| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.73 | 発行日時：20013年1月18日13時6分13秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 20013年1月18日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.73 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ：＊ニュース・ラウンジ ＊企画委員会・各支部活動報告 ＊リレーエッセイ＜空間連携＞ ＊コラム ＊空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 等 ＊測量協会イベント情報のお知らせ ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ SP会員の皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 周知のとおり昨年末に政権が交代し、年明け早々に大型補正予算が閣議決定されました。 様々なメディアで報じられている通り、多くの方々が景気回復への期待感を持っておられ るところです。一方、我々に関係するG空間（地理空間情報）関連は、昨年4月に地理空間 情報基本計画が改定され、G空間に関する実証実験などが進められていますが、皆様方の 十分な認知にはまだ至っていないと思います。しかし、このG空間関連政策が自民党の政 策パンフレットや政策集に幾つか明記されています。以下にタイトルと出典を示します。 内容はURLからご確認ください。 政策パンフレット（公約） P18,事前防災を重視した国土強靭化 P21,科学技術・文化芸術・スポーツ立国 http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/seisaku_ichiban24.pdf J-ファイル2012総合政策集 �機ド�興と防災（１．復興加速） P20,no16 G空間による東日本大震災復旧・復興への支援 �供シ从兩�長 P26,no45 G空間（地理空間情報）プロジェクトの推進 P26,no46 G空間プロジェクトによる資源確保と海の防災システム高度化の推進 �検コ宛髻Π汰簡歉磧複押グ汰簡歉磧� P41,no127 G空間（地理空間情報）プロジェクトによる社会基盤インフラの構築 http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/j_file2012.pdf これらの政策の全てが我々の領域に直接結びつくものではないと思いますし、また、ど のような姿で進められるのかまだ分かりません。しかし、これら政策は我々SP会員にとっ て追い風であり、大変な好機であることは間違いありません。我々SP会は「地理空間情報 コンサルタント」集団ですが、会員各位がこれら政策に対して高度なマネージメントやコ ンサルタントを展開することで、多くのユーザーからの信頼を得、我々のポテンシャルを 確たるものにすることができるものと思います。今この時期は多くの方々が年度末に向け て、大変多忙な時期を過ごされているところと思いますが、今年はG空間を軸とした様々 な取組がスタートするのではないかと思います。是非注目していただければと思います。 ところで、昨年9月のメルマガに記載したG空間実証実験のその後の取組状況です。地理 空間情報産学官連携協議会組織下に「地理空間情報の共有・相互利用に関する専門部会」 が設置され、その配下に�ゝ蚕儻‘ぅ繊璽燹↓�運用ルール検討チーム、��実証実験検討チ ーム、が組織されました。各チームそれぞれ連携しながら活動が進められています。G空 間（地理空間情報）の整備更新はもとより、管理・提供・利用方法などについて技術面、 制度面から、また実証実験により検討が進められています。 今年は是非よい年となるよう、皆さま方と共に走りたいと考えています。よろしくお願 いいたします。 （住田英二：アジア航測） ＜編集よりお知らせ＞ ２月号は高さんの担当です。 ■企画委員会・各支部活動報告 ◇中部支部 第24回会議議事録（要約） 開催日時：平成24年12月12日（金）15:00〜17:00 開催場所：株式会社パスコ 中部事業部 10F会議室 出席者 ：出席者10名、欠席者13名、合計23名（新規合格者3名・異動者1名） 日本測量協会：田代事務局長 １．報告事項 （１）平成24年度地理空間情報技術セミナー（講師） （２）愛知県技術講習会（講師） （３）スペーシャリスト総会 ２．検討事項 （１）中部支部の講習会について 以下の事項を踏まえ検討する。 �．ぅ屮縫鵐哀札潺福爾旅峪佞聾什潴つ蝓３杏�招聘の可否については保留とする。 �∋臆耽与遙横位渉�度小規模のものとし現在の勉強発表会、総会（年一回）を 公開するイメージで考える。 �Ｂ�量CPDを獲得できるようにするには測量協会との共催にする必要がある。 �ぜ膾鼎話翩�SP会とすることでSP会から予算を付けられる。また、測量協会主催の 講習会の終了後に開催することで会場費が不要となる。 �ゴ慇昌拮瑤蓮屮好據璽好汽蹈鵝�kansai」として衣替えをしており、中部支部も イブニングセミナーの名称から変更し、独自性もたせる。名称は次回決定。 候補：スペーシャリストフォーラムIN中部、中部空間情報勉強会、 中部空間情報意見交換会、テクノサロン、テクノカフェ、 中部空間情報フォーラム、その他。 （２）来年度の愛知県講習会開催について 会員の所属会社に在籍する県OBを通し、年１回〜２回を目途に開催する予定。 （３）測量協会の講習について テーマの候補として下記の意見が出た。次回の会議（１月）を目途にテーマを 決めたい。 �ゝ蚕兒琉貅〇邯街崕�会、��MMS、��GNSS、��QGIS、�ハ�線測量技術、 �Ω�共測量成果のとりまとめ(ユーザーから見た測量成果の品質向上、留意点等) （４）特別講習会（測量協会中部支所主催、2013年3月開催） テーマ２題（各７０分）で一つは環境に関する講演で決定している。もう一つを 測量に関する内容としたい。優良な情報があれば会長に提供すること。 （５）月刊「測量」に掲載する測量を目指す女子学生または女性測量技術者の座談会の 参加者の依頼があった。会長が内容を依頼者に確認し、再度依頼する。 ３．メンバー勉強会 梅村裕也氏（アジア航測) 題名「天竜川・与田切川流砂、流量観測業務について」 書記 正岡佳典氏(アジア航測) ４．次回勉強会（開催予定日：2013年1月25日） 松岡滋冶氏(中日本航空)、 書記 白井直樹氏 以上 ■リレーエッセイ＜空間連携＞ 皆様、新年あけましておめでとうございます。アジア航測の織田さんからバトンを受け ました24年度入会の朝日航洋中野です。さて年も明けて皆さんお忙しいところだと思いま すが、お正月は充実して過ごされましたでしょうか？私はここ10年くらい初釣りにいくの が恒例でして、東京湾でボートを借りて友人たちとメバルやスズキなどを狙っています。 普段はルアーフィッシングを中心に湖沼、海、渓流などのフィールドで様々な対象魚と知 恵比べをしています。船舶免許を持っていますので時には自身でボートを借りて湖で釣り をしますが、ＧＰＳでポイントを定め、高性能の魚探で湖底を把握しながらなどとアマチ ュアながら近年の深浅測量と同じようなことをしています。実は、釣り人は知らず知らず に見えない空間情報を取り扱っているようです。 次回は私と同じく今年度入会した中日本航空の鵜飼さんにお引き受けいただきました。 よろしくお願いいたします。 （中野一也：朝日航洋） ■コラム 【執筆順番（敬称略）】 2013年 1月号 恩藤（アジア航測），岡本（復建調査設計） 2月号 時永（HRS），西村（ｻﾝｺｰｺﾝｻﾙﾀﾝﾄ）（ここからH24年度新会員） 3月号 水野（パスコ），名草（国際航業） 4月号 小澤（国際航業），�盍咫閉�日航洋） 5月号 盛田（パスコ），西野（パスコ） 6月号 中野（朝日航洋），宮坂（中日本航空） 7月号 江��（中日本航空），田丸（パスコ） 8月号 村上（朝日航洋），多田（ﾀｯｸｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ） 9月号 千葉（ﾀｯｸｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ），永田（ＧＩＳ関西） 10月号 廣瀬（ヤフー），向平（パスコ） 11月号 鵜飼（中日本航空），野田（アジア航測） 12月号 根本（パスコ），�睛�（朝日航洋） 2014年 1月号 岡部（パスコ），堀（朝日航洋） 2月号 小田原（アジア航測），（〜H25年度新会員を予定） ◇コラム「現地調査で感じたこと」 12月のある現地調査は、携帯電話の通じない山間地であった。あまりの紅葉の美しさ に、そこでの昼食としたところ、なぜか年輩の地元の方が車で次々と訪れる。“若い頃は あの山のてっぺんまで、キノコを採りに行ったものだ”“よく鉄砲打ちに行ったなぁ” “子供の頃は竹で作ったスキー板で山じゅう駆け回ったよ”。一緒に紅葉を眺めながら、 それぞれの思い出に耳を傾けた。地域の方がどれだけ故郷を知り、誇りに思っているかを 切実に感じるとともに、こうした現地の実感こそが私の仕事のモチベーションを高めてい たことを再認識した。また、防災・減災のために空間情報を生かし切るには、現地でしか 得られない情報との組み合わせが重要だと改めて実感した。 限られた時間の中で、何か重要なのか、何を優先すべきなのか。迷いつつ、迷う時間も もったいないと思うシーズンになってきました。政権交代の影響の大きく揺さぶられなが らも、社会に、家族に、本当に必要な行動を一つずつ選択していこうと思います。 （恩藤典子：アジア航測） ◇コラム「趣味から仕事へ」 新年、明けましておめでとうございます。２０１３年、政権も変わったこともあり、氷 河期の時代から、脱出できる年になればいいなと思うところです。 私は、小学５年生から社会人になるまでボーイスカウトに入隊しており、手旗信号・モ ールス信号・ロープの結び方等の技術訓練（ほとんど忘れましたが）、野外活動、奉仕活 動等いろいろ体験させて頂きました。その中でも、野外活動のキャンプが好きでした。こ のキャンプは、通常のキャンプ場とは違い、いろいろな施設がある場所で行うのではなく、 自衛隊の練習場や、施設の無いキャンプ場で行います。その内容は、各班に分かれてキャ ンプ場までの道のりを、徒歩や自転車を利用して、班ごとに競い合いながら到着を目指し ます（きつかった事しか覚えていない）。その後、竹とロープを活用した釜戸・椅子・机 といった生活用具を作成したり、地図とコンパスを利用してのオリエンテーリング等を、 各班で競ったりしていました。 その縁があってかどうかは分かりませんが、測量という職種に就く事になり、キャンプ で培った内容の一部ではありますが、今でも役立つことがあります。それは、ロープの結 び方、歩測、目視による距離測定、地図の活用方法、それと班の大切さです。仲良し班の 場合、個々の能力不足を慰めあい脱落します。個々が能力を高め、苦手なところを班で補 い、苦手と思った個人は苦手を克服する努力をする。その結果、班の中でも個々の能力を 競い合わせる事を学んだと思います。 私自身、未熟ではありますが、歳を重ねるにつれ、役目も変わりつつありますので、今 年は後輩達の教育を真剣に考え、人生の階段を一つ登れるよう頑張ってみようと思います。 （岡本良徳：復建調査設計） ■空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 等 今回は、記事がございません。皆様からの原稿をお待ちしています。 ■測量協会イベント情報のお知らせ ◇第31回 地理空間情報イブニング・セミナー 「地上型レーザースキャナを使用した2D及び3D計測事例」 ―「安全」をキーワードにした災害調査や工事測量業務への使用― 講 師：高濱洋治氏 (株)トプコンソキアポジショニングジャパン 日 時：平成25年1月29日（火）16時〜17時30分 会 場：日本測量協会 研修室 詳しくは<http://www.jsurvey.jp/k-academy250129.pdf> ◇公開講座 第３回テーマ「ハザードマップはどのように見るべきか」 講 師：下村博之氏 (株)パスコ 日 時：平成25年2月13日（水）16時〜17時30分 会 場：日本測量協会 研修室 詳しくは<http://www.jsurvey.jp/open250213.pdf> ◇測量手薄用紙の販売について（お知らせ） 平成25年1月より測量手薄用紙の販売は本部（東京都文京区）のみのお取り扱いとなり ました。 支部でのお取り扱いはいたしません。ご注文は、本部までお願いいたします。 なお、図書についてはこれまでどおり支部でも販売いたしております。 （廿楽実：日本測量協会） ■編集後記 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 今年の正月は特に寒かったですが、それに加えて14日には首都圏をはじめとして、数年 ぶりの大雪になりました。 この大雪のせいかニュースでは比較的目立ちませんでしたが、14日は成人の日でした。 早いもので平成に入り今年で四半世紀ですが、元年に自分が成人式を迎えたことを思い出 しました。今年の成人は約120万人で、この25年間のピークの6割程度に減少しています。 若年層の減少は、空間情報技術者の確保、育成が急務であることを改めて感じさせます。 (大橋) ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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