| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.76 | 発行日時：20013年4月16日15時24分4秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 20013年4月16日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.76 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ：＊ニュース・ラウンジ ＊企画委員会・各支部活動報告 ＊リレーエッセイ＜空間連携＞ ＊コラム ＊空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 等 ＊測量協会イベント情報のお知らせ ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ 入社式も過ぎ、新入社員が街のあちらこちらで目につく時節となりました。皆様の中に は、新人研修の講師などの対応をされておられる方も多いことかと思います。今年の新人 は如何でしょうか。 一方、既に来年度の新卒入社の選考も本格化し、私も面接などに追われています。この ような中、政府は、企業による大学生の採用活動の時期を遅らせ、開始を大学４年生の４ 月にするよう経済界に検討を促し、経団連もそれに応じる姿勢であることが話題になって います。様々な意見はあると思いますが、私はよい方向の話であると考えています。むし ろ、４年生の夏頃でも遅くはないと思うくらいです。 現状は、経団連の倫理憲章では、大学３年生の12月以降が就活の解禁日とされており、 解禁日には就活関連会社のサイトに一斉に各企業の就職情報が掲載され、合同説明会など が各地で開催されている状況です。また、インターンシップなどは、３年生の夏休みなど に経験する学生も多く、大学は、もはや就職予備校化しているという一部の意見を否定で きなくなっています。院生（マスター）であっても、研究の最も大切な時期の多くを就活 に費やさざるを得ないのが現実ではないでしょうか。就職が決まらず、卒業間際になって も就活をしなければならない学生も多いことは皆様もご存じかと思います。 これでは学生本来の勉強や研究の時間がどうしても制限されてしまい、学会活動などへ の参加も十分にできなくなってしまっているのではないでしょうか。文部科学大臣の「学 生の勉強時間を担保する」のが最大の理由という発言には、全く持って同感です。 しかしながら、４月９日付の日本経済新聞では、就活解禁を４月にした場合のメリット と同時に、デメリットとして、�｜羮�企業には不利、�∩澗里瞭眥衫┐猟祺次↓３飴餬呂� ど倫理憲章に縛られない企業の問題などが紹介されています。メリットとしては、欧米へ の留学生が採用に間に合うことも示されています。国外で開催される日本企業の就職セミ ナーに参加する学生も数万人規模となっています。このようにグローバル社会の進展する 中、就活ももはや国内だけでは収束しない状況になっています。 この原稿を途中まで書いていたら、「安倍総理が経済３団体トップに就活後ろ倒しを正 式要請へ」というマスコミ報道が入ってきました。計画では、来春より実施とされており、 今年の大学３年生は少々戸惑うかもしれませんが、本来の学生生活に少しでも近づくこと ができる良い機会になればと思う次第です。 （林義政：パスコ） ＜編集よりお知らせ＞ ５月号は住田さんの担当です。 ■企画委員会・各支部活動報告 ◇「スペーシャリストの会」企画委員会（３月）議事録 日 時：平成25年3月12日（火）13：30〜15：30 場 所：日本測量協会 3F 301室 出席者：瀬戸島、住田、林、秋山、池田、岡本、村木、津留、神原、早川、大山、 廿楽（事務局） 欠席者：望月、鈴木、大友、大伴、藤井、田中、中舎、高岸 １．報告事項 �ヽ道拮�活動報告 ・関西支部、東北支部：報告事項なし ・中部支部：中部空間情報総括監理技術者の会（SP会中部支部）の総会開催を予定 している。総会後、測量協会中部支部主催の“G空間ほっとセミナー in中部”と連携し、SP会の神原氏による講演会を予定している。 なお、会場は名城大学を予定し、交通費のみSP会にて支給する。 ・東京支部：４月中旬に技術士二次試験対策講座の開催を予定している。 ��MM誌の記事等について ・ニュースラウンジの記事はMM誌担当者に送付済である。他の記事も順次対応中。 �Ｆ�測協「地理空間情報専門技術者の会（仮称）」準備会の協力要請 各社の準備会担当者の選任状況は下記の通り。 ・アジア：白戸、山崎 ・パスコ：小松崎、日當 ・国際：加藤、小川 ・朝日：鈴木、杉森 �ぢ�33回イブニングセミナー（5月28日）への参加要請 ・詳細は測量協会HPにて掲載予定。 �ジ�開講座（7月3日(水)）への参加要請 ・公開講座は、7月・1月に開催予定である。 ・７月の公開講座は、都立大の野上教授を予定している。 ２．討議事項 �〃邊�「測量」スペーシャリストの会コーナーの分担執筆（毎号）の確認と企画 （「資料−２」参照） ・第11弾（2013.3〜2013.8）・第12弾（2013.9〜2014.2）までの担当者が決定して いる。 �⊆命紳�量学会北信越支部セミナー講師派遣の確認（「資料−３」参照） ・第1回： 5月31日(金)、講演者：村木和弘氏（�螢ぅ瓠璽献錺鵝� ・第2回： 7月26日(金)、講演者：花村嗣信氏（国際航業�蝓� ・第3回： 9月27日(金)、講演者：渡邉祐三氏（�螢僖好魁� ・第4回：11月29日(金)、講演者：調整中 （�螢▲献◆法、�日程調整中 ・第5回： 1月17日(金)、講演者：調整中 （朝日航洋�蝓� ��2013年新規出版物の検討（住田副委員長からの提案の細部等） （「資料−４」参照） 各社の担当者の選任状況は下記の通り。 ・パスコ：佐々木、川口 国際：長谷川、大友（大谷） 朝日：高梨、鈴木 中日本：中舎、鈴木 アジア：榛原、広野 ・事例は３月下旬を目標に作成し、各担当者に配布予定。 �ぁ峩�間情報技術事例報告集」について（査読者など）（「資料−５」参照） ・編集委員は測量協会内部で対応するが、報告文の査読はSP会のメンバーに依頼す る予定である。 ・報告文の査読は１編２名体制とし、各社より査読委員の候補者を募集する。 ・報告文は、空間情報総括監理技術者の受験資格論文の実績として取り扱う予定。 ３．その他 ��SP会HPについて ・SP会のHP開設にあたり、各社１名の準備会担当者を選任する。 �⊆＿鶻�催予定：平成25年5月28日（火）13：30〜15：30 [ 測量協会 301号室 ] （岡本芳樹：パスコ） ＜編集よりお知らせ＞ 企画委員会及び各支部活動報告の議事録は、毎月10日迄に原稿を送付頂ければ、当月号 に掲載致します。なお、文字数によっては抜粋・要約する場合があります事を予めご了承 下さい。 ■リレーエッセイ＜空間連携＞ 4月になりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか？ この時期は、工期が集中する苦しい年度末を乗り越え、花粉もようやく少なくなり、お まけに豪勢に桜も咲いていますので、僕にとって1年でもっとも気が休まる時期です。 さて、下村さんからの話題はスマホの地図アプリですか。僕もスペーシャリストという のもはばかられる方向音痴ですので、スマホの地図アプリはマストアイテムです。最近の ソフトやインフラなどの充実で、初めての場所でももはや怖いもの無し。と思っていまし たが、地下に入ると3G回線やWi-Fiでおおまかな位置は特定されるものの、とんでもない ところにいたりしますね。 そんな地図アプリ未開の地？である地下空間ですが、いつも使っている渋谷駅の話です が、つい先日東急東横線と地下鉄副都心線の相互直通運転が開始され、当然駅も地下に移 りました。東横線の渋谷駅が使えなくなるのも残念ですが、ただでさえ複雑な地下空間を 持つ渋谷駅はもはやダンジョンと化しており、日常使いの僕でさえ（方向音痴ですが）出 口表示情報だけが頼りで自分がどこにいてどっちに歩いているのか全くわかっていません。 屋内GPSと呼ばれるIMESが普及すれば、地下であっても自分の位置や進んでいる方向が リアルタイムに更新されるわけですが（たぶん）、何だか世界が拡がりそうで素敵です。 うん？そうなると地下空間もある程度の精度を持った地図が普及してないとだめだな。 いやいや正確な地下地図をどうやってコンテンツ化するのか？ などなど楽しい妄想が拡がります。 こんなことを考えられるのも4月だからこそですね。次回は弊社で最も桜の似合う男、 小更さんにつなぎます。 （内田吉昭：パスコ） ■コラム 【執筆順番（敬称略）】 2013年 4月号 小澤（国際航業），�盍咫閉�日航洋） 5月号 盛田（パスコ），西野（パスコ） 6月号 中野（朝日航洋），宮坂（中日本航空） 7月号 江��（中日本航空），田丸（パスコ） 8月号 村上（朝日航洋），多田（ﾀｯｸｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ） 9月号 千葉（ﾀｯｸｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ），永田（ＧＩＳ関西） 10月号 廣瀬（ヤフー），向平（パスコ） 11月号 鵜飼（中日本航空），野田（アジア航測） 12月号 根本（パスコ），�睛�（朝日航洋） 2014年 1月号 岡部（パスコ），堀（朝日航洋） 2月号 小田原（アジア航測），西村（ｻﾝｺｰｺﾝｻﾙﾀﾝﾄ） 3月号 〜H25年度新会員を予定 ◇コラム 未曾有の地震から、そして仙台での単身赴任生活が2年経過した。被災地沿岸では津波 によるガレキが片付きつつあるが、復興への道のりはまだ端緒にある。被災地や防災集団 移転地の地形図作成、浸水区域内の既存建築物調査、土地区画整理に向けた地区界測量や 用地測量、仮置き場にあるガレキ量の測定、新しいまちのあり方を住民と合意形成するた めの三次元都市モデル作成。被災した市町村における空間情報に対するニーズは物凄い。 業界、企業、技術者の重責をひしひしと感じつつも、人手不足を恨めしく思う日々が続い ている。被災地の一日も早い復興に力を注ぐ一方、復興後は冷え込んだ市場に舞い戻るこ とが予想される。復興した後の飯の種を探すことも、今、東北に仕事の拠点を置くマネー ジャーとして考えねばならない。今と将来の空間情報事業を考えながら、夜な夜な石巻市 の銘酒「日高見」を注いだグラスを傾ける。日高見に酔いしれるのも復興支援の一環だと 固く信じている。皆さんも復興と信じ、ご賞味あれ。 （小澤理晴：国際航業） ◇コラム「デジタル天体写真」 昨今のデジタル化の波は様々な分野に革新的な進歩をもたらしています。私は天体写真 撮影を趣味の一つとしていますが、天文分野もデジタルへの移行がかなり進んできていま す。高性能の小型天体望遠鏡や高感度のデジタルカメラの登場で、誰でも簡単に美しい天 体写真が撮れるんです。子供の頃、宇宙の図鑑を見て感動したようなプロ級写真がいとも 簡単に。フィルムカメラの時代には数十分もの長時間露出が当たり前で、星の動きを追尾 する架台も強固なものが必要でした。それが今では数十秒の露出でオリオン大星雲やアン ドロメダ大星雲などが驚くほどよく写ります。また、画像処理の技術向上や街灯の波長を カットするフィルターで、大都会でもディープスカイの撮影が出来るようになりました。 ただ、最新のデジタル写真機材はモデルチェンジが早く、５年経てば陳腐化し、10年経 てばゴミとなってしまうことも。趣味への投資には家庭内稟議が厳しくなるばかりです。 （高貫潤一：朝日航洋） ■空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 等 今月は記事がございません。皆様からの投稿をお待ちしております。 ■測量協会イベント情報のお知らせ ◇第33回 地理空間情報イブニング・セミナー 「デジタルアーカイビング「時間軸」を重視したデータ取得と処理の事例」 講 師：佐野一英氏 (合)アミューズ・ワンセルフ 日 時：平成25年5月28日（火）16時〜17時30分 会 場：日本測量協会 研修室 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/k-academy250528.pdf （廿楽実：日本測量協会） ■編集後記 最近、森ビル製作の東京のジオラマ(1/1000)をテレビ等で目にしますが、俗に云うマッ カーサー道路開通による虎ノ門周辺に代表される東京の再開発の象徴のように感じます。 この４月から東京都帰宅困難者対策条例が施行されましたが、平時でも迷ってしまう都 心の地下構造がより複雑になることに不安も覚えます。地下・屋内をナビゲートする類の サービスも散見されますが、一般化するのはまだまだこれからといった感じでしょうか。 東京の再開発は国際的な都市間競争の時代に不可欠といえ、このスピード感をもって、 地下・屋内空間の位置情報技術等の革新的な進歩を期待したいですね。 (大橋) ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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