スペーシャリスト メールマガジン バックナンバー

タイトル:スペーシャリスト会報 Vol.217 発行日時:2025年1月15日


┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
2025(R7)年1月15日(水)
◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇  vol.217
                    発行元:スペーシャリストMM事務局
                    https://spatialist.sakura.ne.jp

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*ニュースラウンジ              安藤港増
*リレーエッセイ<空間連携>         手塚国夫
*新入会員のページ              高木 謹、村山 貴裕
*空間情報関連/書籍紹介           小松崎弘道
*各支部 活動報告 各支部支部長
*人財育成懇談会 議事録(抄)
*日本測量協会・SPの会 事務局からのお知らせ  遠藤拓郎
*編集後記                  近藤弘崇

■ニュースラウンジ
クレジット・ガイダンスの導入で変わる信用社会のかたち

去年の11月28日から日本でも本格的に「クレジット・ガイダンス」の運用が始まりました。
クレジットカード会社や金融機関が信用スコアや評価基準を利用者に開示し、自分の信用
状況を把握できるようにする仕組みです。私もスコアを確認してみたところ、想像以上に
低い600点未満(800点満点中)という結果に驚きました。
過去の支払い遅延もなく、完全ホワイトにもかかわらず、です。

クレジットヒストリーは、ローンの審査やカードの発行だけでなく、賃貸契約や就職活動
にも影響することがあり、まさに信用社会の根幹を成しています。一方で、スコアの低い
人が不利益を被ったり、スコアを上げるために無理な行動を取ってしまうリスクも懸念さ
れます。実際、中国の「社会信用システム」では、公共マナーや納税状況までも点数化さ
れ、低いスコアが移動制限や金融サービスの利用制限といった形で生活を左右する例も報
告されています。

こうした仕組みはモラル向上に役立つ半面、プライバシーの侵害や社会的排除につながる
可能性も否めません。日本でクレジット・ガイダンスが普及し始める今、私たちには信用
情報を上手に活用しつつ、過度な監視社会にならないようバランスを取ることが求められ
ます。信用は生活を豊かにする大きな可能性を秘めていますが、その扱い方を誤ると大き
な代償を払うことになるかもしれません。

キャッシュレスの時代、いまやクレジットヒストリーは私たちの日常に欠かせない情報の
一つとなりつつあります。皆様も一度スコアを開示して、ご自身の信用情報を確認してみ
てはいかがでしょう。

開示はこちらから
<https://www.cic.co.jp/credit-guidance/>

              (安藤 港増 中部支部長:CSGコンサルタント(株))

〇令和7年2月号の担当は、山田秀之さんです。

■リレーエッセイ<空間連携>
同郷の後輩、光安俊樹さんからバトンを引き継いだ、同じくアジア航測の手塚です。
 最近思うことは、トータルステーションを扱えなくとも、SLAMを片手にタダ歩くだけで
きちんと閉合した点群データを取得でき、いわゆる「測量」の概念が大きく変わってきた
なと感じています。
 橋梁点検といった道路施設点検業務にも関わっていますが、現地踏査では点検車両と橋
梁周辺の支障物とが干渉しないか現地で確認します。従来であれば、ポールやスタッフな
どで計測していたのが、橋梁周辺をSLAMで計測するだけで会社に戻っていろんな角度から
計測出来てしまう。高度な測量技術がなくとも機材と解析ソフトがあれば誰でも気軽に測
量技術者になれる時代になったと思います。
 当然ながら、測量作業規程に則った観測手法や観測誤差は求められる精度を満たす必要
があり、そのための高度な測量技術は不可欠です。一方で、用途によっては、測量作業規
程に則らなくても求める成果を十分に得られることも数多くあります。これからの空間情
報技術に求められるのは、多様な課題に対してどういったサービスを提供出来るのか、
シーズとニーズをしっかりと見極められる技術者だと考えます。世に幅広く空間情報技術
を普及していくためにも、空間情報技術を駆使して課題解決できる技術者が増えていくこ
とを期待します。
 そういえば、昨年末、ふるさと納税サイトでよさげな返礼品がないかと見ていたところ、
福岡県飯塚市の返礼品の中に「3D点群データ飯塚市風景街並みデータ(遠賀川流域と橋)」
という品がありました。詳細は記載されていませんが、カラー点群でぐるぐるとビューワ
で閲覧できそうでした。こんな発想は私には思い浮かびませんが、いろんなところに
ニーズが落ちているのですね。
                        (手塚国夫:アジア航測株式会社)

○次回は、朝日航洋の鈴田裕三さんにバトンをお渡します。

■新入会員のページ
この度、空間情報総括監理技術者に合格し、本会に登録させていただきました東亜建設技術
株式会社の高木と申します。
当社は福岡に本社を構える総合建設コンサルタント会社で、測量会社からスタートし今年で
創立70周年を迎えました。インフラ整備に係る課題解決や施策支援のためのIoTサービ
ス提供など、主に九州の自治体様向けに幅広く営業を展開しております。
九州という地域は、豪雨や台風による洪水や土砂災害が頻発するだけでなく、活発な活火山の
存在、さらには、切迫する南海トラフ巨大地震など、自然災害が引き起こす多くの脅威が内在
しています。
また、地方都市においては、少子高齢化・人口減少が深刻化し、財政もひっ迫して、住民・
地域へ満足な行政サービスの提供がなされていないことを痛感しています。
災害に強いインフラ整備や、地方創生に向けた具体的な提案・支援を行っていきたいと考えて
いる中で、今回、空間情報総括監理技術者となり、改めて気が引き締まる思いです。
自身を高める研鑽の継続はもちろんですが、本会の諸先輩方からも多くのことを学び、吸収さ
せていただけたらと思っております。どうぞよろしくお願い致します。
                          (高木謹:東亜建設技術株式会社)

皆さまはじめまして。ゼンリンの村山と申します。
<会社紹介>
 ゼンリンは自社の地図データベースを基に、住宅地図やカーナビ・自動運転用の高精度地図
など を提供している会社です。
<自己紹介>
 ゼンリンには20年勤めており、専らカーナビの地図データに関わる仕事に従事して参りました
が前職として建設コンサルタント会社にて主に道路を専門に10年以上の設計業務経験もござい
ます。
ゼンリンでは、前職の経験がカーナビの地図データ仕様を決める上で非常に役に立つ場面も多
く、仕事には遣り甲斐を感じながら今に至っております。
 ここ最近では、国土交通省や関係法人等の方々とお仕事をする機会も多くなり、私自身「単
なる地図屋さんの意見とだけは思われたく無い」の一心で、転職により諦めていた技術士(総
監・建設部門(道路))を取得し、更に今回の空間情報総括監理技術者の資格取得へと繋がっ
ております。
 資格取得が目的では無く、幅広い知識と経験を積み重ねてより信頼される専門家として少し
でも社会貢献ができるように今後も精進して参ります。今後とも宜しくお願い致します。
                               (村山 貴裕:ゼンリン)

〇令和7年2月号の担当は、猿谷享子さん、平野友紀さんです。

■空間情報関連/書籍紹介
書籍名:随筆 「方丈記」
著 者:鴨長明

 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖と、又かくの
ごとし。」方丈記の書き出しの部分で、多くの方に知られています。情緒あふれ穏やかさ
と奥深さが感じられ、私はとても好きな文章で、何度も読み返しています。
今回、コーヒーブレイク的に紹介させていただきます。
 鴨長明が経験した災厄が記され、自然災害の歴史資料としては、最古と聞いたこともあ
ります。1177年の都の大火、1180年の都を襲った竜巻、同年の福原遷都、1181年の飢饉、
1185年の都を襲った大地震と天変地異の記録があり、その時々の人々の状況、儚さが描か
れています。
 長明の晩年の暮らしや思いも詳細に記され、約800年前の当時の人々の考えが、現代に
生きる我々と大きな違いが無い部分も垣間見えます。62歳でこの世を去った長明ですが、
近い年齢となった私としては、刻々と変わりゆく人生100年時代といわれる現代で、これ
からの人生どう生きていくか、この書物を読み返し、冷静に穏やかに考えていければと
思います。
読む年代によって、感じ方・考え方も異なるのではないかと思います。
皆さまも、もう一度読み返してみては如何でしょうか?
                           (小松崎弘道:パスコ)

〇令和7年2月号の担当は、小林雅弘さんです。

■各支部 活動報告
◇東北支部
【活動報告】
◆11/29日(金)
●イブニングセミナー出席(SP会東北支部有志)
 時間:16:00~17:30
●R5年度SP会東北支部総会
 時間:17:30~
 場所:宮城県建設産業会館、7F第3会議室
 会議方式:対面・WEB
 議事内容:
 ・令和5年度東北支部活動・収支決算報告
 ・令和6年度東北支部の役員選出(支部会員企業より1~3名)
 ・東北支部役員名(敬称略)
   パスコ:菊地 隆、向平 拓司、西野 博司
   国際航業:及川 典生、芝 隆
   アジア航測:佐々木 栄一、千葉 一博
   ナカノアイシステム:植木 博文
   三協技術:菅原 和宏
   タックエンジニアリング:多田信之
 ・支部長交代、新支部長選出
  新支部長:国際航業 芝 隆 様  
●東北支部忘年会開催
 支部総会後、対面出席役員8名にて行った。

【活動予定】
◆令和7年 1/24日(金)
●イブニングセミナー出席(SP会東北支部有志)
 時間:16:00~17:30
●SP会・GM会、東北支部合同役員会開催
 時間:17:30(イブニングセミナー終了後)~
●同上 メンバーにて、新年会開催
                  (千葉一博 東北支部長代理:アジア航測)

◇東京支部
【活動報告】
幹事会
 日時:令和6年10月3日(木)16:00-17:00
 場所:朝日航洋㈱会議室

【活動予定】
幹事会
 日時:令和7年1月15日(水)16:00-17:00
 場所:アジア航測㈱会議室(新百合ヶ丘)
 議題:今後の活動予定等
                   (住田英二:東京支部長:日本測量協会)

◇中部支部
【活動報告】
1.第81回 定例会議の開催
 日 時:令和6年12月20日(金) 16:00~17:30
 場 所:テイコク名古屋支社+オンライン(Teams)
 対面出席:6名
 WEB出席:7名
2.第21回G空間ほっとセミナー(北陸支部共催)
 日程:令和6年11月1日(金)  15:30~18:00

【活動予定】
1.次回の定例会議(第82回定例会議)の予定
 日 時:令和7年2月14日(金) 16:00~17:30
 場 所:日本工営都市空間+WEB
2.「地理空間情報産学官中部地区連携協議会」への参加
 日時:2025年1月20日(月)14時 ~ 16時
3.令和7年度の活動計画について
 G空間ほっとセミナー(4/25(金)および 10/23(木))
 点群オペレーションセミナー岐阜大学(5/24(土)又は5/31(土))
 夏期現地見学会
 SP会内部の勉強会
 20名程度で開催
 浜松城の整備計画見学会(フジヤマ協力)で調整中
              (安藤 港増 中部支部長:CSGコンサルタント(株))

◇北陸支部
【活動報告】
 なし

【活動予定】
〇第9回定例会議
 ・日 時:令和7年1月22日(水)13:30~15:00
 ・場 所:富山県測量会館
 ・主な議題
1) SP会北陸支部の活動についての意見交換
  2) 4月のG空間ほっとセミナーの講師について

〇G空間ほっとセミナー(中部支部と共催)
 ・日 時:令和7年4月25日(金)15:30~18:00
 ・場 所:富山県測量会館(予定)
 ・講 師:調整中
                 (山下智 北陸支部長:パスコ)

◇関西支部
【活動報告】
1. 第41回SPの会関西支部幹事会
 日時:12/13(金) 13:30~14:30
 場所:(株)パスコ 大会議室
 議事項目:①第11回総会議事録確認
       ②本部企画委員会報告
      ③部会活動及び予定について
2. 第30回スペースサロン@Kansai
 日時:12/13(金) 15:00~17:00
 場所:(株)パスコ 大会議室
 講師:京都大学経営管理大学院 客員教授 藤木 修
 テーマ:「ISO55000シリーズの改訂とデータアセットマネジメント」
3. ソクジョの会の講演
 日時:12/13(金) 17:00~17:30
 講師:多賀まなみ様(朝日航洋)、豊島花穂様(国際航業)
 テーマ:「ソクジョの会のあゆみとこれから」

【活動予定】
1. 第42回SPの会関西支部幹事会
 日時:2/14(金)16:00~17:00
 場所:(株)日本インシーク 会議室
                  (堀 秀樹 関西支部長:朝日航洋(株))

◇中国・四国支部
【活動報告】
1.スペーシャリストの会中四国支部総会(12月6日開催)
 日時:令和6年12月6日(金)13時30分~14時30分
 会場:復建調査設計株式会社
 出席者:8名
 欠席者:12名(委任状:9名)
2.スペーシャリストの会中四国支部特別講演会(12月6日開催)
 日時:令和6年12月6日(金)15時00分~17時00分
 会場:復建調査設計株式会社
 内容:令和6年度空間情報未来会議の特別講演を録画したビデオ講習会
 出席者:4名

【活動予定】
1.SP会中四国支部セミナー及び講演会の企画・準備等
 スペース・ポータルin中四国セミナー(5月・9月・11月予定)
 スペース・ポータルin中四国(第10回)講演会(7月下旬~8月上旬予定)
       (越智貴政 中国・四国支部長:株式会社荒谷建設コンサルタント)

◇九州支部
【活動報告】
1.九州SP 総会 令和6年11月26日 14:00~14:40
 日時:2024年11月26日(火)14:00~14:40
 場所:リファレンス駅東ビル2階T会議室
 出席者数:出席18名(うち委任状3名を含む)、欠席2名
 ※過半数(出席会員15名/全会員20名)にて本総会成立
 出席者(15名)氏名(フルネーム:敬称略)
 横山 巖、佐々木康博、坂田直貴、小澤理晴、鵜飼尚弘
 上橋幸二、吉永幸治、年媒正和、古川晃正、小野山裕治
 澤田誠司、西田恭兵、高木 謹、村山貴裕、小段應司 以上
 (進行役:議長)鵜飼支部長、司会進行)重松事務局長、書記)上橋
 ◆議事内容
 第1号議案「活動計画について」
 1.1 年次報告
 1.2収支決算予算(案)
 1.3次年次計画
 1.4新規入会者 (3名紹介) 
 1.5本支部役員 (更新>変更なし)
2.知っとーとセミナーin九州(第12回)
 日時:2024年11月26日(火)15:00~17:00
 場所:リファレンス駅東ビル2階T会議室
 参加者35名
                        (鵜飼尚弘:副会長/九州支部長)

■第6回 測量技術者のための人財育成懇談会(2024年11月)議事録抄
 開催日時:2024年11月25日(月)15:00~17:00
 ・議題:「理想的な姿をめざして(各論)」 および 今後の取りまとめに向けた検討
1. 全体スケジュールと進捗
 これまでの議論を通じ、参加者が年齢層別に「本来の姿」「現状」「理想の姿」を整
 理・文章化した。これにより、分析作業の準備段階に到達したと確認。
2.これまでの取り組みの評価
 •参加者間でモデルとしている技術者の意識やレベル感に差がある点が課題。
 •経験に基づく記載は容易だが、将来的な展望や成長についての記述に苦労した。
 •現在の分類(6 x 5 x 3)は複雑で、簡略化が必要との意見が出た。
3.今後の方向性
 •分類は以下のように簡略化:
 •職制:「空間情報」「システム」「調査コンサル」
 •キャリア:「Specialist」「Generalist」
 •グレード:分けずに文章内で調整。
 •総論は簡潔な文章形式で統一し、メンバー全員が参考にできる内容とする。
 •事務局が各メンバーの意見(総論)を取りまとめたファイルを作成・共有予定。
4.次回予定
 2025年2月4日(火)15:00~17:00「マイノート①~③」の総論を基に懇談会の統一
 見解を作成。

■日本測量協会・SPの会事務局からのお知らせ
◇「実務者向けセミナー ~三次元計測技術の活用~ 」受付開始
 日時:令和7年2月6日(木)(東京:品川フロントビル会議室)
 受講方法:東京・会場対面、オンライン・リアルタイム配信
 参加方法:事前登録制(申込締切1月23日)
 参加費:無料
 詳細については、https://www.jsurvey.jp/k-honbu20250206.pdf

◇令和6年度「空間情報総括監理技術者の認定登録更新」ご案内について
 今年度更新対象の方々には、10月1日にメールにてご案内をお送りしております。
 更新手続き期限(令和7年3月31日)が近づいております。
 資格の更新手続きをお忘れないようにご注意ください。

◇「働きながら博士号取得をめざす人のための相談コーナー」
 測量・地理空間情報技術者で将来、学位(博士号)を取得したいと考えている人
 (会員以外でも可)などを対象に、博士号取得に向けて本格的な始動をするまでに
 準備すべきことや取得までのプロセス、取得方法(課程博士か論文博士か)等々に
 ついて、個別に相談できるコーナーを本年4月より設置しました。アドバイザーは
 SPの会最高顧問の瀬戸島政博氏が担当します。
 相談を希望される場合は、下記【メール記載内容】を【送付先】まで、メールに
 てご連絡をお願いいたします。
 【メール記載内容】件名:「SPの会:博士号取得のための相談希望」
  本文:①氏名(ふりがな)、②勤務先、③電話番号、④電子メールアドレス、
     ⑤相談したい内容について
 【送付先】spatialist@jsurvey.jp

◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先(メールアドレス)の変更が生じた
 SPの会会員の方へ。
 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。
 SPの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。

 届け出様式は以下の場所にあります。
 https://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm
 様式2 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出

 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。
 連絡先は以下の通りです。
 メール:geoinfor@jsurvey.jp
 FAX : 03-5684-3366
 〒112-0002 東京都文京区小石川1-5-1 パークコート文京小石川 ザ タワー 5 階
 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛

◇空間情報技術事例報告集の報告文募集
☆応募締め切り:随時(投稿報告文が到着次第、速やかに査読)
☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の[測量情報館]に掲載。
 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、(1)創意工夫性(何らかの
 創意工夫による業務改善への貢献など)(2)実用性(実務への応用性や実際に業務等に
 適用していく際の実用性など)(3)信頼性(技術事例報告の内容やその結果に対して、
 信頼性や実証性など)(4)今後の展開性(空間情報技術領域の中で、他技術領域への新
 たな展開や応用の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展
 開性)という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿くださ
 い。
 詳しくは、https://jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf

■刊行案内        
 *** 新刊案内 ***(※会員は10%割引でご購入いただけます)
 『公共測量 作業規程の準則(令和5年3月31日改正版)
  解説と運用(基準点測量編、応用測量編)』(令和6年4月29日刊行)
 定価4,400円(税込) //会員価格3,960円(税込)
 詳しくは、https://www.jsurvey.jp/2.htm
                            (遠藤拓郎:日本測量協会)

■編集後記
新しい年を迎えました。本年は「巳年」です。
仕事始めの年頭訓示では巳が成長のシンボルであることに肖り、さまざまな業界において
「再生」「変革」「新たな挑戦」などを掲げる代表の方々が数多く見られました。
恥ずかしながら、不勉強のため、「干支」について改めて検索で調べてみました。
干支は、十干(読み方:じっかん)と十二支(読み方:じゅうにし)の組み合わせです。
十二支は皆様良くご存じの「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥」です。
これに10の要素を示す十干「甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸」を組み合わせて
60を周期とする数詞としたものを「十干十二支」と呼び、これが本来の干支であるとのこと。
この十干十二支(60年周期の干支)によると、今年は乙巳(読み方:いっし/きのとみ)
にあたる年になるそうです。
乙巳の変(いっしのへん)と言えば、歴史好きの方はピンと来るかもしれません。
645年(乙巳の年)に中大兄皇子、中臣鎌足らが蘇我入鹿を含めた蘇我氏一族を倒し、こ
の後に、大化の改新と呼ばれる一連の大改革が進みます。
歴史が示すとおり、確かに変革のはじまりの年と呼べるのかも知れません。
巳の如く、しなやかに前進し、成長する年にしたいと思います。
                         (編集担当:近藤弘崇 パスコ)

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