| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.29 | 発行日時：2009年4月15日10時5分16秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 2009年4月15日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.29 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ：＊ニュース・ラウンジ ＊リレーエッセイ＜空間連携＞ ＊コラム ＊イベント情報 ＊測量協会イベント情報のお知らせ ＊連絡事項 ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 本スペーシャリスト会報Vol25（昨年１２月）で地理空間情報産官学連携協議会の共通基 盤技術研究開発ＷＧに当スペーシャリストの会として参加していること既述しましたが、 この２月末に地理空間情報の利活用に係るアンケート調査結果がまとまり、以下に簡単に 紹介したいと思います（前回同様ニュースラウンジらしからぬ内容で恐縮ですが）。 アンケートの内容は、地理空間情報を利活用する上で研究開発すべき技術について、�仝� 究開発すべきと考えられる技術、�∈８綵斗廚隼廚錣譴襯▲廛螢院璽轡腑鵑瞭睛董↓Ｃ詫� 空間情報などをより高度に利活用するために解決すべき課題（技術開発以外）、の３つと なっています。アンケートは産学官の２３２機関に配布され、１０５の機関から回答され ています。以下にそれぞれの問いに対する回答の結果（上位のみ）を紹介します。 �仝Φ羈�発すべきと考えられる技術（複数回答／件あり） ・測位技術（３６件） ・マッピング技術（２２件） ・時空間情報の検索・処理・分析技術・相互運用技術（１４件） ・状況理解とサービス生成技術・インターフェイス技術（１０件） �∈８綵斗廚隼廚錣譴襯▲廛螢院璽轡腑鵑瞭睛董癖�数回答／件あり） ・災害情報共有（２３件） ・個人活動支援（１９件） ・斜面崩壊・鉄砲水警戒（１３件） ・見守り（１０件） ・シームレスモビリティ（１０件） �Ｃ詫�空間情報などをより高度に利活用するために解決すべき課題（複数回答／件あり） ・Ｇ空間情報相互利用の枠組みづくり（３１件） ・プライバシー、個人情報取扱の明確化（１６件） ・シームレス化の促進（９件） ・地図／地理情報の整備促進（７件） 上記回答結果から見る限り、研究開発技術は"測位・マッピング技術"、重要アプリは" 災害情報共有"、課題は"情報相互利用"、が最も着目されているようです。当然、当会会 員の活動領域であり、今後深く関係すべきテーマであることはいうまでもありません。 今年度はスペーシャリストの会員は100人を突破するでしょうし、空間情報総括監理技術 者が資格要件として定められている業務数も100件を超える？勢いです（昨年度は約60 件）。我々は地理空間情報コンサルタント集団として、まさに活躍の範囲を拡大できる好 機ではないかと感じられる次第です。 （住田 英二：スペーシャリストの会副会長） ＜編集委員会よりお知らせ＞ ５月号は高さんです。 ■企画委員会報告 ３月は開催されませんでした。 ■リレーエッセイ 先日、方向音痴に関する新聞記事を見た。 もともと人間には、道に迷わないよう学習する能力が備わっているが、その使い方によっ て方向音痴かどうか区別されるとのこと｡因みに、日本人は特に方向音痴を自認する傾向 が強いらしい。 2ヶ月ほど前、自身が方向音痴かどうかを試すときに遭遇した。14:00からの納品検査に余 裕を持って出車した私は､部門員が土地勘のない私に用意したカーナビを頼りに客先に向 かった。ところが、目的地にほどよく近づいたころ、カーナビの異変に気づいたのである。 どうやらエンジン熱でCDが壊れたようで､自分の居場所もわからない状況だった。前日の 車検対応にて、丁寧にも常備していた地図も片付けられていた。 検査時間も刻々と迫るなか、私はたまたま持ちあせていた高速道路マップを用いて、高い 山と太陽照射方向からマップを標定し､目的地であろう方角を定め、ひたすら突き進んだ のであった。その結果、予定時刻を5分経過したものの何とか検査に間に合うことができ た。準備力の不足は指摘されるであろうが、方向音痴ではなかったかと自負する。 前述の新聞記事では、成城大学の野島・新垣両教授の実験結果があった。方向音痴を自 称する人とそうでない人の協力のもと、見知らぬ町で目的地を探す実験である。実験では、 方向音痴を引き起こす要因は「建物や看板など周りにある様々な情報をうまく活用できる かにかかっている」と結論付けていた。この結果からすると、方向音痴は性格や体質、遺 伝が原因ではなく､本人の意識の持ち方と言えそうだ。漁師の方がGPSもないのに、陸から の距離や島影を頼りに、同じ漁場に正確に到達する行動と同じである。 私を含め地図に精通した測量会社員としては、家族にだけは自分が方向音痴だと悟られ たくないですよね。最近、休日の高速道路料金が一律1,000円となり、家族旅行に出掛け る場面が多くなるなか、皆さんもこのような場面に遭遇するかもしれません。万が一、道 に迷ったときには周りの情報を活用し､正しく目的地を導くことで、逆に威厳を示すこと はいかがでしょうか。ＧＷにでもお試し下さい！ 次回のリレーエッセイは、筆者と同じ名古屋で活躍されている�螢僖好海硫�本芳樹さん にお願いします。岡本さんは、「中部地区空間情報総括監理技術者の会」の副会長を務め、 名古屋市の栄界隈に精通した、いわゆる私たちのカーナビのような方です。 どうぞよろしくお願いいたします。 （大石 哲：国際航業） ■コラム MM開始時に設定されていた執筆順番に２０年度合格者の方を加えて掲載しておきます。 これまでに執筆を忘れていた方からの投稿も受け付けております。 ●執筆順番 2007年1月号 神原（五星） 2月号 瀬戸島（国際）、住田（アジア） 3月号 高（朝日）、望月（パスコ） 4月号 津留(朝日)、土方(国際) 5月号 池田(アジア)、林（パスコ） 6月号 赤松(国際)、秋山(朝日) 7月号 内田(アジア)、大石(国際) 8月号 大友(国際)、北原(地域みらい) 9月号 木下(ランド)、楠(パスコ) 10月号 東田(国際)、沼田(アジア) 11月号 野村(国際) 12月号 福田(朝日)、村木(イメージワン)、早川（帝国）、畠(アジア) 2008年1月号 横山(大成ジオ)、渡辺(アジア)、鈴木（中日本） 2月号 与(パスコ)、及川(国際)、白井（国際） 3月号 大谷(国際)、大橋(パスコ) 、伊藤鋭二（パスコ） 4月号 大山容一(国際)、岡本(パスコ)、岩切（パスコ） 5月号 川口剛(パスコ）、黒台昌弘(ハザマ)、岩波英行（国際） 6月号 佐々木(パスコ)、品澤(パスコ)、大堂（アジア） 7月号 菅原(パスコ)、高木(国際)、小川（アジア） 8月号 高岸(パスコ)、田中(日本大学)、織田（アジア） 9月号 筒井(パスコ)、長谷川(国際)、垣内（パスコ） 10月号 畠山(国際)、廣瀬(国際)、菊池（パスコ） 11月号 三浦(パスコ)、三島(パスコ)、北原（アジア） 12月号 南澤(パスコ)、森田(パスコ)、斉藤（アジア） 2009年 1月号 島田（国際）、外山（中日本）,正岡（２０年度） 2月号 中野（アジア）、中本（パスコ）、坂下（２０年度） 3月号 藤井（アジア）、安野（アジア）、窪田（２０年度） 4月号 山田（パスコ）、渡邉（パスコ）、足立（２０年度） 5月号 橘（２０年度）、塚原（２０年度）、長澤（２０年度） 6月号 廣野（２０年度）、平田（２０年度）、横田（２０年度） 7月号 柴田（２０年度）、小更（２０年度）、阿部（２０年度） 8月号 船越（２０年度）、八木（２０年度）、大塚（２０年度） 9月号 中谷（２０年度）、吉川（２０年度）、西村（２０年度） 10月号 田中（２０年度）、吉岡（２０年度） ■コラム 健康な肺をもういちど ２年前、２５年間ほぼ毎日吸っていたタバコをやめた。当時、タバコを我慢するのはか なり苦しく、タバコを吸ってしまった夢をよくみた。やめたきっかけは、人間ドックで自 分の肺のレントゲン写真と健康な人のものを比べて説明を受けたことだ。自分の肺はボウ ッとぼやけていて、ニコチン中毒症状だった。今後も吸い続けたら、１０年寿命が縮まる と言われた。ショックだった。たばこによる肺ガンのリスクはよく耳にするが、タバコに 含まれるニコチンは、中性脂肪の合成を促すため、メタボリックシンドロームとの関係が あり、お腹まわりの内臓脂肪がたまりやすくなるそうである。そのほか善玉コレステロー ルを減少させ、悪玉コレステロールを増加させる。また、血管を収縮させて血流が悪くな るため、心疾患や脳血管疾患になりやすいそうだ。タバコをやめたら、体が軽くなり運動 をしたくなった。今では毎週末にランニングしている。週末走らないと気持ちが悪い。会 社では、喫煙コーナに足を運ぶことがなくなり、時間に余裕ができたように感じた。ニコ チンが抜けたことでイライラが減り、運動のためかストレスを感じにくくなった。また、 当然ながら小遣いが残った。喫煙コーナでの情報交換ができなくなったのが残念であるが、 健康習慣が身に付き、健康に自信を取り戻した。これからどこまで戻るかわからないが、 時間がかかっても健康な肺に戻していきたい。今の時代で倒れずにやっていくには健康管 理が一番である。 （藤井紀綱：アジア航測） ■コラム Ｃｈａｎｇｅ！ 最近NHK教育テレビが面白くなってきたと感じる。あまりテレビを見ることもなく、真 剣にテレビのことを考えているわけでもなく、たまたま見た番組の範囲の話でもあり、偉 そうなことを言える立場でもないのだが、兎に角そう感じたのだ。何の根拠もあるわけで もないので勝手な想像をすれば、番組作りの根本に何か変化があったのではないだろう か？一般視聴者の目線にあわせた番組作り、それも一本筋の通った主張を通しながらも、 わかりやすく、しかも楽しく視聴者に伝える番組作りに意識がおかれ工夫がなされてきて いるのではないだろうか？ 「出社が楽しい経済学」や「東京カワイイ★TV」など大変興味深く視聴させていただいた。 その「東京カワイイ★TV」で紹介されていたのが「ポップカルチャー発信使」だ。外務省 が「ロリータファッション」など若者ファッションの「カリスマ」女性３人を任命したも のだ。日本への関心を高めてもらうことを狙いとして、「カワイイ大使」（通称）として 海外イベントに派遣するらしい（http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/2/118 8512_1092.html）。昨年も漫画のドラえもんを「アニメ文化大使」に任命するなど、外務 省とて変化し続けているようだ。 地下資源に乏しい日本が、貿易立国としてこれからもその地位を維持するためのひとつ の方向性（コンテンツ産業としての戦略）であることに間違いはないだろう。日本の強み を分析し勝つ勝負を仕掛けるのであれば当然の拡大戦略であり、日本の首相がアニメファ ンを公言しているからと考えるのは早計だろう。 この春、当社も将来を担う新入社員を多数迎えた。毎年いくつかの新人研修を担当して いるが、その中で「企業の目的」について、持論を話すことにしている。「尊敬される企 業として成長・存続し続けること」、将来ビジョンを持ち『エクセレント・カンパニー』 を目指したい。企業の事業目的において、「経営理念」に従い事業目的を実現する。「利 潤」の獲得はそのための絶対的な必要条件だ。長期に存続するためには、経営環境の変化 に応じて企業も変わり続けなければならないと。 空間情報総括監理技術者も測量業界をとりまく環境変化の中から生み出された資格だと 思っている。世界も国も企業も人も何時の時代も変化にいち早く適応できたものが繁栄す る。日本の測量行政、測量業界、測量企業、測量技術者として、勝利するための次の戦略 は見えているだろうか。 「Ｃｈａｎｇｅ！」は、口で言うほどには簡単ではない。環境の変化を渇望していても 自己変革は望まないのが人間の本性なのかもしれない。重要だが簡単ではないからこそ、 オバマ大統領もWe can change. We can change. We can change. We can changeと連呼す る。それぞれを代表し指導するリーダ自身の自己変革を感じたときに、人は主体的に 「ＹＥＳ ＷＥ ＣＡＮ」と言うのかもしれない。 （安野雅満:アジア航測） ■コラム 母なる川 多摩川 私は、多摩川を母なる川として育ってきました。生まれは、今と変わらず六郷で旧東海 道であった当時の「六郷の渡し」の名残や春には堤防裏に桜が咲き、お酒のつまみとなる ノビルが生え、また夏には大田区主催の花火大会、そして冬の風物詩である「箱根駅伝」 の応援に多くの方が訪れ、六郷に古くから伝わる「とんび凧」が空を舞います。 日本は固有の文化、すなわち水文化をもち、食べ物は炊く、煮る、蒸かすなど水を使い、 また、湿度が高い気候に対して、女性は汗を抑える化粧を工夫していました。かつて司馬 遼太郎は文明と文化の違いについて「アメリカ素描」の中で文明とは消え去り、文化とは 普遍性があるものと書いていました。しかし、私どもが持っていた水文化は、油文化にか わり分解されないままの有機物が川に流され、飲料水としていた多摩川の水も下流部では 汚れてしまい、いまだに飲料水は相模川の水に頼っている。ももとも川は汚れていたわけ ではなく、汚されてしまった川が存在してしまったわけで、その意味で普遍性を持つ文化 から、消え去る運命の文明を追いかけ、普遍性を持たなくなったといえるのではないだろ うか。こうした中でも、多摩川の河川敷に降りれば３６０°に広がる身近で貴重なオープ ンスペースであることには変わりはなく、これからも多摩川を見つめながら生活を楽しん でいきたいと考えています。 （山田 均：パスコ） ■コラム 春のおとずれ 測量技術者の方は、多忙な3月が過ぎ、安堵の日々を過ごされていると思う。一方で、 この季節は、生きものの芽生えの季節でもあり、メルマガ発刊のころには桜も散りかけて いるころと思われる。 私の勤務している名古屋では、この季節の代表的な花は桜だけではない。シデコブシと いうモクレン科の花木がある。シデコブシは、3月下旬から4月上旬にかけて樹冠一面に白 い花を開かせる。普通のコブシとは違い、花弁がたくさんあるのが特徴である。この木は、 濃尾平野を取り巻く環状の丘陵地に自生することから東海丘陵要素と言われている。大昔、 湿地であった場所が時代を経て丘陵地となり、そこに僅かに残された湿地に生き延びてい るのである。このような植物は、シデコブシだけでなく他にも数十種類あり、東海地方特 有の植物相となっている。シデコブシが一躍有名になったのは、愛・地球博(2005年日本 国際博覧会)の開催予定地に群落があり、その保全について連日ニュースが流れたことで あった。環境省レッドデータブックには、絶滅危惧II類 (VU)で登録されている希少な植 物である。 測量業界も、シデコブシのように急速に生息基盤（市場）がなくなりつつある。ただし、 我々は環境に合わせて変わることが出来るため、絶滅危惧種にはならない。だが、その遺 伝子＜測量では固有の技術・技能に相当する＞は失うことなく生き長らえなくてはならな いと感じている。そうでなければ、交雑の末（他業種に呑みこまれてしまい）、淘汰され てしまうからである。 さて、このシデコブシであるが、名古屋市内には街路樹として多く植えられている。こ の季節に名古屋を訪れる機会があれば、ぜひその可憐な花をご覧いただきたい。 (渡辺祐三：パスコ） ■コラム 地質屋のゴルフ ゴルフカートにGPSを搭載したゴルフ場でプレーをした。３月に導入したばかりでキャデ ィさんも使い方は良くわからず、自分自身も久し振りのゴルフとGPS付カートのはじめて の利用である。まず、気付いたのはグリーンに等高線が描かれており概略の傾斜方向が読 めることであった。ピンの位置とグリーン全体の傾斜方向を微地形として読み取り、グ リーン回りでの寄せに活かした。地質屋としてフィールド調査の癖がそのまま出てしまっ たプレーである。キャディさんがついているので、聞けば教えてもらえるが、日頃の習慣 がでてしまった。本来はセルフカート向けに開発されたものであると思うが、次回のプ レーでは、ゴルフカートの位置からピンまでの距離、前の組のカートとどのくらい離れて いるとか、GPS本来の機能も活用したいと思う。 （足立勝治：アジア航測） ■空間情報関連便利グッヅ / Web & Blogの紹介 城地 茂さんのHP「日本数学史・天文学史」はすごい。 律令期の数学教育、和算の源流、和算の興亡などのほか科学史原典目録、科学史文献目録 や科学史画像資料などアーカイブも整理されていて数学や天文学の歴史を調べるのには素 晴らしいサイトです。 (http://www2.nkfust.edu.tw/~jochi/index.htm) （田中 邦一：日大） ■本の紹介 ○新田次郎・原作、山本甲士・文：新版「剱岳＜点の記＞」、文芸春秋、定価1143円+税 本書は、難解な小説である新田次郎原作「剱岳＜点の記＞」を分かり易い表現と難解な 表現箇所を思い切った省略により、兎も角多くの読者にこの小説の意図を理解してもらう ねらいで出版されている。それだけに一気に読み終えてしまう。映画「剱岳 点の記」は 6月20日に封切、"読んでから観るか"、"観てから読むか"、迷うなら本書から読むことを 勧める。 （瀬戸島政博） ○小白井亮一・著：「わかりやすい測量の数学 行列と最小二乗法」、Ohmsha 定価2600円+税 著者は、2007年7月に山海堂から「測量技術読本」を刊行した。その内容のうち、行列、 最小二乗法と水準測量の事例に絞って解説したのが本書のようだ。測量技術の空洞化が叫 ばれている中、測量の基礎を真剣に学ぶ時期に来ているのではないか。そんな意味からも 本書は取っ付き易い良書となろう。 （瀬戸島政博） ■測量協会イベント情報のお知らせ ◎イベント 平成21年度 空間情報総括監理技術者認定試験の実施について 筆記試験 平成21年7月25日（土） 面接試験 平成21年9月5日（土） 試験場所 東京都 受験願書の受付期間 平成21年6月1日〜30日まで 詳しくは、当協会ＨＰをご覧下さい。http://www.jsurvey.jp/ ◎セミナー サーベイアカデミー「地理空間情報イブニング・セミナー(第9回)」16時より 講師 森 大 氏 国際航業�蝓 � 日時 平成21年6月2日（火）16時〜17時30分 演題 第9回「小型無人飛行体技術の現状と利用性」 − 新しい低高度プラットフォーム技術を概観し、今後の利用性を考える − 内容 簡易な空中撮影や低高度リモートセンシングへのニーズは高い。それに対して、従 来からラジコン・ヘリコプタや気球などの無人プラットフォームが利用されてきたが、近 年、GPSや姿勢センサを搭載した新世代の無人飛行体の活用が進んでいる。とくに、コン パクトで軽量な小型無人飛行体は運用が容易であり、様々な場面で普及が期待される。 ここでは小型無人飛行体技術の現状を、実例をまじえて概観するとともに、普及に向けた 課題にも触れ、今後の利用性について考える。 参加費 会員(特別会員含む)は無料 非会員は2,000円 会場 会場 (社)日本測量協会 研修室(文京区小石川) CPD対象セミナー 問合わせは・ サーベイアカデミー事務局 03-5684-3360 ◎講習会 基準点測量技術講習会（公共測量「作業規程の準則」の解説と運用）開催 協会ＨＰURLは下記のとおりです。 http://www.jsurvey.jp/kyouiku210401.pdf ◎新刊図書 測量関係法令集 平成21年版 (平成21年3月24日刊行) A5判 定価3,900円(税込) 会員価格3,510円 送料440円 （廿楽:事務局） ■ちょっとちょっとコーナー 今月は特にありません。 ■スペーシャリストの会 連絡事項 ●技術論文集 「地理空間情報コンサルティング」 論文募集 過日のスペーシャリストの会企画委員会（11月14日）で、スペーシャリストの会独自の 技術研究論文集を発行することが決まりました。論文集のタイトルは『地理空間情報コン サルティング』という仮称をつけています。この論文集に関する詳細は下記の通りです。 第一回の論文公募期間は、2009年1月上旬〜4月下旬までです。論文を投稿したい方は、 投稿論文の区分を明記の上、瀬戸島まで連絡を下さい。奮って応募下さい。 会長 瀬戸島政博 ････････････････････････････････････････････････････････････････････････････ １． 発行のねらい ・技術者らによる主導的な執筆や考え方などを主張できる場として活用したい。 ・スペーシャリストの会会員が自由に投稿できる機関紙として活用したい。 ２． 投稿の条件 ・スペーシャリストの会会員及び顧問に限り投稿ができる。 ・ただし、連名で投稿する場合は、第一著者のみが会員であれば投稿可とする。 ・基本的には、１会員からの投稿は１編を限度とする。 ３． 投稿論文の区分 区 分 内 容 目安 応募件数 研究論文 新規性あるいは実用性の高い論文など ６頁 ３件(6×3=18) 技術報告 事例報告や実用性のある技術報告など ４頁 ６件(4×6=24) 研究ノート・資料 新技術・手法紹介、新商品紹介 ２頁 ８件(2×8=16) ・取得特許など 論考・論説 会考え方、主張、視点、座談会も含む ４頁 ５件(4×5=20) 座談会 寄稿・自由投稿 海外飛び歩き報告、紀行文、随筆など ２頁 ５件(2×5=10) 関連文献リスト 当該関連分野の代表的な文献リスト ４頁 １件(4×1=4) （１年分） 計92頁 ４．論文集の構成 ［全体110頁〜120頁の構成］ (1)投稿論文： 概ね100頁 (2)会たより： 概ね 5頁 (3)巻頭・目次：概ね 3頁 (4)会・会員： 概ね 2頁 ５．発行時期 ［スペーシャリストの会総会時：10月1日頃］ ・第一回の投稿応募期間は1月上旬〜４月下旬、第二回は５月中旬〜８月中旬まで ・ただし、投稿原稿の先着順とし、場合によっては第二回応募期間を設けないこともあ る。 ６．出版経費 ［現在の会費により運営することを基本とする］ ７．出版部数 ［300部程度］ ［全会員に１部配布、他に謹呈分、それ以外は実費頒布（1500円程度）］ ８．その他 ［毎年１回を続ける］ ■編集後記 昨年と異なり今年は桜の開花が少し遅いように感じますが、皆様の地元ではいかがでし ょうか？ 温暖化の影響なのか桜の開花も早かったり遅かったり変動の幅が大きいようで す。今しばらく朝夕の気温変化に気をつけながら最終納品検査に向けて頑張りましょう。 （編集委員長） ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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