スペーシャリスト メールマガジン バックナンバー

タイトル:スペーシャリスト会報 Vol.225 発行日時:2025年9月16日


┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
2025(R7)年9月16日(月)
◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇  vol.225
                    発行元:スペーシャリストMM事務局
                    https://spatialist.sakura.ne.jp

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*ニュースラウンジ              岡本芳樹
*リレーエッセイ<空間連携>         野宗政之
*新入会員のページ              高松 学、武田英典
*空間情報関連/書籍紹介           安藤港増
*各支部 活動報告
*最新技術動向の調査活動研究会 議事録(抄)
*日本測量協会・SPの会 事務局からのお知らせ 遠藤拓郎
*編集後記                  近藤弘崇           

■ニュースラウンジ
9月に入り今月の話題も猛暑の話題からで恐縮ですが、皆さんいかがお過ごしでしょ
うか?日本列島は記録的な猛暑に見舞われ、気象庁の発表によれば、7月下旬から
9月にかけて全国で猛暑日(最高気温35℃以上)が連日観測され、東京都心でも観測
史上最多となる猛暑日数を更新しています。くれぐれもご自愛ください。
 話は変わりますが、今年の夏のホットな話題として皆さんも既にご存知かと思います
が、OpenAIが2025年8月に最新モデルの「ChatGPT-5」を正式にリリースしました。
従来のGPT-4に比べて、文脈理解力、論理的推論、専門知識の応用力が大幅に向上
しているようです。GPT-4は正確性を重視してクールな回答することが不評だったため、
GPT-5はで「より温かい性格」に修正され、質問者の話をじっくりと聞いてくれる相手と
なるように口調の柔らかさや感情的な知能(Emotional Intelligence)の向上がなされて
いるそうです。「生成AI」により便利になって時間ができたはずなのに、ますます余裕
がなくなっていませんか?単純な作業に対して機械である「生成AI」を導入して生産
性や品質の向上を求めてきたはずなのに、「生成AI」にも人間らしさを求め始めてい
るようです。質問者である私たちもプロンプトエンジニアとして、正確性を求めるだけで
なく人間らしさを持ち始めた「生成AI」の性格も意識して問いかけをすることが必要に
なったようです。
                         (岡本芳樹:株式会社パスコ)

〇令和7年10月号の担当は、住田英二さんです。

■リレーエッセイ<空間連携>
 オリスの宮本さんからバトンを引き継いだパスコの野宗と申します。
 現在、私が担当している固定資産税の評価業務は、想像以上に現地調査が多く、調
査中のトラブル防止のため、安全管理が必須です。
 今年6月1日に、罰則付きで施行された「熱中症対策の義務化」に従い、現地調査を
実施しております。そのため、従来以上に予防と対策に時間を要するようになりました。
特に、WBGT値(暑さ指数)が28度以上、または気温が31度を超える場合には、こま
めな休憩を取る必要があり、調査の進捗に影響が出ることもあります。
 現在の課題としては、若手の現地調査員が不足しており、調査員の高齢化が進行して
いる点が挙げられます。調査員の安全を守り、業務の効率化を図るためにも、今後は全
方位画像の取得やAIによる判読技術の導入など、過酷な現地調査を軽減できる体制の
整備が不可欠だと考えております。
次回令和7年10月号の担当は、パスコ小西さんにバトンをつなぎます。
どうぞよろしくお願いいたします。
                      (野宗政之:株式会社パスコ)

■新入会員のページ
はじめまして。このたびスペーシャリストの会に入会させていただきました株式会社パスコの
高松学(たかまつがく)です。パスコでは、この15年間MMSや道路関連業務に携わってい
ます。
さて、私は2年前に東京から大阪に転勤になったのですが、実は何を隠そう(隠していません
が)阪神タイガースの大ファン。転勤1年目に38年ぶりの日本一を大阪の地で味わうことがで
き、今年も首位を快走中(執筆時点)と、これほど転勤に感謝したことはありません。大阪では、
阪神の試合を民放テレビでほぼ毎日観戦できるため、日々楽しく応援しています。ただ、最近
はストライク・ボールの判定が審判によってばらついて、投手や打者が首をかしげる場面が多
いように感じています。
空間情報の技術者として、「こういう判定こそセンサーやAIで何とかできるのでは?」と思い調
べてみたところ、MLBでは今年から「ABS(Automated Ball-Strike System)」という自動判定シス
テムの導入が本格化しており、オールスターゲームでも公式に採用されたとのこと。
スポーツの分野でも最先端の空間情報技術が活用されていることを知り、改めて空間情報技術
の分野で自分も研鑽を積んでいかなければと感じました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
                            (高松 学:株式会社パスコ)

はじめまして。株式会社松本コンサルタントの武田英典と申します。令和6年度に空間情報総括
監理技術者の資格を取得し、このたびスペーシャリストの会に入会させていただきました。
弊社は徳島県徳島市に本社を構え、地籍調査事業を主力として、四国・近畿地方を中心に企業
活動を展開しております。地籍調査に加え、GISの開発・空間情報データ構築、建設コンサルタ
ント、一般測量・調査関連業務など、幅広い分野の公共事業に携わっており、地域社会のインフ
ラ整備や行政支援に力を注いでおります。
私は空間情報部に所属し、主に地籍調査情報を活用したGISの利活用に関する業務を担当して
います。これまでにも、農業・森林・道路・河川・防災・都市計画・固定資産など、多様な空間情報
と地籍調査データを組み合わせたGISのコンサルティングやシステム構築を、行政機関向けに
多数実施してまいりました。
近年では、DXの推進や、AI・クラウド技術の活用、法改正への対応など、空間情報分野において
も変化のスピードが加速しています。そのような中で、常に鮮度と精度の高い情報を維持しながら、
柔軟かつ持続可能な技術運用を目指すことが重要であると考えております。
スペーシャリストの会では、最新の技術動向や実務に役立つ情報を収集し、より実践的な知識を
深めていきたいと思っております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
                        (武田英典:株式会社松本コンサルタント)

〇令和7年10月号の担当は、小段鷹司さん、板原大明さんです。

■空間情報関連/書籍紹介
ダ・ヴィンチ・コード(原題:The Da Vinci Code)
著者:ダン・ブラウン
出版社:講談社(翻訳版)
初版発行:2004年(日本語訳)
ISBN:4062757210
価格:1,800円(税別)

聖地巡礼と空間情報~ダ・ヴィンチ・コードで巡る“測量の聖地”~

聖地巡礼とは一般に創作物の舞台を訪れる行為を指すが、今回紹介するダン・ブラウンの『ダ・ヴィン
チ・コード』にも、空間情報技術者・測量士にとっての「聖地」が登場する。
本書は映画にもなり当時話題となったので、物語を知っている読者も多いだろう。周知のとおり、物語
自体は空間情報とは無関係のミステリーである。それでも終盤には測量遺構である「パリ子午線」が
重要な要素として登場するので、空間情報関係書籍として紹介させていただく。

「パリ子午線」は、現在のグリニッジ子午線の前に世界測地系の基準とされた歴史的軌跡であり、
ダン・ブラウンは作中で便宜的に「ローズ・ライン」と呼称している。

測量遺構の聖地巡礼として、ラングドン教授の足跡(ローズ・ライン)をたどる旅を提案したい。まずは
劇中序盤で登場するサン=シュルピス教会の天文測器(グノモン)を検証し、それからアラゴのメダル
(パリ子午線上の標識)を探し、最後に物語のクライマックスの舞台であるルーヴル美術館へ続くこの
「ローズ・ライン」をいつか訪れてみたいと思う。
また、本書とは無関係ではあるが、メートル原器も「ローズ・ライン」から徒歩圏内にあり、空間情報技
術者としてここも重要な聖地となるので、あわせて訪れたい。
       (安藤港増:株式会社アカサカテック)

〇令和7年10月号の担当は、山田秀之さんです。

■各支部 活動報告
◇東北支部
【活動報告】
◆令和7年7月18日(金)
・イブニングセミナー(SPの会東北支部の有志が参加)
時間:16:00~17:30
・SPの会・GMの会(東北支部)幹事会
時間:17:30~18:30
 場所:宮城県建設産業会館、2F会議室
 会議方式:対面+Web
参加者:SPの会幹事 9名、GMの会幹事 5名
 議事内容:
 ・9/19(金)開催の2025年空間情報活用講演会について
 ・SPの会・GMの会からの話題提供
 ・次回の予定
 ・その他

【活動予定】
◆令和7年9月19日(金)13:00~
・2025年空間情報活用講演会
・宮城県建設産業会館 1階大会議室
◆令和7年9月26日(金)
・イブニングセミナー(SPの会東北支部有志)
 時間:16:00~17:30
・SPの会・GMの会(東北支部)幹事会
 時間:17:30(イブニングセミナー終了後)~
(芝隆 東北支部長:国際航業)

◇東京支部
【活動報告】
・イベント対応(暮らしと測量・地図展)
 日時:令和7年6月4-6日
 場所:新宿駅西口地下広場
 内容:日本測量協会関東支部のコーナーにてSP会案内
(SPの会活動紹介、空総監試験
 概要紹介)ポスタを期間中展示した。

・幹事会
 日時:令和7年7月7日(月)16:00-17:00
 場所:国際航業㈱本社会議室(新宿)
 議題:「暮らしと測量・地図展」出展報告
    今年度今後の活動について
    本部支部横断研究会に関する意見交換(人財育成)

【活動予定】
・幹事会
 日時:令和7年10月7日(火)16:00-17:00
 場所:エアロトヨタ㈱会議室(川越)
 議題:調整中
          (住田英二:東京支部長:日本測量協会)

◇中部支部
【活動報告】
1.第85回 定例会議の開催
 日時:令和7年8月29日(金) 13:00~14:00
 場所:フジヤマ会議室 + オンライン(Teams)
 対面出席:13名
 WEB出席:6名
2.現地見学会
 日時:令和7年8月29日(金) 14:00~17:00
 浜松城の整備計画見学会(フジヤマ協力)

【活動予定】
今後の活動計画について
 ・G空間ほっとセミナー(10/23(木))
 ・点群オペレーションセミナー岐阜大学
   令和8年度も継続開催予定
   オペレーション実習が中級以上となるよう内容を見直す
 ・中部女性の会の開催を検討中
   人数は10名程度を想定(各社1名程度)
 ・定例会議(第86回定例会議)の予定(ほっとセミナーと同時開催)
   日 時:令和7年10月23日(木)
    (安藤 港増 中部支部長:CSGコンサルタント(株))

◇北陸支部
【活動報告】
〇第11回定例会議
 ・日 時:令和7年7月23日(水)13:30~14:45
 ・場 所:NixJAPAN会議室+Web(Teams)
 ・主な議題
1) SP会北陸支部の活動についての意見交換
  2) 10/23開催G空間ほっとセミナーについて
  3) その他

【活動予定】
〇第12回定例会議
 ・日 時:令和7年10月23日(木)13:00~14:00
 ・場 所:まちなかキャンパス長岡301会議室+Web(Teams)
 ・主な議題
1) SP会北陸支部の活動についての意見交換
  2) その他
〇第23回G空間ほっとセミナー(中部支部と共催)
 ・日 時:令和7年10月23日(木)14:30~17:00
 ・場 所:まちなかキャンパス長岡301会議室(北陸支部会場)
 ・講 師:大日コンサルタント株式会社 渡邉様
      長岡技術科学大学技学研究院 志賀様
  ※参加申し込みは10月上旬に測量協会HPへ掲載予定
                  (山下智 北陸支部長:パスコ)

◇関西支部
【活動報告】
1. 第45回SPの会関西支部幹事会
  日時:8/22(金) 16:00~17:00
  場所:(株)日本インシーク 会議室
  議事項目:①第44回幹事会議事録確認
        ②本部企画委員会報告
       ③部会活動及び予定について
       ④令和7年度関西支部総会について

【活動予定】
1. 第12回SPの会関西支部総会
  日時:10/24(金) 13:30~14:30(予定)
  場所:(株)パスコ 会議室

2.第32回スペースサロン@Kansai
日時:10/24(金) 15:00~17:00(予定)
  場所:(株)パスコ 会議室
  講師:内部講師①:生熊亜紀子(㈱パスコ)
  テーマ:「(仮)森林における測量技術」
     内部講師②:竹内大輔(アジア航測㈱)
  テーマ:「下水道維持管理・ストックマネジメント計画におけるGISの活用」
     内部講師③:堀大一郎(国際航業㈱)
  テーマ:「国土保全分野での点群データの活用」
               (堀 秀樹 関西支部長:エアロトヨタ(株))

◇中国・四国支部
【活動報告】
1.スペース・ポータルin中四国(第10回)講演会(8月6日開催)
 空間情報に関する最新の動向、取組等を紹介
 日時:令和7年8月6日(水) 14時~17時15分
 場所:岡山国際交流センター 国際会議場(対面)、サン・イレブン高松(Web)
 受講者:岡山62名、高松25名

2.SP会中四国支部セミナーの企画・準備等

【活動予定】
1.スペース・ポータルin中四国セミナー(9月26日開催)
 出前講座による測量・地理空間情報分野に関する取組等を紹介
 演題:防災行政の現状と課題(防災・減災と危機管理)
 時間:講演 14:00~15:00 / グループミーティング 15:00~15:45
 定員:30名

2.地理空間情報イブニング・セミナー(Web)(9月26日開催)
 演題:スマホを用いた測量への利活用
 時間:16:00~17:00
 定員:30名
  (東京会場での講座を広島会場に配信、SP会中四国支部は共催)
    (越智貴政 中国・四国支部長:株式会社荒谷建設コンサルタント)

◇九州支部
【活動報告】
1.九州SP 幹事会 令和7年8月5日 15:30~16:10 
 <議事内容>
  SPの会全国大会開催に向けた議論
  支部横断型研究会、懇談会参加報告

【活動予定】
 ■9 月17日(水)アドバンスセミナー(熊本)
 ■11月25日(火)14:00~ 知っとーとセミナーin 九州(第13 回)
〇次回幹事会 10月15日(水)15:30~
            (鵜飼 尚弘:九州支部長:株式会社Survey Life)

■第10回 最新技術動向の調査活動研究会(2025年9月)議事録(抄)
 日時:令和7年9月4日 15時-17時
 会場:日本測量協会第一会議室、Web
◇講演タイトル:
 「空飛ぶクルマと地理空間情報の活用について」講演者:エアロトヨタ㈱ 大森康至氏
 講演資料:https://www.dropbox.com/scl/fi/6niyomer5gtt4f3dekyom/_-
_20250904.pdf?rlkey=vkeug8fvke5q8i30fqckargae&st=l227xcxb&dl=0 
 (配布はSPの会会員限定)
◇講演概略
・「空飛ぶクルマ」は、タクシーのように誰もが気軽に利用できる持続可能な次世代の空
の移動手段 として、人々の生活に欠かせない存在となることが期待されている。
・現在、開発は世界各国で進められて、講演では5機体紹介。そのうち国産機 は、Sky
 Drive社製であり、エアロトヨタは、米国JOBY社の機体を採用している。
・国の政策としては、2022年に発表された「空の移動革命に向けたロードマップ」が紹介
 された。ただし、機体開発は当初の計画より約3年の遅れが生じている。
・空間情報の活用領域としては、空飛ぶクルマの社会実装に向けた着陸場所の確保及び
 検討が重要である。
 具体的な検討項目は以下の通り:
 1.低高度空域における飛行経路の設定
 2.飛行経路付近の不時着場の設定
 3.ヘリポート場外申請時の適地選定
 4.バーティポート(離着陸場)の適地選定
◇次回研究会の外部講演者
 ・日本工営 『SAR衛星データ活用術(仮)』について、今後、10月下旬を
 第一候補として日程調整中。

■日本測量協会・SPの会事務局からのお知らせ
◇令和7年度 空間情報総括監理技術者資格認定試験の合格者発表
 9月12日(金)日本測量協会ホームぺ―ジ上で発表しました。
 今年度は22名の方が合格されました。おめでとうございます。
https://www.jsurvey.jp/gissv/gissvtest20250912.pdf

◇令和7年度(2025年10月~2026年9月) 会費納付のお願い
 10月から令和7年度が始まります。皆様には10月1日以降に払込票をお送りいた
 します。速やかな会費納付にご協力ください。

◇「2025年スペーシャリストの会全国大会(空間情報未来会議)」のご案内
日時:2025年11月4日(火)10:45~17:30(予定)  
  受講方法: 会場集合型、福岡会場(メイン会場)から支部会場(仙台、
  東京、富山、名古屋、大阪、広島)にWeb配信します。
  ※詳細は決まり次第ご案内いたします。

◇「働きながら博士号取得をめざす人のための相談コーナー」
 測量・地理空間情報技術者で将来、学位(博士号)を取得したいと考えている人
 (会員以外でも可)などを対象に、博士号取得に向けて本格的な始動をするまで
に準備すべきことや取得までのプロセス、取得方法(課程博士か論文博士か)等々
について、個別に相談できるコーナーを本年4月より設置しました。アドバイザ
ーはSPの会最高顧問の瀬戸島政博氏が担当します。
 相談を希望される場合は、下記【メール記載内容】を【送付先】まで、メールに
 てご連絡をお願いいたします。
 【メール記載内容】件名:「SPの会:博士号取得のための相談希望」
  本文:①氏名(ふりがな)、②勤務先、③電話番号、④電子メールアドレス、
     ⑤相談したい内容について
 【送付先】spatialist@jsurvey.jp

◇転職・退職・死亡等により、氏名・所属・連絡先(メールアドレス)の変更が生じた
 SPの会会員の方へ。
 変更後の内容をご本人または関係者の方から日本測量協会にお知らせください。
 SPの会MM誌の配信やお知らせ等の連絡に支障が出ないようお願いいたします。

 届け出様式は以下の場所にあります。
 https://www.jsurvey.jp/gissv/youshiki.htm
 様式2 空間情報総括監理技術者 登録事項変更届出

 メールまたはFAXまたは郵送でお知らせください。
 連絡先は以下の通りです。
 メール:geoinfor@jsurvey.jp
 FAX : 03-5684-3366
 〒112-0002 東京都文京区小石川1-5-1 パークコート文京小石川 ザ タワー 5 階
 公益社団法人日本測量協会 測量継続教育センター 測量技術教育部 宛

■刊行案内        
 *** 書籍案内 ***(※会員は10%割引でご購入いただけます)
 『実務者のためのGNSS測量ハンドブック』(令和7年1月23日刊行)
 定価3,300円(税込) //会員価格2,970円(税込)
 詳しくは、https://www.jsurvey.jp/2.htm
                         (遠藤拓郎:日本測量協会)

■編集後記
戦後80年を迎え、戦時中に活躍した人物伝などの特集をメディアで目にすることが
多くなりましたね。戦時中の人物に限ったことではありませんが、戦乱の時代を極限
の状態の中で生き抜いた人々の辞世の句には、感慨深いものがあります。
辞世の句とは、この世を去るにあたり、死を見据えて人生の最後を締めくくるために
詠んだ句や和歌、漢詩のことです。
太平洋戦争ですと、東條英機元首相や硫黄島指揮官であった栗原忠道の句が有名
です。栗原中将の句は大本営によって句の末尾が書き換えられた逸話もあり、当時
の世相を垣間見ることができます。
〇国の為 重きつとめを 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき
戦国武将だと秀吉、家康の句もありますが、現代人の評価が高いのは細川ガラシャ
です。
〇散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
幕末においては維新の三傑あたりも良いのですが、私は高杉晋作推しです。
〇おもしろき こともなき世を おもしろく 住みなすものは 心なりけり
少々重くなってきたので、江戸の文化人である十返舎一九の句はいかがでしょうか。
〇此の世をば とりやお暇に線香の 煙とともに 灰さようなら
おあとがよろしいようで。
                          (編集担当:近藤弘崇 パスコ)

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