高いです。降らせていた雨雲が途中で消滅したり、気流の関係で突如として雨雲が 発生したり。ビッグデータ処理の成果は、驚くほど私たちの生活に貢献しています。 (大山容一:国際航業株式会社) 〇令和5年12月号の担当は、秋山幸秀さんです。 ■各支部活動報告 ◇関西支部 ■催し等開催結果 1. 2023年度臨時幹事会 日時:9月14日(木) 10:00~11:30 場所:(株)パスコ 大会議室 議事項目:①第2期あり方部会 会員アンケート(案)について ②スペーシャリストの会関西支部会則について 2. 第10回関西支部総会 日時:10/26(木) 13:30~14:30 場所:(株)パスコ 大会議室 議事項目:①令和4年度(2022年度)関西支部活動報告 ②役員改選 ③令和5年度(2023年度)関西支部活動方針および予算(案) ④部会報告および活動計画(案) ⑤会則の改定 3.第26回スペースサロン@Kansai 日時:10/26(木) 15:00~17:00 場所:(株)パスコ 会議室 演題:3次元測量データの作成方法と設計への活用方策 講演者:内部講師3名「かんこう 遠藤氏、黒澤氏」「日本インシーク 今西氏」 ■今後の会議・催し等 1. 第36回幹事会 日時:12/18(月) 13:30~14:30 場所:(株)日本インシーク5F会議室 2.第27回スペースサロン@Kansai 日時:12/18(月) 15:00~17:00 場所:「主会場」(株)日本インシーク5F会議室、 「副会場」(株)パスコ大会議室 演題:交通デジタル化の現在地:MaaSブームのその次を考える 講演者:東京大学 大学院情報理工学系研究科 附属ソーシャルICT研究センター 伊藤昌毅 准教授 (河野哲也 関西支部長:(株)パスコ) ◇北陸支部 【活動報告】 〇第4回定例会議 ・日 時:令和5年10月27日(金)13:30~14:00 ・場 所:石川県地場産業振興センター第4研修室(金沢)+Web併用 ・参加者:9名 ・主な議題 1)SP会北陸支部の活動についての意見交換 〇第1回総会 ・日 時:令和5年10月27日(金)14:00~14:30 ・場 所:石川県地場産業振興センター第4研修室(金沢)+Web併用 ・参加者:9名+委任状2名(会員12名) ・主な議題 1)役員の変更について 2)2022年度 事業報告について 3)2023年度 事業計画(案)について 〇G空間ほっとセミナー(SP会中部支部との共催) ・日 時:令和5年10月27日(金)15:30~18:00 ・場 所:石川県地場産業振興センター第4研修室(金沢)+Web併用 ・講 演: 1)「国土地理院の最近の取組」 国土交通省国土地理院中部地方測量部次長 永田勝裕 氏 2)「空間計測、維持管理等での日本海グループのUAV・AI 活用の取組」 日本海航測株式会社技術部部長 横井勇 氏(SP会北陸支部) ・石川会場参加者:一般5名、SP会員8名 【活動予定】 〇第5回定例会議 ・日 時:令和6年1月24日(水)14:00~15:30 ・場 所:測量協会北陸支部(富山)+Web併用 ・主な議題 1) SP会北陸支部の活動についての意見交換 (山下智 北陸支部長:パスコ) ◇九州支部 ■活動報告 1.九州SP 幹事会 令和5年10月31日 15:30~16:05 〇出欠 出席:鵜飼、古川、小野山 重松 欠席:横山、坂田、上橋 〇支部横断型委員会 -「最新技術動向の調査活動研究会」:小野山委員 -「人財育成懇談会」:古川委員 2.過去の実績 〇知っとーとセミナーin 九州(実践編) 8.31(木) (22 名)アンケート結果次頁 〇イブニングセミナー(9.1 収録オンライン) 10.17(火)13:30- (18 名) 〇アドバンスセミナー(鹿児島) 古川講師 10.26(木) (25 名) 〇航空グリーンレーザ計測とその利活用 ※鵜飼講師10.27(金)PM(23名:内会場2名) 〇空総監合格者発表(別紙) 14 名(九州2 名(内1 名非公開)) 〇11 月9 日(木)9:30-17:10 サテライト会場(九州:リファレンス駅東ビル2 階I) 3.今後の活動 〇11 月28 日(火)は総会+セミナー+懇親会 〇次回幹事会 11月28 日(火) (鵜飼尚弘 九州支部長:快適空間FC) ◇中部支部 ■活動報告 1.第74回 定例会議の開催 ○日 時:令和5年10月27日(金) 14:00~15:30 ○場 所:中統奨学館ビル+オンライン(Teams) ○対面出席: 13名 ○WEB出席:3名 2.第19回G空間ほっとセミナー ○日時:2023年10月27日(金) 15:30?18:00 ○会場:中統ホール ○SP会北陸支部と共催 ■活動予定 1.「地理空間情報産学官中部地区連携協議会」への参加 ○2024年1月29日(月)14時 ~ 16時 2.次回の定例会議(第75回定例会議)の予定 ○日 時:令和5年12月15日(金) 16:00~17:30 ○場 所:パスコ+オンライン (安藤港増 中部支部長:CSGコンサルタント株式会社) ◇東北支部 【活動報告】 ◆11月10日 ・SP会総会 本部に支部長出席 会場:日本測量協会 ・SP会総会 SP会会員複数名出席 会場:日本測量協会東北支部 【活動予定】 ◆11月30日 ・SP会・GM会東北支部幹事会(次回SP会東北支部講演会企画会議) 会場:日本測量協会東北支部会議室 (千葉一博 東北支部長:アジア航測) ◇東京支部 【活動報告】 幹事会 ◆日時:10月13日 16:00-17:00 場所:朝日航洋㈱本社会議室(川越) 議題:SP全国大会準備状況、本部・支部横断型研究会の検討状況、について情報共有 【活動予定】 幹事会 ◆日時:令和6年1月 16:00-17:00 場所:アジア航測㈱(神奈川) (住田英二 東京支部長:日本測量協会) ◇中国・四国支部 【活動報告】 1.地理空間情報イブニング・セミナー(Webセミナー) 日時:令和5年9月5日(水)16時~17時30分 会場:広島県情報プラザ 講師:岩崎 智治氏 内容:海外の防災分野の現状と今後の展開 【活動予定】 1.SPの会中四国支部総会 日時:令和5年12月1日(金) (岡本良徳 中国・四国支部長:復建調査設計株式会社) ■日本測量協会からのお知らせ ◇スペーシャリストの会企画委員会より 今月中に、会員の皆様全員に、スペーシャリストの会編「実務者向けUAVを主体 とした複合的な利活用事例集」をお送りいたします。是非ご一読ください。 なお、12月4日までお手元に届いていない方は事務局までご連絡ください。 (昨年度までの会費が未納の方には、会費納付後送付いたします) ◇令和5年度会費納付について 10月から令和5年度が始まりました。 先月、郵便局の払込取扱票を皆様にお送りいたしました。 既に、多くの皆様から会費をいただいております。 事務手続きの省力化のためにも、速やかな会費納付にご協力ください。 ◇令和5年度「空間情報総括監理技術者の認定登録更新」ご案内について 今年度更新対象の方々には、10月2日にご案内をお送りしております。 事務処理の都合上、更新手続きが可能な方(CPDポイントを満たしている方)につき ましては、今月中のお手続きをお願いいたします。 CPDポイントが更新の基準を満たしていない方につきましては、 令和6年3月29日までに、CPDポイントの登録および更新手続きをお願いいたします。 ◇イブニングセミナー 「AUVを用いた水ソリューションサービスの提供」 講師:大本 茂之氏(株式会社エイト日本技術開発 技術本部 EJ イノベーション技術センター データサイエンスグループ リーダー) 日程/場所:令和5年11月30日(木)/ 岡山から配信、東京都・仙台市・大阪市(WEB) https://www.jsurvey.jp/k-academy20231130.pdf (東京文京区・WEB) https://www.jsurvey.jp/k-touhoku20231130.pdf (仙台・WEB) https://www.jsurvey.jp/k-kansai20231130.pdf (大阪・WEB) ◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先(メールアドレス)の変更が生じた SPの会会員の方へ。 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。 SPの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。 届け出様式は以下の場所にあります。 https://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm 様式2 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。 連絡先は以下の通りです。 メール:geoinfor@jsurvey.jp FAX : 03-5684-3366 〒112-0002 東京都文京区小石川1-5-1 パークコート文京小石川 ザ タワー 5 階 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り:随時(投稿報告文が到着次第、速やかに査読) ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の[測量情報館]に掲載。 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性(何らかの 創意工夫による業務改善への貢献など)(2)実用性(実務への応用性や実際に業務等に 適用していく際の実用性など)(3)信頼性(技術事例報告の内容やその結果に対して、 信頼性や実証性など)(4)今後の展開性(空間情報技術領域の中で、他技術領域への 新たな展開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後 の展開性)という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、 投稿ください。 詳しくは、https://jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf ■刊行案内 *** 新刊案内 ***(※会員は10%割引でご購入いただけます) 『実務者向け UAVを主体とした複合的な利活用事例集(スペーシャリストの会編)』 (令和5年11月4日刊行)定価2,420円(税込)//会員価格2,170円(税込) 詳しくは、 https://www.jsurvey.jp/2.htm (遠藤拓郎:日本測量協会) ■編集後記 上で触れた「ナウキャスト」は、気象予報士の勉強をしていて、その存在を知り ました。そんな勉強の中で気になった用語が「線状降水帯」、どこにも載っていな いのです。私の知る限りでは2015年9月の鬼怒川氾濫の時が初めてでした。だから 「ゲリラ豪雨」などとともに、気候変動の象徴のようにもてはやされて(?)いますが、 そのメカニズムを調べると、「積乱雲の組織化」という従来からある気象用語と 同義であることがわかります。 夏の夕立や熱帯地方のスコールは積乱雲(入道雲)のしわざです。強い陽射しで 暖められた地上付近の空気が急激な上昇気流を生じ、断熱膨張により温度が下がり、 一気に結露して激しい雨を降らせます。しかし、元の上昇気流と打ち消し合うので 30分~1時間の短時間で終わるのが普通です。 ところが上空(5000m~11000m)で偏西風など下界と異なる風向・風速の風が吹い ていると状況が一変します。積乱雲の上部が移動するため、上昇気流と豪雨とが 打ち消し合うことなく、隣に次々と新しい積乱雲を生成していきます。これがか つては「積乱雲の組織化」、今は「線状降水帯」とも呼ばれる気象現象の正体です。 しかし線状降水帯といっても、必ずいつも災害に直結するわけではないことに 注意が必要です。地形と大いに関係があります。すなわち、2015年9月の線状 降水帯は、南北に流れる鬼怒川の中流~下流にすっぽりとはまり、2020年7月の 線状降水帯は、東西に流れる球磨川の上流~中流にすっぽりとはまり、通常の 夕立の10倍以上の雨がすべて、それぞれの河川下流に短時間に集中したことが、 大災害を引き起こしたと理解することができます。 「ナウキャスト」でも最近、線状降水帯を特に明示する機能が追加されていま すが、あまりこの気象用語ひとつのみに、一喜一憂していてはいけないと思います。 (編集委員長 : 大山容一(国際航業㈱)) ────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ───────────────────────────────────―── | |
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