| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.69 | 発行日時：20012年9月15日23時29分43秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 20012年9月15日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.69 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ：＊空間情報総括監理技術者 技術認定登録更新の重要なお知らせ ＊ニュース・ラウンジ ＊企画委員会・各支部活動報告 ＊リレーエッセイ＜空間連携＞ ＊コラム ＊空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 ＊測量協会イベント情報のお知らせ ============================================================================ ★★★重要なお知らせ★★★(平成23年12月〜平成24年11月・１年間掲載） お知らせ その１： ◇空間情報総括監理技術者 技術認定登録更新について ○「測量CPD」に登録済みでしょうか、ご確認ください。 →学習履歴台帳登録がなされていなければ、あなたの学習ポイントは登録できません。 CPDポイント数はゼロのままとなり、認定資格の登録更新はできません。 ○SUCCESS上で、あなたのCPDポイント数を必ずご確認ください。 →5年間に定められたCPDポイント数を取得できていない場合は認定資格の登録更新は できません。 ○認定資格の登録更新には、下記に示すCPDポイント数が必要です。 登録年 第1回更新時(5年) 第2回更新時(5年) H17年10月 25ポイント 40ポイント H18年10月 〃 〃 H19年10月 〃 〃 H20年10月 〃 〃 H21年10月 〃 〃 H22年10月 〃 〃 H23年10月 〃 〃 ○技術認定登録の有効期間は、登録更新年度から起算した5年後の該当年度末日とする。 例 平成23年度登録者は平成28年度末日(H29.3.31) ○登録更新の有効期限切れの方は、公開する認定技術者名簿から抹消されます。 詳細については(社)日本測量協会HP 空間情報総括監理技術者の「空間情報技術認定規則」 をご覧ください。 お知らせ その２： ◇登録事項変更届出について 登録事項に変更が生じたときは、すみやかに「登録事項変更届出」の手続きを行って下さ い。様式は下記のホームページに掲載してあります。 URL :http://www.jsurvey.jp/gissv/touroku.htm （事務局） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 昨年もそうでしたが今年も大変暑い夏でした。ようやく朝晩はすごしやすくなった気が します。皆様、いかがお過ごしでしょうか。今月は住田の担当ですので例によってＧ空間 関連を紹介いたします。今年は地理空間情報の新たな基本計画が閣議決定され、６月には Ｇ空間ＥＸＰＯも開催されました。久しぶりにＧ空間活動の機運が感じられ、好ましい状 況になってきたと感じられます。今回はその後の取組状況について紹介したいと思います。 その前に、Ｇ空間という言葉は今普通に使われていますが、皆様方はどのように捉えて おられるでしょうか。Ｇ空間ＥＸＰＯが２度開催されたこともあり、今となっては特段気 にすることもないのでしょうが、かなり便利に（都合のよいように）使われているのが実 情のように思います。地理空間情報活用推進基本法が制定されたのは、今から５年前のこ とです。その当時にＧ空間なる用語は存在しませんでした。登場したのはその後、２年程 経過した頃と思います。本メルマガはＳＰ会員向けですので、Ｇ空間とは何なのか、改め て再認識しておくべきではないか、と考えました。以下は私の独断と偏見が混ざることご 容赦頂くことになりますが、次のように考えています。 “地理空間情報”は長い、読みづらい、ということでＧ空間になったという説もありま すが、本来は“地理空間情報”＝“Ｇ空間”ではないと考えています。“地理空間情報” は位置に紐付く様々な電子情報の集合体ですが、“Ｇ空間”は地理空間情報を測位などの 技術により、有効に（基本法的には“高度に”）利活用する社会の仕組みを指していると 考えています。しかし、実際には地理空間情報をＧ空間と置き換えた表現があったり、Ｇ 空間社会という表現もあったりします。要するに、きちんとした定義がないので、幅広く 都合よく使われています。我々ＳＰ会員は目にする“Ｇ空間”が何を指しているのか、こ のあたりを正しく理解する必要があると思います。 さて、今年度、国土地理院がＧ空間に関する実証実験を開始します。ＧＩＳがそれなり に普及し、様々な地理空間情報が既に整備されているところですが、これらの情報を様々 な利用目的に対して有効に利活用できるよう、必要な加工編集や提供方法について実証実 験を行うものです。実証実験は複数の地方公共団体をモデル地区として定め、そこに存在 するさまざまな地理空間情報を利用しながら進めるものです。 昨年の東日本大震災では、最新の情報収集技術が活躍した一方で、ストックしておくべ き地理空間情報が流失し、復旧の妨げになった事例もありました。こうした大規模災害時 に必要となる地理空間情報を如何に迅速に提供できるために、平時からどのような備えが 必要となるのか、といったところが検討の要点になるのではないかと推測しています。 本件については、４ヶ月後のニュースラウンジで改めて途中経過などお知らせできると 思います。 （住田 英二：スペーシャリストの会副会長） ＜編集委員会よりお知らせ＞ １０月号は高さんの担当です。 ■企画委員会・支部活動報告 ◆関西支部第13回会議 議事録 開催日時：平成24年8月10日（金）15:00〜17:30 開催場所：株式会社アスコ 本社2Ｆ会議室 大阪市西区江之子島1-10-1 出席：8名 、欠席：11名 １．議題 （１）報告・確認事項 �〜芦鶺鳥�録の確認 �◆屮好據璽轡礇螢好箸硫顱彜覯莪儖�会内容の報告 �Ｅ焼�者の紹介 （２）討議事項 �（神�24年度技術士一次試験対策講座の開催を終えて ��第２回関西支部イブニング・セミナーの開催について �Ｊ神�24年度スペーシャリストの会関西支部活動方針（案）について （３）第10回勉強会（担当者：相原氏） （４）その他 ２．議事事項 （１）報告・確認事項 �〜芦鶺鳥�録の確認 前回議事録内容は承認された。 �◆屮好據璽轡礇螢好箸硫顱彜覯莪儖�会内容の報告 支部長から、７月11日に開催された企画委員会の内容が報告された。 �Ｅ焼�者の紹介 支部長から関西支部へ新たに転入されてきた会員「井畑氏（パスコ）」が紹介された。 （２）討議事項 �（神�24年度技術士一次試験対策講座の開催を終えて 今年度の参加者13名（前年度5名、前々年度15名） 来年も当講座を開催する予定とする。 但し、濱田氏の参画と中部支部からのテキスト活用を前提とする。 参加者の継続的な集客が課題である。今までの参加者は広範囲な地域からの参加とな っている。 来年度も東京や中部と日程をずらし、早い時期に開催する予定とする。 ��第２回関西支部イブニング・セミナーの開催について 実施主体は、日測協関西支部が望ましい。 謝金等の支払いは、日測協が主催または協賛なら日測協経費として負担可能である。 �Ｊ神�24年度スペーシャリストの会関西支部活動方針（案）について 「主な活動」の内、関西支部イブニング・セミナーの開催 ⇒スペース・サロン＠kansai（1〜2回程度実施予定）に名称を変更する。 次回12/5を候補日としてスペース・サロン＠kansai開催に向け、 講師調整（アスコ担当）、開催場所調整（パスコ担当）を早々に行う。 また、新しい情報発信イベントの開催（適宜、実施予定）を追加する。 �ぃ咤个硫顱ヾ慇昌拮�会議日程と場所の変更について 開催日程：偶数月第一水曜日を基本とする。 （金曜日では各社会議等都合が付き難い等の理由による） 開催場所：10月アジア航測⇒12月パスコ⇒４月国際航業 ⇒6月写測エンジニアリング⇒8月アスコの順番で開催場所をローテーションさせる。 朝日航洋については、後日可否等確認予定。 調整がつかない場合は、代替として再度アスコ様にお願いする。 （３）第１０回勉強会 第１０回勉強会として、資料−7に基づき相原氏（アジア航測）よる講義が行われた。 【内容】 ・航空レーザによる古墳計測 （４）その他 ・次回会議は、10月3日（水）午後3時から、アジア航測会議室で行う。 ・次回勉強会は大石氏（国際航業）、次回議事録作成は吉岡氏（パスコ）とする。 （文責：パスコ 河野） ◆第23回 中部空間情報総括監理技術者 議事録 開催日時：平成24年9月07(金) 15：00〜17：00 開催場所：�螢僖好鈎翩�事業部 10F会議室 出席：8名出席、11名欠席 報告事項： （１）講習会 技術士第１次試験（日本測量協会 主催） 講 師：岡本芳樹氏(パスコ)、早川和夫氏(帝国建設Ｃ)、濱田氏（日本技術士会） 講習日：6月2日（土）、場所：中統奨学館ビル「ＣＨＵＴＯホール」 講習参加者は9名。 （２）講習会 ＭＭＳサーベイヤーアカデミー（日本測量協会 主催） テーマ：移動車両による計測技術 モバイルマッピング 責任者：鈴木浩二氏（中日本航空）、早川和夫(帝国建設コンサルタント) 講師：鵜飼（中日本航空）、市橋利裕(帝国建設コンサルタント) 講習日：6月14,15日、場所：日本測量協会(東京) 会議室 講習参加者は29名 （３）平成24年度 地理空間情報技術セミナー １．日 時 平成２４年９月２５日（火）１３時００分〜１６時４５分 ２．会 場 岐阜県民ふれあい会館 展望レセプションルーム 岐阜市薮田南5-14-53 電話 058-277-1110 ３．受講定員 70名（7日現在で34名） ４．講 師 国土地理院 中部地方測量部 中部空間情報総括監理技術者 早川和夫 （社）日本測量協会 測量専門技術教育部長 白井康友 測量技術センター 中部支所長 佐々木正博 ５．講義内容 新たな地理空間情報活用推進基本計画について 今、注目されている「空間情報総括監理技術者資格」とその活かし方等 公共測量の最新動向と日本測量協会の継続教育体系について 測量成果の品質確保等について 講習会終了後に、相談コーナーを設置。対応：早川和夫、松永善晴 （４）図夢in中部ｖｏｌ.29（建設コンサルタンツ協会発行）が発刊 題：空間情報総括監理技術者による「スペーシャリストの会」に刺激を受けて 執筆者：湯川典子(アジア航測) 検討事項： （１）中部支部の講習会について ・イブニングセミナーの講師は現在未定。外部招聘の可否については保留とする。 （２）愛知県技術講習会 ・開催概要の確認について 場所：一宮建設事務所 日時：平成２４年１０月末〜11月初旬 講師：中日本航空、パスコにて担当する。MMSの紹介を行う ・その他討議事項について 開催にあたってはSP会の趣旨に見合うようにすること（一企業の利益のために行う ものではないこと）。依頼先からSP会への依頼状（委嘱状）を得ること。 次回は、大日コンサルの路面測定技術を紹介する。 （３）産学官連携上議会の参加について １．開催日時：平成２４年９月１９日（水）１０時００分〜１２時００分 ２．開催場所：愛知県産業労働センター ウインクあいち ９０７会議室 名古屋市中村区名駅４丁目４−３８ TEL:052-571-6131 ３．主な議題： (1) 平成２４年度地理空間情報産学官中部連携協議会について (2) 地理空間情報活用推進に係る動向について �／靴燭蔽詫�空間情報活用推進基本計画 ��国土地理院による地理空間情報の活用推進の取り組み �Ｃ翩�地区における地理空間情報の活用推進の取り組み (3) 地理空間情報の利活用に関する産学官からの事例報告 �＼轍�県企画広報部 ��NPO法人 地域マップ研究所 SP会からの参加は早川さん、白井さんの2名とする。 メンバー勉強会 ・近藤泰徳(玉野総合Ｃ) ・題名「潮汐・潮位について」 リプロ社（北原前部長）との意見交換会 ・情報杭、センサー杭の紹介。スマートフォンの利用アイデア。 ・情報杭、センサー杭の利用について社会実験も可能。SP会にて題材あれば前向きに 取り組んでいただける。 ・来週（今週）開かれるRFIDのフェア（東京ビッグサイト）は、測量業者も見ておく ほうがよい。 書記：渡辺祐三(パスコ) ■リレーエッセイ 株式会社パスコの岩切です。写測エンジニアリング株式会社の藤井雅雄さんからバトン を受けました。日本中を寝不足にしたロンドンオリンピックが終わりましたが、どのシー ンが印象に残りましたか。私は、競技もさることながら、開会式のポールマッカートニー が印象に残りました。 オリンピックのような広大で絶対ミスが許されない会場では、音声トラブルを避けるた め、ボーカルも含めた演奏を事前録音しておき、バックで流して、実際の音声と重ねるこ とがあるそうです。しかし、今回のオリンピック開会式本番では、冒頭の数秒間、音声が ズレて、ダブって聞こえました。そこで、ポールは、即座に事前録音の方を止め、生演奏 でいく指示をしたそうです。そして、「さあ始めるんだ、誰かが助けてくれるのを待つの かい。ダメだよ、やるのは君なんだ、やるべきことは君自身が抱えているんだ」と歌った のです。臨機応変に対応したといっても、あのオリンピック開会式という大舞台で、即座 に判断し、実行し、結果をだせるのは、才能か、これまでの経験でしかないと思いました。 「ポールは７０歳になったが力強い歌声に衰えはなく」という記事も目にしましたが、 明らかに、歌声は衰えていました。しかし、これまで培われた経験は衰えることを知らな かったのでしょう。 最近、私は、物を生産するという能力がめっきり衰えたように感じることがあります。 眼はよく見えない、体力はなくなる、記憶力も衰える、技術者として、限界が来たのでは と考えることもあります。しかし、ポールを見て、体力は衰えても、これまでの経緯をい かし、的確な判断し、実行することで、技術者として、社会に貢献できればと考えており ます。 次回は、SPの会・東京支部の金岡宏和さん（パスコ）にバトンをお渡しします。宜しく お願いします。 （岩切昭義：パスコ） ■コラム ●執筆順番 2011年12月号 高本（アジア）、大島（パスコ）・・・ここからH23会員 2012年1月号 古川（パスコ）、近藤（パスコ） 2月号 木寺（日本測量協会）、田澤（パスコ） 3月号 南澤（パスコ）、堀川（パスコ） 4月号 荒井（東武計画）外立（ﾅｶﾉｱｲｼｽﾃﾑ） 5月号 辻（アジア）、真壁（アジア） 6月号 鈴木（パスコ）、相原（アジア） 7月号 清水（アジア）谷森（東武計画） 8月号 松永（大日ｺﾝｻﾙ）、佐藤（パスコ） 9月号 今村（朝日）、堀川（国際） 10月号 吉川（パスコ）菊池（パスコ） 11月号 嶋（アジア）、岩崎（パスコ） 12月号 坂口（アジア）、山田（国際） 2013年1月号 恩藤（アジア）岡本（復建調査設計）、時永（HRS） ■コラム ｢投資とその効果について｣ 私は経済学が好きである。経済学の中でも経済政策と計量経済が、一番興味がある。経 済政策は、目的を達成するため投資や規制など行い、その経済的効果を計量経済で測定す る。ここでは、人間に投資したらその効果はどのようになるのか論じてみる。教材になっ たのは、元ミサワホームの三澤千代治オーナーが人間の成長とともに住居は変化するとい う図書と、自ら失敗だらけのわが人生をアレンジしたものである。よって、この理論は当 てにならない。しかし、酒の席ではわが身を振り返るための話題の一つになる。 人間は、霊長類なので投資をしても効果が表れるまでに時間を要する。人生80歳とし、 10ヵ年間刻みの投資で、その効果は20年後に表れる。 0-10歳未満までは、両親や祖父母などの愛情を受ける。犬や猫や小鳥などペットを飼い、 情操を養う時間を費やす（時間の投資する）。その効果は、20歳代に将来の伴侶を外見上 の容姿で判断しないで、相手が持っている真の気持ちを見抜くことになる。 10歳代は、骨格が出来上がる年代である。このためには運動に費やす。それも走る・泳 ぐなど全身運動と、サッカーや野球やバスケットボールなど団体スポーツの二つができれ ば理想である。その効果は、30歳代になると通勤途中の階段の上り下りに息切れしない。 休日には近隣住民とスポーツを楽しみ、会社人間を脱色する。 20歳代は、勉強に費やす。社会人になると最も役立つものが何か分かる。資格取得の受 験勉強や映画・音楽鑑賞なども勉強である。旅行も勉強である。ここで得たものは、すべ てわが身の血となり肉となる。その効果は、40歳代になると仕事が趣味しかない人間に対 し、培った勉強が滲み出て、家庭や職場の周りの人間に好感を与える。 30歳代は、人脈作りである。学友や仕事を通じて知り得た方ならびに地域社会(仕事人ほ ど難しい)の人づくりである。お互いには係長や課長クラスであるため、夢が実行に移され ない。その効果は、50歳代になるとお互いに重要な要職を占め、夢を語ったことが実行で きる立場になっている。子弟の就職や結婚などの縁づくりにも関ってくれる。 40歳代は、趣味づくりに費やす。この年代は、一番仕事が忙しくプライベートな時間が とれない。わが身の体力能力および出世も見え隠れし始める。その効果は、60歳代には必 ず誰でも訪れる定年退職以後の過ごし方に表れる。20歳代の就職から定年退職までの自由 時間と、定年退職以後の自由時間はともに10万時間である。女房は子育てが終われば（最 近ではキャリアウーマンが多くなっているのでなんともいえない）、茶飲み友達をつくり 多趣味である。わが身は元気で楽しい時間が送れるようにしたいものである。 50歳代は、宗教に時間を費やす。お経やその教えはある程度理解する。その効果は、70 歳代には伴侶、兄弟親戚や学友・仕事関係の方々が亡くなったときにお別れがきちんとで きる。わが身のお別れ式は、子弟に対し親が教えられる最後の役目である。 （今村政夫：朝日航洋） ■コラム 「平成24年7月九州北部豪雨災害に関して思うこと」 今年7月11日から14日にかけて、本州付近に停滞した梅雨前線に向かって南から非常に 湿った空気が流れ込み、九州北部を中心に「これまでに経験したことのないような大雨」 と気象庁から極めて異例の報告が発せられました。今回の大雨も大きな災害となりました が、九州に赴任してかれこれ25年(四半世紀)の記憶では、5〜10数年おきに今回の様な異 常な災害が九州内で発生しています。 そこで、私が実際に見て驚いた、印象深い災害現場の「記憶」について4例ほど整理し てみました。 �（神�3年の台風17号、19号による風倒木災害 日本では、りんご台風と言われた台風19号が有名ですが、九州では台風17号により熊 本、大分、佐賀、福岡県にかけて多大な風倒木災害が発生しました。当時被災した山間部 に入ると軒並み杉山が変貌し、生け花に使う剣山を見るような中折れし幹だけが残ってい る異常な（ある意味地獄の針山を思わせる）風景がそこに有りました。 �∧神�15年に発生した梅雨前線による集中豪雨災害 福岡県の那珂〜太宰府〜飯塚において土砂災害が多発し、さらには福岡市を流れる御笠 川が氾濫し博多駅周辺を含む地下街が多大な浸水被害（平成11年にも浸水）を出しました。 当然ながら、私の勤めている博多の事務所（博多駅東）も１ｍ程度浸水して、半日近づく ことが出来ませんでした。 �Ｊ神�17年9月台風14号により宮崎県鰐塚山で大規模な崩壊（現：深層崩壊） 当時宮崎県で私の設計した砂防流路工が有ったのですが、災害後は跡形もない状態にな るばかりか、周辺の地形は変わりはて、正直爆弾でも投下されたかと見間違う様な風景が そこに有りました。この災害のあとに台湾の高雄県で１つの村が消失したことを報じた NHKの番組もあり「深層崩壊」と言う言葉一躍有名となりましたが、当時それなりに災害 の現場経験も積んでいた私でしたが、どうやれば、こんな土砂災害が起こるのだろうと言 う気持ちと、近くに民家や集落が無くて良かったと、ある意味恐ろしさを感じました。 �な神�19年8月台風5号による綱の瀬川の土石流災害 宮崎と大分の県境に近い大崩（おおくえ）山西斜面を源とする五ヶ瀬川支流綱の瀬川で 山腹崩壊による土石流が発生し、直径7〜8ｍの岩がごろごろしている変わり果てた清流の 被災現場でした。この岩の群れが、どうやって動いたのか想像すると、空恐ろしい感じで した。この災害は日雨量600mmを超えた雨が原因でした。 以上ですが、多少時間も経っており記憶違いも有るかもしれませんが、そこはお許しい ただければと思います。 最後になりましたが、今回の災害で被災された方々には謹んで哀悼の意を表します。 （堀川毅信：国際航業） ■空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 今回は、記事がございません。皆様からの原稿をお待ちしています。 ■測量協会イベント情報のお知らせ □第30回 地理空間情報イブニング・セミナー 土の中の文化財を測る ―日本の遺跡調査と測量・計測技術のこれから― 講師:金田明大 氏 (独法)国立文化財機構奈良文化財研究所 日 時 平成24年11月6日（火）16時〜17時30分 会 場 日本測量協会 研修室 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/k-academy241106.pdf □公開講座 第2回テーマ 「東日本大震災に学ぶ企業の備え」Web −各社におけるBCP（事業継続計画）見直し等の事例を踏まえて− 講 師: 橘 克憲 （（株）パスコ） 日 時 平成24年10月15日（月）16時〜17時30分 会 場 日本測量協会 研修室 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/open241015.pdf （廿楽:測量協会） ■編集後記 今年度の空間情報総括監理技術者試験では２４名の方が合格され、これで、本技術者は総 勢１９６名となりました。また、昨今、ＳＰ会各支部での活動も活発化してきており、今 後、ますます、本技術者が全国で活躍されることを期待したいと思います。 (編集委員長) ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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