スペーシャリスト メールマガジン バックナンバー

タイトル:スペーシャリスト会報 Vol.221 発行日時:2025年5月15日


┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
2025(R7)年5月15日(木)
◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇  vol.221
                    発行元:スペーシャリストMM事務局
                    https://spatialist.sakura.ne.jp

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*ニュースラウンジ              早川和夫
*リレーエッセイ<空間連携>         住田英二
*新入会員のページ              石井一徳、大辻󠄀喜典
*空間情報関連/書籍紹介           岡本芳樹
*各支部 活動報告 各支部支部長
*最新技術動向の調査活動研究会 議事録(抄)
*日本測量協会・SPの会事務局からのお知らせ 遠藤拓郎
*編集後記                  近藤弘崇

■ニュースラウンジ
 2025年5月、トランプ大統領の就任100日を迎えました。振り返ると、この短期間
で国際情勢は大きく変わりました。強まる大国主義、揺れ動く経済、市場の先行き
不透明感・・日々のニュースが次々と新たな展開を見せる中、私たちの生活や仕事に
もその影響がじわじわと広がっています。
 米国・中国・ロシアの外交戦略が、経済や領土問題を巡り緊張を高めています。
ウクライナ問題、南シナ海情勢、東欧の不安定さが続く中、各国の政治的駆け引き
が激化し、グローバル市場の不安定要因となっています。
 米国は「アメリカ第一主義」を掲げ、貿易・外交政策において同盟国にも厳しい
姿勢を示しています。日本やEUとの貿易交渉では関税政策が焦点となり、企業の経
済活動への影響が懸念されています。しかし、トランプ大統領はビジネスマンとし
て戦争の非効率性を理解し、武力衝突の回避を望んでいる点は評価できるとの意見
もあります。「私も一刻も早く戦争は終わらせて欲しいと願っています」
 一方で、大国が軍事力や経済力を背景に侵略を行い、小国が抵抗できずに引き下
がる状況は容認できません。 これは「力があるものが勝つ」という論理を許してし
まい、国際社会の安定を損なうものです。特に、領土問題の現状維持を重視する国
際的な枠組みとして、国連憲章第2条では、武力による領土の取得を認めないという
原則が定められています。
 これは、国際社会における領土問題の現状維持を支持する重要な規定です。 この
原則を遵守しなければ、世界の秩序は崩れ、地域紛争の拡大を招くことになります。
日本もどうなるかとても不安に感じます。
 こうした国際情勢の不安定化は、我々の生活は勿論、測量業界にも少なからぬ影響
を与えています。グローバル化や技術革新が進むことで、測量データの精度向上だけ
でなく、情報セキュリティ対策の強化や中国製技術の取り扱いが今後の課題となるこ
とが予測されます。近年、測量業界では3次元の大容量データの処理や利活用の範囲
が急速に拡大しています。都市計画や災害対策では、従来の測量データに加え、リア
ルタイムで取得される3Dモデルの活用が急増し、測量技術の在り方が大きく変わりつ
つあります。
 また、AI技術の進化が急速に進み、測量データの自動解析や予測精度の向上が期待
されています。特に、広域の3次元測量データをAIが自動処理し、土地の変動や都市
構造の変化を高精度に予測できる技術が開発されています。これにより、災害リスク
の評価や都市計画などの各種計画・立案が、より正確かつ効率的に進められるように
なっています。
 身近な技術として、測量現場ではドローンの飛行ルート最適化やAIによるリアルタ
イム解析技術が進化し、短時間で精密な3次元データを取得することが可能になって
います。
 しかし、これらの技術が発展するにつれて、情報セキュリティの強化が不可欠な課
題となってきています。特に、中国製AIやネットワーク機器に関連するセキュリティ
リスクが指摘されており、測量業界においても慎重な対応が求められています。デー
タの漏洩や不正アクセスを防ぐためには、高精度な測量技術の習得だけでなく、デー
タ管理の知識も不可欠です。これにより、測量業務の安全性を確保し、信頼性の高い
データ運用を実現することが求められます。
 高精度な測量技術の習得に加え、データ管理・セキュリティ対策を組み合わせた総
合的な技術力が求められる時代へと移行しています。測量業界が今後も進化し続ける
ためには、技術革新の流れに対応しつつ、安全で正確な測量業務の実施を確保するこ
とが不可欠となるでしょう。
 このような変化の中で、多方面の技術が求められる時代において、空間情報総括監
理技術者がますます活躍する場面が多くなると考えます。

                      2025.5.3 SP会長 早川 和夫
                  ゴールデンウイークの最中に自宅にて執筆

○令和7年6月号の担当は、名草一成さんです。

■リレーエッセイ<空間連携>
 朝日航洋の鈴木さんからバトンを引き継いだ日本測量協会の住田です。
なぜ私がこの執筆を担当しているかというと、中継ぎかピンチヒッター、といったと
ころです。このコーナーは執筆者が次の執筆者にバトンをつなぐ方法で運用されてい
ると思いますが、このシステムが少々機能しづらくなったようです。誰にバトンを渡
せばよいのか適任者がわからない、もしくは社内にいない、というようなことがおき
はじめているようです。企業横断的な活動が最近では少なくなってきたのかもしれま
せんし、いずれにせよ企業の枠を超えた技術者同士の交流の場が少なくなってきたと
感じています。企業の枠を超えた技術者同士の交流はこの分野における動向や方向性
など把握できる絶好の機会と私は考えていますが、特に若い方々にはこうした機会を
うまく使って交流を深めて頂ければと考えています。
 さて、日本測量協会では毎年6月中旬に「イノベーション大会」を開催しているの
はご存じのことと思います。測量・地理空間情報に関する技術とそれを利用した新た
なビジネスの展開、さらには人材育成やそのための教育研修など、この分野の技術革
新(イノベーション)に資する幅広い議論と情報発信などを目的としています。今年
は6月17-18日に開催します(東京会場は東京大学伊藤国際学術研究センター)。詳
細は当協会HPにあります。参加受付は5月13日から開始されています。地方在住の方
々には全国9か所のサテライト会場も用意しています。
 是非とも多くの皆様方にこうした機会を活用いただき、様々な方々と交流いただき、
自らの活動領域を拡充されますよう願うところです。
                         (住田英二:日本測量協会)

〇次回令和7年6月号の担当は、
株式会社パスコ 東北事業部/駒井拓也様にバトンをつなぎます。

■新入会員のページ
はじめまして。このたびスペーシャリストの会に入会させていただきました、株式会
社パスコの大辻󠄀喜典と申します。これまで空中写真測量、航空レーザ計測、MMSなど、
空間情報に関わる多様な生産業務に携わってまいりました。現場で培った知見と経験
を活かし、現在は研究開発部門にて、空間情報と先端技術を融合させた新たな解析手
法の検討に取り組んでおります。
近年では、都市インフラの維持管理や災害対応など、社会的課題の解決における空間
情報技術の重要性を強く感じており、そうした分野への応用を目指して日々研鑽を重
ねております。
スペーシャリストの会は、多様な専門分野の皆様と出会い、刺激的な知見に触れられ
る貴重な場であると感じております。今後は交流を通じて視野を広げるとともに、本
会のさらなる発展に微力ながら貢献してまいります。議論や共同の取り組みを通じて、
新たな価値の創出にも力を尽くせれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
                        (大辻󠄀喜典:株式会社パスコ)

 この度、本会に登録させていただきました株式会社パスコの石井一徳と申します。
空間情報総括監理技術者の資格取得にあたりましては、社内でご指導ご協力いただき
ました諸先輩方にこの場を借りてお礼申し上げます。
 私は、本年度で入社15年目になります。入社以降、MMSの導入やバリアフリー情
報の整備、スマート農業、防災計画関連、地形分類データ整備、砂防点検、地中レ
ーダ探査、管理部門、営業部門、中央省庁等への二度の出向と、様々な業務に携わっ
てきました。どこつかずの経歴が自身のコンプレックスであり、強みでもあるのかと、
昨年度の空間情報総括監理技術者資格試験対策で考える機会となりました。
 学生時代、同じ専攻の親しくしていただいた教授より「君は、これから最高の道化
師を目指していくべきだ!」と言葉をもらいました。当時は、研究が行き詰っていた
こともあり、大学院生への言葉として素直に喜んで良いのか悩ましい感じでした。今
思えば、専門だけでなく、あらゆる分野を股にかけて人を喜ばせる活躍してほしいと
の想いから頂いたありがたいご助言でした。今は、地理空間情報をベースとした様々
な分野で"道化師"のように人を喜ばせる仕事をしていきたいと前向きに受け取ってい
ます。
 今後とも、ご指導よろしくお願いいたします。
                        (石井一徳:株式会社パスコ)

〇令和7年6月号の担当は、本川淳平さん、藤井孝文さんです。

■空間情報関連/書籍紹介
 書籍名:「終わった人」
 著 者:内館牧子
 発行日:2018年3月15日
 発行所:株式会社 講談社
 定 価:900円+税

 スペーシャリストの会では令和5年度から「測量・地理空間情報技術のための人財育
成懇談会」が始まりました。技術者がどのような経験を積んでキャリアを形成してい
くべきであるか?について懇談会のメンバーで議論を重ねています。技術者としての
「本来の役割・期待」・「現状の課題」・「理想的な姿をめざして」などをテーマに
して、「若手層(入社後~30歳)」・「中堅層(30~40歳代)」・「ベテラン層(40
~50歳代)」・「シニア層①(50~65歳)」・「シニア層②(65歳以上)」の各世代
の理想の技術者像などについて議論を進めています。
さて、私ごとですがこの懇談会において自分が「シニア層②(65歳以上)」にいる
ことを改めて認識し、いつまで現役を続投するのか?について自問自答している今日
この頃です。そこで少し前に話題になった内館牧子さんの「終わった人」を紹介しま
す。裏カバーのあらすじは次の通りです。
 大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた田
代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。生き甲斐を求め、居場所を探して、迷い、
あがき続ける男の再生の時は訪れるのか?ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を
回す-。日本中で大反響を巻き起こした大ヒット「定年」小説!
冒頭の一文目はさておき、仕事一筋だった彼ではなく自分に置き換えて読んでみると
大変興味深く読み進めることができます。人との出会いが運命となり人生を選択する
ことで歯車が回り始めます。スペーシャリストの会においてもベテラン層からシニア
層予備軍の方が多数在籍されています。どの世代においても人との出会いを大切にし
て、しっかりと人生の選択をして頂けると幸いです。
                  ( 岡本 芳樹 : 株式会社 パスコ )

令和7年6月号の担当は、大山容一さんです。

■各支部 活動報告
◇東北支部
【活動報告】
◆令和7年3月19日(水)
・イブニングセミナー(SPの会東北支部の有志が参加)
時間:16:00~17:30
・SPの会・GMの会(東北支部)幹事会
時間:17:30~18:30
 場所:宮城県建設産業会館、7F第3会議室
 議事内容:
 ・2025年度空間情報活用講演会のテーマと講演者(候補)について
 ・月刊「測量」スペーシャリストのコーナーの執筆担当について
 ・SPの会・GMの会からの話題提供
 ・次回予定、その他

【活動予定】
◆令和7年5月19日(月)
・イブニングセミナー(SPの会東北支部有志)
 時間:16:00~17:30
・SPの会・GMの会(東北支部)幹事会
 時間:17:30(イブニングセミナー終了後)~
(芝隆 東北支部長:国際航業)

◇東京支部
【活動報告】
・幹事会
 日時:令和7年4月8日(火)14:00-14:30
 場所:日本測量協会本部会議室
 議題:今年度活動予定
   ・「くらしと測量・地図展」への参画(ポスタ展示)
   ・その他
・技術士二次試験対策勉強会
 日時:令和7年4月8日(火)14:30-17:00
 場所:日本測量協会本部会議室
 議題:ここ1-2年の合格者による体験談など

【活動予定】
・幹事会
 日時:令和7年7月7日(月)16:00-17:00
 場所:国際航業㈱本社会議室(新宿)
 議題:本部支部横断研究会に関する意見交換(人財育成)
                 (住田英二:東京支部長:日本測量協会)

◇中部支部
【活動報告】
1.第14回総会の開催
・日 時:令和7年4月25日(金) 14:00~14:10
・場 所:オフィスパーク栄CHUTOホール会議室(中統奨学館ビル4F)+オンライン(Teams)
・対面出席:13名
・WEB出席:4名
・委任状:9名
・出席者及び委任状の提出のあった合計26名により総会成立(総会員数37名)
・総会における全ての議事は賛成多数より承認された
2.第83回 定例会議の開催
・日時:令和7年4月25日(金) 14:10~15:10
・場所:オフィスパーク栄CHUTOホール会議室(中統奨学館ビル4F)+オンライン(Teams)
・対面出席:13名
・WEB出席:4名
3.G空間ほっとセミナーの開催
・日時:令和7年4月25日(金) 15:30~18:00
・場所:オフィスパーク栄CHUTOホール会議室(中統奨学館ビル4F)

【活動予定】
1.次回の定例会議(第84回定例会議)の予定
・日 時:令和7年6月27日(金)
2.令和7年度の活動計画について
・G空間ほっとセミナー(10/23(木))
・点群オペレーションセミナー岐阜大学(5/31(土))
・夏期現地見学会(8/29(金)開催)
20名程度で開催
浜松城の整備計画見学会(フジヤマ協力)
            (安藤 港増 中部支部長:CSGコンサルタント(株))

◇北陸支部
【活動報告】
〇第10回定例会議
 ・日 時:令和7年4月25日(水)13:30~15:00
 ・場 所:金沢勤労者プラザ+Web(Teams)
 ・参加者:対面6名、Web3名
 ・主な議題
1) SP会北陸支部の活動についての意見交換
  2) その他
〇G空間ほっとセミナー(中部支部と共催)
 ・日 時:令和7年4月25日(金)15:30~18:00
 ・場 所:金沢勤労者プラザ(北陸支部会場)
 ・講 師:アジア航測株式会社 大鋸様
      アイパブリッシング株式会社 福島様
 ・参加者:北陸支部会場14名(SP会6名、一般8名)

【活動予定】
〇第11回定例会議
 ・日 時:令和7年7月23日(水)14:00~15:30
 ・場 所:NixJAPAN+Web(Teams)
 ・主な議題
1) SP会北陸支部の活動についての意見交換
  2) その他
                     (山下智 北陸支部長:パスコ)

◇関西支部
【活動報告】
1. 第43回SPの会関西支部幹事会
  日時:4/14(月) 16:00~17:00
  場所:(株)パスコ 会議室
  議事項目:①第42回幹事会議事録確認
        ②本部企画委員会報告
       ③部会活動及び予定について
       ④令和7年度技術士一次試験対策講座について

【活動予定】
1. 技術士一次試験対策講座
  日時:6/7日(土) 9時~17時(予定)
  場所:日本インシーク会議室
2. 第44回SPの会関西支部幹事会
  日時:6/13(金) 13:30~14:30(予定)
  場所:(株)パスコ 会議室
3. 第31回スペースサロン@Kansai
 日時:6/13(金) 15:00~17:00(予定)
  場所:(株)パスコ 会議室
  講師:大阪大学大学院医学系准教授 内藤智之
  テーマ:「確認中」
                  (堀 秀樹 関西支部長:朝日航洋(株))

◇中国・四国支部
【活動報告】
1.SP会中四国支部セミナー及び講演会の企画・準備等

【活動予定】
1.スペース・ポータルin中四国セミナー(5月19日開催)
 出前講座による測量に関する取組等を紹介
2.地理空間情報イブニング・セミナー(Web)(5月19日開催)
 「防災日本」を支える3次元測量(その2)
  (東京会場での講座を広島会場に配信、SP会中四国支部は共催)
3.スペース・ポータルin中四国(第10回)講演会(8月6日開催)
 ・場所:岡山市(対面)、高松市(Web)
 ・空間情報に関する最新の動向、取り組み等を紹介

       (越智貴政 中国・四国支部長:株式会社荒谷建設コンサルタント)

◇九州支部
【活動報告】
1.九州SP 幹事会 令和7年4月22日 15:30~16:20 Web会議
 <議事内容>
・支部長伝達事項 企画委員会報告他
・スペーシャリストの会特別講演(10.31収録オンライン)4.16(水) 20名
  アンケート(17名回答)満足率 100%(オンライン有効)
・全国大会について等セミナー行事について

【活動予定】
・9 月17日(水)    アドバンスセミナー(熊本)
・5 月27日(火)13:30-14:40 イブニングセミナー(3.19 収録分オンライン)
・6 月17日(火)~18日(水) イノベーション大会
 (ハイブリット:福岡会場リファレンス)
・7 月16日(水)16:00-16:50 日測協九州支部講演会
・11 月25日(火)14:00~  知っとーとセミナーin 九州(第13 回)
〇次回幹事会 6月25日(水)17:00-18:00(対面)
             (鵜飼 尚弘:九州支部長:株式会社Survey Life)

■第8回 最新技術動向の調査活動研究会(2025年4月)議事録(抄)
開催日時:令和7年4月22日 15時~17時
1.技術事例紹介と質疑応答
1)発表者:レフィクシア株式会社 代表取締役社長 高安 基大 氏
2)内容:iPhoneに直接装着するタイプや三脚等に取り付けるタイプの高精度測位
端末「LRTK Phone」および、高精度の位置情報付き画像等をクラウドで閲覧・共有
できる「LRTKクラウド」について紹介された。
製品の詳細はURLを参照:https://www.lrtk.lefixea.com/
※質疑応答は省略。
2.研究会の意見交換
1)外部講師の発表について
・海外製のGNSS製品が多い中、日本で開発しており、特に今後の海外展開を考えている
ことは良い取り組みである。
・開発のスピードの速さや、ベンチャー企業ならではの勢いが感じられた。
2)話題提供
今回、3回連続で外部講師による発表を行った(河村様、ホロラボ社、レフィクシア社)
本研究会の取り組みとしても最新技術を把握するうえで良い取り組みであった。
3.次回会議のテーマについて
1)外部講師による新技術紹介を継続
候補:株式会社アークエッジ・スペース
内容:「低軌道衛星測位(低い軌道に数多くの衛星を打ち上げて衛星測位精度を良くす
る取り組み)」に関する話題提供など。
2)研究会メンバーによる展示会報告
報告予定者:小野山氏、中舎氏
4.次回予定
開催日時:6月16日(月)15:00~17:00 第9回 最新技術動向調査研究会

■日本測量協会・SPの会事務局からのお知らせ
◇令和7年度「空間情報総括監理技術者」認定試験の願書受付を開始いたしました
 (受付期間5月31日まで)
 詳しくは、https://www.jsurvey.jp/gissv/gissv2025-03.pdf

◇測量・地理空間情報技術者のための技術士取得支援セミナー(中核講座)
 ハイブリッド型(対面集合[福岡会場]+リアルタイム配信) 2025年6月26日
 https://www.jsurvey.jp/gissv20250626.pdf
 社内等で技術士に興味のある方、将来空総監の受験を検討されている方等にご受講を
 勧めてください。  

◇「測量・地理空間情報イノベーション大会2025」資料集について
 6月17日、18日に東京会場(対面)ほか、サテライト会場にてWeb開催いたします。
 https://innovation2025.jsurvey.jp
 今年度も資料集につきましては、SPの会会員の皆様に送付いたします。
 各会場の受講者、講演者には別途会場でも無料配布されますので、会から資料集の
 送付が不要の方は、SPの会事務局(spatialist@jsurvey.jp)までご連絡ください。

◇「働きながら博士号取得をめざす人のための相談コーナー」
 測量・地理空間情報技術者で将来、学位(博士号)を取得したいと考えている人
 (会員以外でも可)などを対象に、博士号取得に向けて本格的な始動をするまでに
 準備すべきことや取得までのプロセス、取得方法(課程博士か論文博士か)等々につ
 いて、個別に相談できるコーナーを本年4月より設置しました。アドバイザーは
 SPの会最高顧問の瀬戸島政博氏が担当します。
 相談を希望される場合は、下記【メール記載内容】を【送付先】まで、メールに
 てご連絡をお願いいたします。
 【メール記載内容】件名:「SPの会:博士号取得のための相談希望」
  本文:①氏名(ふりがな)、②勤務先、③電話番号、④電子メールアドレス、
     ⑤相談したい内容について
 【送付先】spatialist@jsurvey.jp

◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先(メールアドレス)の変更が生
 じたSPの会会員の方へ。
 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。
 SPの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。

 届け出様式は以下の場所にあります。
 https://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm
 様式2 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出

 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。
 連絡先は以下の通りです。
 メール:geoinfor@jsurvey.jp
 FAX : 03-5684-3366
 〒112-0002 東京都文京区小石川1-5-1 パークコート文京小石川 ザ タワー5階
 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛

■刊行案内        
 *** 新刊案内 ***(※会員は10%割引でご購入いただけます)
 『実務者のためのGNSS測量ハンドブック』(令和7年1月23日刊行)
 定価3,300円(税込) //会員価格2,970円(税込)
 詳しくは、https://www.jsurvey.jp/2.htm
                         (遠藤拓郎:日本測量協会)

■編集後記
端午の節句に柏餅を食べるのが日本の慣習です。柏の葉は新芽が出るまで、旧葉が
落ちないことから、家系が途絶えることがない、子孫繁栄の縁起物と言われている
そうです。店頭の柏餅には、白色の餅と緑色の餅(地域によっては桃色の餅も)が
良く並んでいますが、緑色の餅は蓬餅や草餅(厳密に言えば蓬餅は蓬で作られ、蓬
以外の草で作られたものを草餅と呼ぶらしい)であり、白色の餅が柏餅としては最
もスタンダードでしょう。ただし、現在では柏の葉で包まれた餅であれば、何でも
柏餅と名乗っているようです。
また、包む葉に関してもこのような情報があります。
柏の木は寒冷な土地に多く自生するブナ科の落葉樹のため、西日本では数多く見る
ことができません。そのため、似たようなサルトリイバラの葉が代用されてきたと
のことです。と言うことは、これまで私が長年食してきたのは、柏の葉ではなかっ
たのかも。住んでいる地域によって独自の作り方がありますが、柏餅に込められた
願いが変わることはありません。
皆様は今年はどんな柏餅を食しましたか?
私はサルトリイバラの葉で包まれた緑色の蓬餅です。
                      (編集担当:近藤弘崇 パスコ)

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