| タイトル：スペーシャリスト会報 Vol.88 | 発行日時：20014年4月16日8時40分46秒 |
| ┏ Magazine from Spatialist Club ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 20014年4月16日 ◇ スペーシャリスト メールマガジン ◇ vol.88 発行元：スペーシャリストMM事務局 http://www.capnet.jp/spatial/ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ INDEX ： ＊ニュース・ラウンジ（早川和夫） ＊企画委員会・各支部活動報告（大橋明彦） ＊リレーエッセイ＜空間連携＞（堀秀樹) ＊新会員のコーナー（酒井拓也,内川裕委） ＊空間情報関連便利グッズ/書籍の紹介等（大山容一） ＊測量協会からのお知らせ（廿楽実） ============================================================================ ■ニュース・ラウンジ ３月に技術士試験の発表があった。25年度の受験者数は23,123名（申込者数31,397名） で合格者は3,801名で合格率16.4％であった。そのうち総合技術監理部門は受験者数 3,293名、合格者が431名で合格率は13.1％であった。全部門の合格率は昨年度（13.7％）、 一昨年度（14.3％）と比較してやや高くなったものの、合格率については大きな変化はな かった。 ただし、総合技術監理部門は24年度7.3％の合格率と落ち込んでいたが、25年度は 13.1％と回復した。25年度に試験制度が変更され、必須科目の択一化と体験論文の廃止が 知られているが、合格判定については、今回から選択科目は「専門知識」「課題解決」の 2題について記述するのであるが、それぞれに評価がなされ、一方がＢ評価（60〜40点） であっても、合計で60点以上であれば合格することが明確になった。 私は、社内で技術士の資格取得を推進する役を兼務しているため、合格率や試験制度に 目が行きがちであるが、文部科学省の科学技術・学術審議会、技術士分科会において技術 士の試験制度や継続教育について多くの論議がなされている。大きな問題点として８点を 掲げている。なかでも、技術士に求められる資質能力として、産業界や社会が求めている 「Ｔ型、Π型、Σ型のような、専門技術のみならず、技術横断的に広く問題を把握し解決 できる能力を兼ね備えた者」や「総合技術監理部門の技術的・経営的な課題を総合的活多 角的の解決できる技術者の養成」などが論議されている。本来、試験方法の変更への対応 も必要であろうが、着実に技術力を身に着けていく継続教育が必要であろう。私達も資格 合格をひとつのスタート地点あるいはベンチマークとして日々新しい技術の蓄積に勤めな ければならないと改めて感じた次第である。 (早川和夫：テイコク） ＜編集よりお知らせ＞ ５月号の担当は望月貫一郎さんです。 ■企画委員会・各支部活動報告 ◇「スペーシャリストの会」東京支部 技術士第二次試験受験対策勉強会 日 時：平成26年4月10日(木) 15時〜17時 会 場：株式会社パスコ（本社１F） 講 師：スペーシャリストの会東京支部会員団体から最近の同試験合格者が担当 タイムテーブル 1)セミナー概要（イントロ）15時00分〜15時10分 住田英二 支部長（進行） 2)対策講義（その１） 〜15時30分 パスコ；鈴木平三氏（応用理学） 3)対策講義（その２） 〜15時50分 アジア航測；村田眞司氏（応用理学） 4)対策講義（その３） 〜16時10分 国際航業；高橋元気氏（応用理学） 5)対策講義（その４） 〜16時30分 朝日航洋；清成研二氏（情報工学） 6)フリーディスカッション 〜17時00分 受講者；測量系技術者で今年度技術士第二次試験受験予定者 ９名 内 容；当日の説明資料は参加各社に配布する。 以上 （大橋明彦：パスコ） ＜編集よりお知らせ＞ 企画委員会及び各支部活動報告の議事録は、毎月10日迄に原稿を送付頂ければ、当月号 に掲載致します。なお、文字数によっては抜粋・要約する場合があります事を予めご了承 下さい。 ■リレーエッセイ＜空間連携＞ オリエンタルコンサルタンツの大久保様からバトンを受けました朝日航洋堀です。我が 家では、災害時の備えとして3日分の水、食料を備蓄しています。賞味期限が近くなると 古い蓄えを食し、新しく購入しています。 今一番の目標は「減量」です。現在の体重は85ｋｇです、この3か月で7kg減量し、78kg にすることが目標です。目標を達成するために、3度の食事の量を減らし、寝る前に運動 しています。 運動を継続できるように、スマホのアプリを使用しています。「Ｒuntastic」という無 料のアプリです。自宅を出発する前にアプリを軌道させ、スタートボタンを押し、運動の 種類（ランニング、サイクリング等）を選択します。15秒後に時間の計測、位置情報等の 記録が始まり運動を開始します。運動終了後、運動した時間、距離、高度、最大速度、カ ロリーが表示され、走行した経路が地図上に赤く表示され、どこを走ったか判ります。運 動した経過は日々の履歴として残り、過去の統計として総合、年、月、週単位で集計され ているため、いつ頃頑張っていたか、怠けていたか判ります。 体重を落とすには、毎日体重を量り記録することが一番です。体重が落ちていく様は、 とても壮快です。ここでも、無料の「Simple Diet」というアプリにて、体重を記録して います。継続は力なり、毎日こつこつと行うことが目標達成への一番の近道と考えます。 次回は、弊社東京空情支社の�睛�勝弘さんにバトンをお渡しします。 （堀秀樹：朝日航洋） ■新会員のコーナー 【執筆順番（敬称略）】 2014年 4月号 酒井（朝日航洋），内川（パスコ） 5月号 西岡（国際航業），油井（パスコ） 6月号 安藤（CSGコンサルタント），白戸（アジア航測） 7月号 鈴木（朝日航洋），杉山（朝日航洋） 8月号 小杉（パスコ），江上（パスコ） 9月号 日當（パスコ），橋爪（フジヤマ） 10月号 村田（パスコ），小野（中日本航空） 11月号 今井（国際航業），大江（パスコ） 12月号 花上（中央測量コンサルタント），伊藤（国際航業） 2015年 1月号 森本（四航コンサルタント），尾崎（アジア航測） ◇「人間の究極の幸せと技術者の成長」 2013年度入会の朝日航洋の酒井と申します。ここ数年は、おもにGISを利用した空間情 報の利活用に関する業務に従事しています。 今回は、人づてに聞き自身の従事した業務でも意識した「人間の究極の幸せ」について ご紹介します。 究極の幸せは、つぎの4点とのことです。 ・褒められること ・必要とされること ・役に立つこと ・愛されること これらはすべて他者から与えられるものです。私なりに究極の幸せと技術者の成長過程 を結び付けてみました。 空間情報コンサルタントは、我々の技術を必要とする方々の要求に対して最適な手法を 検討し成果を作成します。その結果、 �＼�果が高い評価を得られると次も良い成果を出そうと努力する ��努力することでスキルがあがり、これまで以上に顧客などから必要とされる �Ｉ�要とされることで役に立っていると実感できる �さど佞�と、愛される技術者になっている 究極の幸せは、技術者の成長とも密接に関係しているのだと思います。 （酒井拓也：朝日航洋） ◇「星に願いを」 今の時期、夜空を見上げると、ひときわ明るい星を見つけることができます。白く光る のは木星です。そして赤く光るのは火星。青白いシリウスよりもさらに目立ちます。天体 望遠鏡で木星を見ると、ちゃんと縞模様が見えます。ガニメデやエウロパといった衛星ま でも！入門用の機種でも見えるのです。感激しますよ。思えば、測量学の最初の講義は星 の話から始まりました。古代の人たちが、星をどのように使って測量を行っていたかとい う内容です。長い時を経て、現在では人工衛星が測量の主役になっていることを思うと、 不思議な気持ちになります。そしてこれら人工の星たちは、相対論を考慮した時計を内蔵 している。『うらしま効果』のあれです。宇宙の深淵に挑戦する技術の進歩にはワクワク させられます。ところで、毎晩星空を眺めながら帰宅していると、流れ星に出会う機会も 増えます。いつもはぼんやりと見送ってしまうのですが、先日「そうだ！願い事をしなけ れば！」と思い立ち、とっさに出てきた言葉が「金！」。我ながら情けなくなります。し かも、３回唱えなければ効果がないとのこと。次の機会に唱えるのは・・・「技術」？ （内川裕委：パスコ） ■空間情報関連便利グッズ / 書籍の紹介 等 ◇「もし「右」や「左」がなかったら−言語人類学への招待」井上京子著 大修館書店発 行(1998) ISBN4-469-21222-9 地理空間情報の表現方法としては絶対的な位置関係として、東西南北や高低が用いられ るが、その根本は、自己中心的な、前・後・上・下・左・右の位置関係が基本であり、情 報を発する方も受ける方もこれを自明のこととして疑うことはないであろう。 ところが、世界に数多ある言語の中には、「右」「左」という語彙がなく、そのような 概念も持たない事例が少なからずあるという。「右」「左」を用いずに、ここの人たちは どのように位置関係を認識し、伝えあっているのか。実験や観察を通して興味深い事実が 述べられている。日々の生活や仕事の中で、「表現する」ことについて考えさせられる。 （大山容一：国際航業） ＜編集よりお知らせ＞ ５月号の担当は秋山幸秀さんです。 ■測量協会からのお知らせ ◇公益社団法人日本測量協会から重要なお知らせ 【空間情報総括監理技術者の認定登録更新】時には所定の測量CPDポイントが必要になり ます。 《更新条件》 ☆平成21〜23年度までの認定登録者は、25ポイント/5年間 ☆平成24年度以降の認定登録者及び第1回更新済みの認定登録者は、40ポイント/5年間 認定資格者の更新対象年度には、日本測量協会からご案内をお送りします。 また、測量CPDポイントが更新時に基準に満たない場合には、ポイントが基準に達する 年度まで更新はできません。当協会から発行される認定技術者名簿にもその間は未掲 載となります。 ◇地理空間情報イブニング・セミナー 第37回 世界測地系とVLBIについて ―「世界標準の測地座標系」と「電波星を利用した宇宙測位技術」― 講 師:松坂茂氏(公益社団法人日本測量協会測量技術センター主任研究員) 日 程:平成26年5月20日(火) 会 場:日本測量協会研修室(東京) 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/k-academy260520.pdf ◇「測量・地理空間情報」プレ・イノベーション大会 主 催：公益社団法人 日本測量協会 共 催：スペーシャリストの会・ジオメトリストの会 日 時：平成26年7月14日(月)10時〜17時 会 場：測量年金会館(新宿区山吹町11-1) 詳 細：申込書は測量協会HPに掲載してあります。 全聴講の方のみ測量CPD6ポイントを発行します。 ◇空間情報技術事例報告集の報告文募集 ☆応募締め切り：随時（投稿報告文が到着次第、速やかに査読） ☆掲載可となれば、日本測量協会ホームページ上の［測量情報館］に掲載 技術事例報告集では、新規性や独創性という視点とは別に、 (1)創意工夫性（何らかの創意工夫による業務改善への貢献など） (2)実用性（実務への応用性や実際に業務等に適用していく際の実用性など） (3)信頼性（技術事例報告の内容やその結果に対して、信頼性や実証性など） (4)今後の展開性（空間情報技術領域の中で、他技術領域への新たな展開や応用 の可能性、他技術との融合性や融合利用の可能性などを含めて今後の展開性） という視点から査読し、技術事例報告として採用致します。奮って、投稿ください。 詳しくは、http://www.jsurvey.jp/kuukanhoukoku.pdf （廿楽実：日本測量協会） ■編集後記 新年度に入っても何かと慌ただしい時期かと思いますが、この14日には、技術士第二次 試験の受付が始まりました。各社試験対策等も行われているかと思いますが、新しい年度 に入ったこの時期に、改めて技術士倫理綱領を読み返して、襟を正すことも必要ですね。 (大橋) ──────────────────────────────────────── All Rights Reserved, COPYRIGHT(c) Spatialist Club このメールマガジンを紹介したい方は各自の責任で転送しても結構です。 ──────────────────────────────────────── |
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